今日2018/12/03、AKB48中国再上陸の上海AKB48 Team SHが正式デビュー、記者発表会を行っている。その内容は以下の通り。いきなり資生堂と来た。
チャイナ・テレコム(中国電信)上海4Kミュージックとのコラボ
デビューは21名で、残り2名の劉絵、劉奕含はデビューせず。
周念琪が出演する舞台劇は上海ディズニーランドのビジュアル制作チームが担当。
スマホゲーム『AKB48 桜桃湾之夏』をAKB48本部とコラボでリリース
コシノジュンコとのコラボでオリジナルファッション・プロジェクト「idol + project」開始
idol + projectで留学生メンバーを選抜、1~2名が日本に留学研修し、メーカーとのコラボでブランド発表会、同時に商品発売。この短期留学生はコシノジュンコの審査を経て、合格した後にコラボ。
新EPは年明け旧正月(春節)前にリリース
Team SHバージョン『LOVE TRIP』の音源と歌詞についていろいろ書こうかと思ったが別の機会にする。
まず資生堂とのコラボ。
SNH48もデビュー当時、ソニーのハイレゾ・ウォークマンやスズキ自動車のイメージキャラクターを担当していたが、今回も資生堂と来て、日本サイドは同じくらいの力が入っていると言える。
ただ、資生堂だと男性ファンにとっては微妙だし、資生堂の製品の良さは同じ中国人の女子に宣伝してもらわなくても分かってるよ、という中国人女性がほとんどだろう。
次に、現地携帯電話会社とのコラボだが、ご存知のようにSNH48はチャイナ・モバイル(中国移動)の音楽配信サービス「MIGU」とずっと提携している。この点は大差ない。
次、オーディション合格者23名のうち2名がデビューしない件。うち1名はオーディション期間に恋愛をしていたためらしい。もう1人の理由は不明。
次のスマホゲームだが、SNH48運営会社は今でも独自に開発してファン向けにリリースしているが、独立前もAKB48本部とのコラボはなかった。この点は画期的。どういう形式でコラボするのだろうか。
次のコシノジュンコとのコラボで日本留学と日本でのオリジナルファションブランド展開には驚いた。
ただし、これも男性ファンにとっては微妙。日本で中国人女性アイドルグループに女性ファンが付く可能性は低いので、日本ブランドで箔をつけて中国の若い女性向けに販売する戦略だろうか。
SNH48は主婦の友社『ミーナ』中国版を買収して子会社にしているが、これもまだ公式姉妹グループだったときからの流れで、日本サイドの基本的な発想はSNH48のときと変わっていない。
ただ、どこまでガッツリからむのか分からないが、コシノジュンコというビックネームを持ってきたのはすごい。
しかし、例えば上海SNH48五期生パパ(洪珮雲)はアイドル業をやりながら、運営会社とは無関係に自分で日本に留学中。昨日の公式アプリ「Pocket48」生放送で日本語検定N3試験を受験した話をしていた。退団してしまったが、二期生・王依君、六期生・黃彤揚の2人も自分でフツーに日本留学中だ。
SNH48メンバーにとってチャンスは運営からではなく自分で勝ち取るものなのだ。
*)追記:書かれていないことに気づくべきだった。劇場の開設と劇場公演がいつなのか触れられていない。まさか劇場公演をやめる可能性があるということだろうか。
というわけで、ぱっと見はすごいが、全般的に日本だのみ、現地企業とのコラボはチャイナテレコムくらいなので、よくよく考えるとビミョーな点もあるAKB48 Team SHデビュー記者発表会の内容でした。
あとは中国サイドがいつまで黙って言いなりになってくれるかかなぁ・・・(汗)