上海SNH48小ネタ集:Hisenseスマホ発表会、生放送チーム報酬半減、自動車アフターサービス企業PR

上海SNH48の小ネタ集。

Hisenseスマホ発表会に参加

Hisense(海信)は中国の電器メーカーで名前は聞いたことがあったが、スマホを作っているとは知らなかった。

ウィキペディアで初めて知ったが、2017年に東芝テレビブランド「REGZA」を買収している他、Hisense本体は全世界の中国メーカーブランドで、ファーウェイ、レノボ、アリババ、シャオミー、バイトダンス(TikTokの開発元)につぐ6位、7位にハイアールが来る大企業。

ただ、スマホは全くと言っていいほど売れていないようだ。

2019/04/03四川省峨眉山で開催されるそのHisenseのスマートフォン新機種発表会に、上海SNH48 Team SII チェンスー(陳思)CC(徐晨辰)チュンチュン(袁雨楨)CoCo(邵雪聰)がゲスト参加するとのこと。

中国のスマホブランドと言えば、日本ではほぼ無名のoppo、vivio、シャオミー、レノボあたり。

昨年SNH48グループ第四回リクエストアワーはシャオミー(小米)が冠スポンサーになっていたが、今回はHisenseということで、スマホのPRのお仕事としてはかなりランクが落ちた感じ。

生放送チームのお給料半減

2019/01/19(土)の上海SNH48第五回リクエストアワーで、瀋陽SHY48、重慶CKG48が解散、その多くのメンバーが劇場公演も握手会も営業のお仕事もなく、活動は公式アプリ「Pocket48」生放送や中国ツイッター(新浪微博)、ビリビリ動画への投稿など、オンラインだけという新チーム「IDOLS Ft」が結成された。

その後、2019/02末までに「IDOLS Ft」として追加契約をし、生放送の活動だけで正規メンバーへの復活を目指すか、契約せず事実上の退団するか、「IDOLS Ft」メンバーは選択を迫られた。

そして契約したメンバーが現在もオンラインだけの活動を続けている。

そのIDOLS Ftメンバーの2019/04の報酬基準が、2019/03と比べて、何と半減したという悲しいお知らせ。

2019/03の報酬は以下のとおり。

・公式アプリ生放送:時給1000点
・自撮り9枚つきツイート:1ツイート1000点
・ビリビリ動画、TikTokなどへの動画、音声、文字などの投稿:1投稿1000点
・公式アプリでファンの書込みへのレス:日給100点

10点=1人民元=約16円で、そこから運営会社が何割かを天引きした残りがメンバーの報酬だ。それぞれ上限はなし。何時間生放送してもいいし、ツイートしまくっても構わない。

これが2019/04は以下のようになる。

・公式アプリ生放送:時給500点
・自撮り9毎月ツイート:1ツイート500点
・ビリビリ動画、TikTokなどへの動画、音声、文字などの投稿:1投稿500点
・公式アプリでファンの書込みへのレス:日給50点
・公式アプリポイント1万点獲得あたり、5000点

4つめまでの項目は見事に半分に減らされている。そして5つめが追加されているが、これはおそらく生放送中などにファンがプレゼントするバーチャルアイテムのこと。

たとえばバーチャルアイテムの「王冠(皇冠)」は5000ポイント=500人民元=約8000円。この王冠2つ分を稼がないと、メンバーは点数に交換することさえできないということだろう。

人気メンバーでさえ毎日生放送しても5000ポイント稼げる日はめったになく、ふだんファンと直接ふれるチャンスがないIDOLS Ftメンバーにとって1万アプリポイントのハードルは高い。

運営会社がIDOLS Ftに残ったメンバーも本格的に選別し始めたということかもしれない。このリーク情報で危機感をもったメンバーの応援会は、逆に頑張ってバーチャルアイテムをプレゼントするだろうから。

自動車アフターサービス途虎養車のPR

これは以前からSNH48の固定メンバーがイメージキャラクターを担当している、中国のオートバックス的な自動車アフターサービス企業「途虎養車」のお仕事。

オンラインショップで限定商品を購入すれば、オフライン・ファンミーティング参加資格をプレゼントというプロモーション。

ポスターイメージはKIKI(許佳琪)ランラン(宋昕冉)ニモ(費沁源)ジェニー(孫珍妮)の4人だが、オフライン・ファンミーティングにはジェニーが大学入試で出席できないため、代わりにシャンシャン(姜杉)が出るようだ。妥当なピンチヒッター。

途虎養車については、昨年2018年秋に中国三大ネット企業テンセント(騰訊)から出資を受け、「販売、金融分野でも協力を深める」とのこと。

↓クリエイティブ制作のメイキング

何だかんだ言ってSNH48のイメージキャラクターのお仕事は、品質にバラつきはあるものの、いろいろなメンバーが幅広い企業から受けられている。

中国版『Produce101』からデビューしたロケットガールズのイメージキャラクターのお仕事が、結局ほぼ、楊超越、ミギ(孟美岐)、ソニ(吳宣儀)の3人に集中しているのとは対照的だ。

このあたりはメンバーを200人近く抱えている48系グループの強みと言える。