上海SNH48第六回総選挙結果が『環球時報』『新聞晨報』の芸能面に掲載

上海SNH48第六回総選挙結果が、例によって中国の主要紙の芸能面に取り上げられたようだ。中国共産党機関紙『人民日報』のやわらかいバージョン『環球時報 Global Times』と、地元上海の『新聞晨報 Shanghai Morning Post』。

↓こちらが『環球時報』

この記事は、SNH48第六回総選挙の直前の時期に、中国のネットで話題になったジェイ・チョウ(周傑倫)、蔡徐坤ファン投票対決から書き出している。

中国ツイッター(新浪微博)のファン投票ランキングで、この2人の新旧世代男性「アイドル」がトップ争いをして、最後にはジェイ・チョウが勝ち、面目を保ったという芸能ネタだ。

蔡徐坤は男性版『Produce101』パクリ番組『偶像練習生』からデビューした男性アイドルグループ、NINE PERCENTのセンターをつとめている。ジェイ・チョウについては言うまでもなく中華圏で圧倒的人気の男性シンガーソングライター。

日本の中国クラスターの皆さんもほとんどが「旧世代」で『偶像練習生』など『Produce101』形式のオーディション番組をご存じない様子だったのが面白かった。

さすが『環球時報』だけあって、日本の芸能記事とは違う深みがあるが、いちいち日本語試訳しない。最後の部分だけ訳すと、「まさに周傑倫、蔡徐坤のハッシュタグ争いで”それぞれの時代にはそれぞれのアイドルが、それぞれの集団にはそれぞれの集団の指向性がある”と評されたように、アイドルの放つ光と神秘性は壊れてしまった。しかし自分の心の中の憧れは消えない。アイドルの容貌と能力は衰えても、深く隠された自意識は永遠に存在する。この時代に感謝したい。どんな見方をするにせよ、私たちがアイドルを崇拝することを通じて、自分自身が成長することには違いないのだから」

↓こちらは上海の『新聞晨報』

こちらの記事はSNH48グループの紹介、総選挙の仕組み、今回の第六回総選挙の結果について事実だけを淡々と書いているだけで、あまり面白くない。

両親が読んでいる新聞をたまたま目にして、SNH48のオーディションに応募したメンバーもいるので、こういう記事は意外にあなどれない。