新進気鋭の男性芸術家と親密にしている動画が2本も漏えいして、とうとうチーム「IDOLS Ft」に降格されたSNH48四期生炭酸(張丹三)だが、特訓中の韓国でまた問題を起こしたらしい。
韓国に赴いて特訓中なのは、2019/01/19の第五回リクエストアワーで、ファン投票で選ばれた新K-POPユニットだ。
他のメンバーにはレンレン(吳哲晗)、ルオルオ(徐子軒)、スイスイ(楊冰怡)、Yoko(張怡)、Yoki(袁一琦)、soso(張瓊予)がいる。
炭酸(張丹三)本人がIDOLS Ftのアカウントではなく、個人アカウントでツイートした内容によると、夜宿舎を勝手に抜け出して一晩帰ってこなかったとのこと。
そのため2019/07/13韓国の街頭でのこのサブユニットのストリートパフォーマンスに参加できなかった。
今回の件で、とうとう彼女の応援会が第六回総選挙へ向けた資金集め活動を停止した。さすがの応援会も我慢の限界といったところだろうか。
以下が2019/07/12~07/13にかけての本人のツイート。
以下の2枚の画面ショットはほぼ同じだが、1枚目を編集して少し付け加えたのが2枚目なので、2枚目だけ日本語試訳する。
要約するとこう書いてある。
「サブユニットの一員として、チームにも個人にもファンにも極度に無責任な行為におよんだ。今回の件で影響を受けたメンバー、スタッフ、ファンに謝罪するよう望んでいる。応援会としてはサブユニットを担当するすべてのスタッフ、他のメンバーとファンに謝罪する。今回の第六回総選挙の資金集め活動は二度と設定しない」
このサブユニットは2019/07/27(土)開催の第六回総選挙でお披露目のパフォーマンスをする予定だが、おそらく予定どおり参加するはずだ。
ここからは筆者の個人的な考えなので、読み飛ばして頂いてもいい。
この種の事件に関連して、2019/07/12に生誕祭公演を行った広州GNZ48 Team Zの方琪(ファン・チー)が、誕生祝いのコーナーで本質を突いた発言をしている。
私がSNH48のルールを壊したっていうなら、投票しなさいよ。自分が応援するアイドルにさえ投票してないでしょ。私のファンは私をここまでのポジションにするためにお金を使ってくれた。お金を使わないあなたたちは、何の資格があってお金を使ってる人たちを罵倒するの。
金を使わないファンは黙ってろ、ということだ。
方琪は重慶CKG48から広州GNZ48 Team Zに移籍したことについて、いろんなウワサを立てられ、反感を持つ現地の他のメンバーのファンから叩かれている。
それに対するこの反論はまさに今のSNH48、というより有償のファン投票でグループ内の順位とチャンスの配分が決まるすべてのアイドルグループの本質を言っている。
ファンは、金を使うか使わないかがすべて。
メンバーは、どれだけ票を稼げるかがすべて。
炭酸(張丹三)もファンがお金を使って彼女に投票する限り、どんなウワサを立てられようと、現実にどういう行為をしようと、すべて正当化される。
とても合理的な考え方だ。
運営会社にとって金を稼ぐメンバーは、グループ全体の名誉を棄損するようなことをしない限りやめさせない方が経済合理性がある。
特定のメンバーが叩かれれば叩かれるほど、そのメンバーの応援会は彼女を守るためにより多くお金を使う。
叩かれているメンバーがいればそれを放置するのが、運営会社にとって経済合理性がある。
どれだけ歌やダンスの実力があっても、ファンから票を集めて運営会社の収益に貢献しなければチャンスを与えない。
金を使わないファンはファンとみなされず、このシステムから排除される。結果、ファン圏は一定以上には拡大しない。
「ロケットガールズ(火箭少女101)」のように人数が限られるグループは、投票イベントがある場合でも他のタレントやグループとの競争になる。
グループを超えて競争の広がりがあるため、外部の人間がファンになりやすい。
なぜなら、ファンになったからといって毎年自分の好きなメンバーのために、グループ内のファン同士で金を使う競争をする必要がない。せいぜい金のからまない罵りあいだ。
日本の48系も同じで、マスメディア露出が多いため全国区の知名度はあるが、実際に総選挙に金を出すファンはごく一部だ。
感情に訴えて現金をつかったファンの内部対立を引き起こすことで、運営会社の収益を上げるというシステムは本当によく考えられていると思う。