北京BEJ48の歌姫、黃恩茹が湖南衛星TVネット放送『天生音雄』決勝で「人気優勝」

昨日2018/12/22、北京BEJ48 Team Jher(黃恩茹)が選手として出演していた湖南衛星テレビネット放送の歌手対決バラエティー『京東校園之星 天声音雄』が最終回の決勝戦だった。

結果、優勝が北京のタレントマネジメント会社・天宏盛世の李銘という男性歌手。この会社所属の歌手で筆者が知っているのは、吉克雋逸、譚維維。個人的には譚維維所属というだけでけっこうすごい会社という感想。

そういう事務所が若手歌手を育てるためにこの番組に練習生を送り込んだということだろう。

そしてher(黃恩茹)は「人気優勝(人気冠軍)」という微妙な位置づけの優勝となった。彼女も上海SNH48運営がマネジメント会社として、SNH48グループの中でも「顔面偏差値」と歌唱力がトップクラスのメンバーをこの番組に送り込んだということだろう。

この2018/12/22放送『天生音雄』のプログラムはこちら。後半は前半の投票と審査結果によって歌えるかどうかが決まる。

黃恩茹はプログラムでは、オープニング、『尾巴』『虫のバラード』『房間』『What I Did For Love』となっているが、最後の『What I Did For Love』は途中で敗退したため歌えなかったようだ。

↓全編は2時間20分だがYouTubeには前半しかなかった。

↓her(黃恩茹)出演部分だけのカット

ソロを切り出したカットは以下のとおり。

↓『尾巴』、原曲を歌っている蘇運瑩さん(1991年生まれ)とのデュエット。

この『尾巴』(尾っぽの意味)は今年2018年公開で周冬雨主演の中国映画『動物世界』のPRソングとのこと。

↓『虫のバラード』

うむむ。もうそろそろAKB48楽曲はやめて欲しい。そもそも現地AKB48ファン以外、この曲を知っている視聴者はいないので、SNH48グループのオリジナル曲でも全然いいわけで。

↓『房間』

この『房間』(部屋の意味)は劉瑞琦(1993年生まれ)という中国の女性シンガーソングライターの曲。上の蘇運瑩さんも、劉瑞琦さんも、中国に無数にあるオーディション番組からデビュー。

2000年代の中国の歌手は全員といっていいほどテレビやネットのオーディション番組で名前を売ってデビューするというのが定番になっているようだ。

優勝した李銘の歌だけ聴くと優勝も納得の素晴らしい歌唱力で、やはり黃恩茹ははるかに及ばないのが正直なところ。

黃恩茹とデュエットした蘇運瑩さんもそうだが音程が微妙に外れており聴いていてやや居心地が悪い。

(ちなみに筆者がチューニングの聴力に一定の自信を持っているのは、クラシックギターが趣味でチューナーを使わずにずっとハーモニクスでチューニングしており(実はそうすると平均律にならないのだが)、大学の時オーケストラで金管を担当していた友達に褒められたことがあるため)

ところで今番組、決勝戦の放送が終わっておしまいにならないらしい。2018/12/31に「校園101」のデビュー曲がネット公開されるという意味不明の展開になるようだ。

「校園101」って、ネーミングが完全に『Produce101』のパクリじゃないかと思うが、そこは中国ということで。中国で韓国Mnetから正式に『Produce101』の版権を購入しているのはテンセント動画(騰訊視頻)で、『天生音雄』を放送している湖南衛星テレビは無関係。

SNH48ファンとしては、これで北京BEJ48という名前付きでher(黃恩茹)の知名度がどこまで上がったかが気になるところだ。

そして「校園101(キャンパス101)」というのが何なのかという点も気になる…。