上海SNH48関連ネタ。現地でいう「正能量」とアイドルについて。
「正能量」はポジティブなエネルギーという意味で、アイドルって本来はファンがディスり合ったり、金を使わないファンはファンじゃない、というような存在じゃなくて、応援してくれるファンに前向きな力を与えるものだよね、ということ。
↓2019/07/17 SNH48劇場前で脳性まひの一期生ダイモン(戴萌)ファンとダイモン
現地ファンのこちらのツイートによれば、わざわざ遼寧省から母親といっしょにダイモンを観に来たらしく、「ダイモンに会えた」と泣きながら喜んでいたようだ。
劇場には車いすなしで入り、この日の公演生中継の最後、ハイタッチ会の映像では母親に支えられながら歩いて、メンバーとハイタッチする様子が映っている。
もう一つ、うつ病の女性ファンが自分で編集して中国動画サイト「ビリビリ動画」に2019/06/06にUPしていた、北京BEJ48劇場公演を観に行った動画。
一般の方の動画をYouTubeに転載するのはどうかと思ったので、リンクだけにした。
この女性ファンは上海SNH48公演を観に行った動画もUPしていて、彼女もダイモン(戴萌)のファンらしい。
上の動画では後半に自分の病状についてキャプションで説明している。左手首の包帯はリストカットの傷とのこと。
「みんなのうつ病に対する誤解を解きたい」「そばにうつ病患者がいたら、出かけたり運動したりするように励まして、ふつうに話してほしい」
「(心療内科にかかってから)今まで薬を一回換えている」「発作の時は自分が現実の世界を切り離されたような感じになって」「自傷行為でハッと目覚める」
「人は責任を果たすためだけに生きているわけじゃない」「これからは今よりよく生きられる、楽しく生きられると信じてる」
社会で何かの責任を果たさない人間は生きている意味がない、というのは間違いだということ。
SNH48公演を観に行った動画で薬を飲んでいるところが映っているが、1回の服薬が6錠。何種類かまでは分からないが、多めなことには違いない。普通に見えるのは、たぶん安定剤がよく効いているからだろう。
応援するスターやタレントにはげまされて生きているファンは少なくないと思うけれど、この距離の近さは48系にしかできない交流だ。