SNH48卒業生キクちゃん(鞠婧禕)が中国旧正月最大の国民的番組、中国中央電視台CCTV1『春晩』に初出演ほぼ確定のようだ。CCTV1の『春晩』は生放送だが、3グループ目のリハーサルにキクちゃんが参加するところが目撃されたとのこと。
なおキクちゃんは上海SNH48卒業後も、同運営会社所属のままソロ活動をつづけている。日本で言えばAKB48は卒業したがAKS所属のまま、みたいな感じ。
↓こちらは中国動画サイト最大手「iQiYi 愛奇藝」エンタメニュースの中国ツイッターアカウント
「語言類節目」とあるので、歌やダンスではなくショートコントに出演するようだ。
↓こちらは中国ツイッター運営会社「新浪」のテレビニュースアカウント
他の出演者の名前とともにキクちゃんの名前がある。ポイントはキクちゃんについてだけハッシュタグ「#鞠婧禕將首登央視春晚#」(鞠婧禕中国中央電視台の春晩に初登場)がついていること。
そしてこのハッシュタグが、一瞬だけれど中国ツイッターのホットワード第1位になった。
中国ツイッターのエンタメ関係のインフルエンサー・アカウントの評判は良くない。
「娯楽圏神評」2019/01/29 20:14のツイートは「春晩はたしかにますますlowになってきた。とうじ日本で4000年に一人の美少女と評されたからだ!!歌を歌ったあとテレビに出演しているが大した演技もしていないし、バズる価値のある作品もないね」
「電影院菌」2019/01/29 22:02のコラムは「ネットユーザいわく:春晩の敷居はこんなに低くなったの?」
「影視笑開懐」2019/01/29 21:12のコラムは「今回の春晩はほんとにネットで話題のスターばかりで埋めつくされるのか?」
ただし、これらの「酷評」をそのとおりに受け取ってはいけないのが、中国エンタメ業界。ネガティブでも何でもとにかく話題になったもの勝ち。
その証拠にこれらのコラムにも「#鞠婧禕將首登央視春晚#」というハッシュタグが付いている。
SNH48が以前、『逐夢演芸圈(芸能界に夢を追って)』という、ヒドい洗脳ソングでネットの話題になったのも同じことだ。
今回ハッシュタグが1位になったのも、おそらくSNH48運営会社がフォロワーの多いインフルエンサーにお金を払ってツイートやコラムを依頼したからだと言われている。
これらインフルエンサーはいろいろな芸能人や映画製作者から、ツイートやコラムの依頼を受けることでお金を稼いでいる。中身は悪評でもいいのでとにかく話題になることが重要。
「鞠婧禕みたいなネットでちょっと話題になっただけの大したことのない女性タレントが、天下の『春晩』に出るとはヒドい話だ」という前ふりをしておけば、「どれだけヒドいか見てやろう」ということになる。
そうなれば上海SNH48運営会社の勝ちだ。