2019/07/05(金)初日をむかえる広州GNZ48 Team G全曲オリジナル新公演『Victoria.G』予告編が公開された。
たぶん広州GNZ48のMV『たんぽぽの足跡(蒲公英的腳印)』や、最近では『HERO』のあの監督さんの作品だと思う。
いつも通り非常に手堅い作風。ハリウッドの大作ばかり観ている人には分からないだろうけど(汗)。
4:10あたりから聞こえてくるピアノの旋律は「Miss三部作」第一作GNZ48 Team NIII『Fiona.N』のタイトル曲『Fiona.N』のアウトロ。
今回の予告編、さすがに同じような年齢のメンバーが、母娘役だったり、子供時代と現在だったりで、ぱっと見では無理がある。かといって老けメイクするわけにも行かないので、仕方ないだろう。
個人的に気に入った2カットを貼ってみる。
会議室の中で話す徐慧玲、葉舒淇の2人と、このカットが交互につながれているが、CK(陳珂)の背後からのカメラが、CKが右へフレームアウトするまで背後からのままなのが素晴らしい。
ふつうなら、いったんCKの表情をとらえるカメラ位置に切り替えるが、それをやっていない。それの何が素晴らしいのか、分からない人は分からなくていいです(汗)。
またこのシーケンスはBGM、人の声、環境音のミキシングもとても良い。
この監督の音響設計の素晴らしいところは、ちゃんと現場音を拾って、アフレコだけに頼らないこと。セリフもほとんど(全部?)現場で拾っている。
(対して、BEJ48の映像作品のセリフはほぼアフレコ。『晨曦下的我們』MV冒頭の集合写真のシーンもセリフや効果音がすべてアフレコ)
ヤンヤン(黄楚茵)が下にいる恋人に糸電話を下ろすカットの、この左側の余白は鳥肌モノ。普通だったら人物を中央に置くが、それをやらない点が重要。
このカットで重要なのはハサミにピントが合っていないこと。そして糸が切れる音の音量が絶妙。うっかりすると聞き逃す。
安心して観られるクオリティ。
そして広州GNZ48が良いのは制服衣装がコンサバなこと。今回のメインの衣装もコンサバで良い。
この記事を書いている時点では初日は明日だが、どんな舞台になるか楽しみ。