中国版『Produce101』からデビューのロケットガールズ解散まで1年、卒業ツアー日程発表

いま中国でいちばん人気の女性アイドルグループ「ロケットガールズ101(火箭少女101)」だが、契約期間が2年ということで、2019/06/22開催の結成一周年サイン会で「卒業まであと366日カウントダウン」を開始したようだ。2年の期限付きグループだということをすっかり忘れていた(汗)。

↓こちらが来年、ロケットガールズお別れツアーの日程。

2020/03/07杭州から始まって、最後は2020/06/30、07/11の「鳥の巣」国家体育場と、さすが華々しい幕引き。

筆者の勝手な予想では、ロケットガールズ101解散後も現地メディアの熱い注目を集めつづけるのは、たぶん宇宙少女ミギ(孟美岐)、ソニ(吳宣儀)と楊超越くらいになるのではないか。

ロケットガールズ最新シングル『風』MVの監督・新宮良平氏は欅坂46『二人セゾン』『不協和音』『アンビバレント』『黒い羊』などの監督らしい。

結局は48系・坂道系に戻って来るんかい!とツッコミを入れたくなる。

↓ロケットガールズ『風』MV 2019/06/24リリース

じゃあSNH48が来年2020年も生き延びたとして(汗)、ロケットガールズが解散して中国芸能界で有利になるかと言えば、ビミョーだと思う。

中国で日本系よりK-POP系の方が圧倒的人気という状況は変わらない。

今までロケットガールズに奪われていたバラエティーや企業とのタイアップのうち、SNH48が取りもどせるのは、日本系かK-POP系かにこだわらないものに限られるだろう。

なのでロケットガールズに流れていた仕事を取りに行くには、やっぱり7SENSESや、それに続くSNH48のK-POPスタイルのサブユニットが鍵になりそうだ。

2019/01/19のSNH48グループ第五回リクエストアワーで発表された新しい7人組サブユニットが、2019/07/27の第六回総選挙コンサートでのお披露目に向け、今月末から特訓のために韓国に滞在する。

メンバーは上海SNH48レンレン(吳哲晗)ルオルオ(徐子軒)四期生スイスイ(楊冰怡)炭酸(張丹三)Yoko(張怡)Yoki(袁一琦)、唯一広州GNZ48からsoso(張瓊予)の7人。

韓国で特訓するくらいなので、K-POPスタイルであることは間違いない。

さらにその後には、同じく第五回リクエストアワーで発表され、2年計画で韓国に長期滞在してレッスン中のサブユニットが続く。高崇、李佳恩、王秋茹、徐佳音、周睿林の5名だ。

以前から書いているように、SNH48は中国芸能界で生き残るためには、48系の枠組みを超えた多角化をせざるを得ない。映像制作による版権ビジネスへの進出や、公式スマホゲームの自社開発、男性アイドルグループ運営などだ。

それを理解していなかったAKB48運営会社と決裂したのは、ある意味必然だったと言える。

だからこそ、AKS中国再上陸の上海AKB48 Team SHが、純粋な48系路線で中国でどこまで生き延びられるかが見どころになる。