上海SNH48キクちゃん(鞠婧禕)中国成立70周年『私と私の祖国』青春版MVに周冬雨、關曉彤と並んで出演

上海SNH48卒業生で運営会社所属のままソロ活動しているキクちゃん(鞠婧禕)が、中華人民共和国成立70周年を祝う愛国MV『私と私の祖国(我和我的祖国)』の「青春版」に出演、現地ネットで大々的に公開されている。

↓『我和我的祖国』青春版MV

↓SNH48グループVerは2019/07/27第六回総選挙コンサートのものがある。

上の「青春版」MVが単なる中国共産党のプロパガンダなのはもちろんだが、女性俳優として、周冬雨、關曉彤とならんでキクちゃんが入っているのは感無量。

キクちゃんも第一線、二線くらいの女性俳優として認められるようになったということだ。

なおツイッターで流れてきて知ったのだが、70周年を祝って制作された同名の大作プロパガンダ映画『我和我的祖国』の同名主題歌はフェイ・ウォン(王菲)が歌っているようだ。

↓2019/09/30公開映画『我和我的祖国』トレーラー

オムニバス形式の映画で、総監督はチェン・カイコー(陳凱歌)とのこと。

流れてきたツイートの内容は、フェイ・ウォンも「あちら側」の人になったのか、というものだった。

ご承知のようにフェイ・ウォン(王菲)は北京出身だが、香港で広東語ポップスでデビューしてブレイク、中華圏の大スターになった。

いまやジャッキー・チェンでさえ完全に「あちら側」、つまり中国政府側の人になっているくらいなので、フェイ・ウォンが『我和我的祖国』を歌っても筆者はあまり違和感がない。

それより日本スタイルのアイドルグループである、わがSNH48が『我和我的祖国』はおろか、『歌唱祖国』まで歌っていることに驚くべきことだろう。

むしろそれくらい中国の愛国プロパガンダはますます薄っぺらく、打算的で、内実のないものになっていることを意味しているからだ。