上海SNH48参加の中国動画サイト愛奇藝「2019ファンカーニバル」アイドル運動会全編

昨日2019/07/14(日)、中国動画サイト最大手「iQiYi 愛奇藝」の「粉絲嘉年華 ファンカーニバル」、アイドル運動会が行われ、ネット生中継された。会場は去年と同じ上海東方体育中心。参加女性タレント20名のうち6名がSNH48メンバーという(汗)。

↓こちらがポスターイメージ

↓こちらが全編の録画

SNH48参加メンバー

SNH48は去年も参加しており、その時のメンバーは、リサ(陸婷)、ななし(馮薪朵)、momo(莫寒)、タコちゃん(張語格)、KIKI(許佳琪)、ダイモン(戴萌)、ナナちゃん(萬麗娜)と、一期生、二期生のトップメンバー。この記事の一番下に全編の録画を貼っておく。

今回は、上海SNH48 Akira(趙粵)、スリー(孫芮)、ニモ(費沁源)、シャンシャン(姜杉)。北京BEJ48 DDD(段藝璇)、広州GNZ48 Kimmy(鄭丹妮)と、BEJ48、GNZ48からも参加した。

↓今回のSNH48グループからの参加はこの6人。

↓全参加者とチーム分け。左からリス組、パンダ組、くらげ組、ラッコ組。

参加者の人数は去年よりかなり増えている。

↓去年2018年の開会式

↓今年2019年の開会式

男性選手は楽華娯楽の「楽華七子NEXT」と、韓国NCTの中国ユニット「威神V WayV」の名前がやっぱり目立つ。またiQiYiの男性アイドルぐオーディション番組『青春有你』参加者も多数いるようだ。

元SNH48三期生ドゥードゥー(陳怡馨)も参加

女性のK-POP組は、去年はソンソ(程潇)、キョルギョン(周潔瓊)の2人が参加していたが、今年はキョルギョン(周潔瓊)だけ。

↓今回アーチェリーで北京BEJ48 DDD(段藝璇)との決勝を制して優勝したキョルギョン(周潔瓊)

他の女性選手を調べてみた。

SNH48ファン的に最大の見どころは元SNH48三期制ドゥードゥー(陳怡馨)だ。

彼女ははうつ病を理由にSNH48を退団し、その後タレント活動を再開している。現地ファンには「うつ病退団メンバーの始祖」と悪口を言う人もいる。例えばSNH48五期生の鄒佳佳もうつ病で退団した後、タレント活動を再開している。

今回現役SNH48メンバーとかなり気まずいことになるのではと心配する向きもあったが、待機席で仲良さそうにしゃべっているのが印象的だった。

↓たとえばシャンシャン(姜杉)とはこんな感じ。

女性参加者の詳細

他の女性参加者のほとんどはiQiYi(愛奇藝)と何らかのつながりがある。

洪潇、卢洋洋は先日iQiYiで公開されたネットドラマ『追球』でSNH48第五回総選挙TOPのカチューシャ(李藝彤)と共演してるが、どちらも出演ランクは李藝彤より下。ドラマ『追球』出演者からは男性タレント、朱元冰、黃聖池も参加している。

卢洋洋はHannaという芸名で、K-POP女性アイドルグループ「MIXX」のキャプテンとして韓国『M Countdown』に出演経験がある。

↓MIXX ‘Oh Ma Mind’ M Countdown 2016/05/12

李盈盈、曾淇、楊雨潼は女性俳優で、iQiYiのオーディション番組『演員的品格』に参加している。元SNH48三期生ドゥードゥー(陳怡馨)もこの番組に参加していたようだ。

何美延(HAMY)は女性歌手で今年iQiYiのRAPPER対決番組『中国新説唱』に出演している。

吳思雨は北京電影学院の学生で、iQiYiのタレント育成プログラム「愛奇藝天鵝計画」に参加している。なぜか中国ツイッター(新浪微博)で上海SNH48九期生まおたん(朱小丹)をフォローしているのが気になった。

陳意涵(Estelle)は中国の歌手・女性俳優。去年、中国正規版『Produce101』に参加、最終第14位と「ロケットガールズ」の11人まであと一歩の好成績だった。

梁宝羚は女性俳優。吳千語はフランス人ハーフで香港中心に活動している女性俳優。趙露思は女性俳優。黄丹は手掛かりなし。

以上のように、女性選手計20名のうち、キョルギョン(周潔瓊)は別格として、iQiYiつながりの歌手・女性俳優が7名、SNH48グループが6名、元SNH48メンバーが1名(汗)、1人は中国正規版『Produce101』の参加者。iQiYiとはっきりしたつながりがなかったのが4名。

SNH48グループのメンバーがいなければこの番組は成立しないことになる。

こういうアイドルバラエティーは、中国ではやはり「アイドルの追っかけをするのは女性」という考え方が根強く、男性アイドルがメインだ。

そこに「花を添える」ために、ある程度タレント活動の経験がある女性アイドルを、まとまった人数集めたいとき、一括で発注できるSNH48は実はかなり存在意義があるのではないか。

これを確かめたくて、他の女性参加者の皆さんについて調べてみたというわけです(汗)。

運動会の結果は?

開会式で去年との違いが気になったのは、湖南衛星テレビの実力派男性ボーカリスト対決番組『声入人心』から結成された、4人組男性ボーカルグループ「声入人心男团」が『我和我的祖国』を歌い上げたこと。
これが今の政府に気をつかっていないと言えばウソになる。ちょっとしたバラエティー番組も現政権の「愛国」姿勢の影響を確実にうけている。

SNH48が最初に登場したのは女子50メートル走。

↓女子50メートル走・予選

↓女性50メートル走・決勝。北京BEJ48 DDD(段藝璇)優勝

↓女子新体操のSNH48 Akira(趙粵)

リボンが壊れてしまったため後半の難度の高い技ができず、点数が低くなってしまった。女子アーチェリーでもアーチェリー経験者のSNH48ニモ(費沁源)の弓に不具合があり、敗退するというトラブルがあり、この2人は運が悪かった。

↓女子アーチェリー

最後はキョルギョン(周潔瓊)、北京BEJ48 DDD(段藝璇)の一騎打ちでキョルギョンが優勝。

↓女子4×150メートルリレー

こちらはDDD(段藝璇)と何美延がぶっちぎりで、キョルギョン(周潔瓊)、シャンシャン(姜杉)のパンダチームが優勝。

最終結果はパンダチームが金メダル。最後の表彰式にキョルギョンがいなかったのは次のお仕事?

以上、視聴者がかなり限定されるバラエティー番組だが、今の中国の芸能界で、合理的な費用で効率的にキャスティングできる女性アイドルグループはSNH48しかいないことがよく分かる。

SNH48ファンが「SNH48はもうすぐ解散する」と言い続けているけれど、中国の第二線女性アイドルグループ市場をほぼ独占しているSNH48には確実に需要がある。

参考までに、昨年分「2018愛奇藝粉絲嘉年華」2018/04/29全編はこちら