上海SNH48がObEN社と開発中のAIバーチャルアイドルがサウス・チャイナ・モーニング・ポストの記事に

上海SNH48新年EP『此刻到永遠』MVが先日公開され、何とも言えないObEN社、Project AI制作のアバターとメンバーが「共演」していたが、香港サウス・チャイナ・モーニング・ポスト、AP通信、Project PAIのアメブロなどに記事が出ていたようだ。

↓これが何とも言えない雰囲気をかもし出しているアバター

まずサウス・チャイナ・モーニング・ポストの記事。「中国のガールズグループSNH48がAIでデジタルクローンを制作~C-POPファン経済は2020年までに145億ドルと推計」

‘Chinese girl idol group SNH48 creates digital clones built by AI’ China’s pop music fan economy is estimated to be worth $14.5 billion by 2020(South China Morning Post 2018/12/25 06:33)

サウス・チャイナ・モーニング・ポストの記事は念のため画面ショットも貼っておく

英語なのでご自身でお読みいただきたいが、内容を読むとこのサウス・チャイナ・モーニング・ポストの記事は制作会社の原稿ではなく、同紙の記者Meng Jingが自ら情報をまとめて書いているようだ。

SNH48『Now And Forever』のMVはテンセント(騰訊)の支援を受けている人工知能ベンチャーのObENと共同制作したもので、上海SNH48の副社長Xiong Weiは「この曲はバーチャルアイドル市場のテストの最初のステップで、より知能のあるバーチャルアイドルを作りたい」と思っているらしい。

同氏は「人間のアイドルは完璧でありづらい。年齢の制限があるし、恋愛についてのゴシップもある。バーチャルアイドルではそういうことは一切問題にならない」と語っているようだ。ものすごくぶっちゃけた意見で面白すぎる。

この記事では初音ミクなどのバーチャルアイドルについても忘れずに触れられており、それらとの違いは人工知能を持ち自ら人間とコミュニケーションがとれる点にあるとのこと。

ObENは韓国最大の芸能事務所S.M. Entertainmentとも共同で人工知能をもつバーチャルアイドルの開発に取り組んでいるようだ。

個人的に人工知能ブームの便乗ビジネスの一つに終わってしまうのではと危惧する。だってやっぱりアイドルの魅力はスキャンダルも含めた「人間味」でしょう。

そして開発元のProject PAIが日本語で開設しているアメブロ。こちらは制作元なので単なる宣伝記事になっている。

「PAI最新情報 12/27 ー PAIコインで買おう!」(Project PAI公式ブログ 2018/12/27 23:00)

アメブロも念のため画面ショットも貼っておく