BNK48チャープランさん、台湾でAKB48 Team TPメンバーと夜市を楽しむ

BNK48のことはあまり知らないのだが、チャープランさんがいま台湾に遊びに来ていて、台北のAKB48 Team TPメンバーと夜市に遊びに出かけたようだ。

↓こちらの動画。Team TPの香港メンバー・スティッチ(冼迪琦)もいる。

結局、AKB48中国再上陸の上海Team SHと、台湾Team TPの決定的な差はここだと思う。

東南アジアのAKB48姉妹グループと台湾Team TPメンバーは、こうやって非公式でも気軽に交流できるが、上海Team SHは政治的な理由からそう簡単にはいかない。(上の動画には旧TPE48時に退団済みの陳詩媛もいる)

Team SHは中国国外では、先日のデビューシングルの東京でのMV撮影や、2019/1/27に開催されるAKB48 Group Asia Festival 2019など、オフィシャルに計画されたイベントでしか日本本部のメンバーや他の姉妹グループと交流できない。

上海SNH48は、幸いと言っていいのか、AKB48と無関係に中国国内で活動し、たまに韓国の音楽賞に参加するなど独自の動きができる。

しかしAKSはSNH48と2016/06/10に決裂した教訓から、Team SHの活動を完全にコントロールするだろうから、中国国外では中国代表として活動するのに、中国国内ではあくまで「日本のグループ」としてしか活動できない。

各種イベントも日本企業がスポンサーになることが多い。2018/12/21のAKB48 Team SH出演のネット生放送も、中国電信上海、斗魚音楽に加えて、タイガーがスポンサーになっている。

2018/12/17にTeam SHがゲスト参加した上海で開催の「2018年度FGF家庭遊戯大会(家庭用ゲーム大会)」もSNK社長が参加している。先日の上海の大型ショッピングモール「大悦城」で、『セーラームーン』期間限定グッズショップでイベントを開いたのも同じ。

今のところほぼすべての中国国内での活動が日本企業がらみだ。Team SHはあくまで「日本のアイドルグループの中国支店」という位置づけである。

しかもSNH48結成時と違って、宮澤佐江さん、鈴木まりやさんのような「留学生」がいない。

今のファーウェイ問題もそうだが、経済面であっても日中関係が悪化すると、Team SHが日本企業をたよりに中国国内で活動するチャンスは確実に減ってしまう。かといって中国国外で他の姉妹グループと連動した活動をすることもできない。

それでもAKSが中国再上陸したのは、やはりロイヤルティー収入ではないかと推測される。Team SHの中国国内での収益にかかわらず著作権使用料の中国運営側負担は発生するからだ。

Team SHの活動を完全にコントロールしつつ、日中関係が悪化してもその影響を受けないように、「日本のアイドルグループの支店」として事業を継続するのは至難の業のように思える。