元SNH48一期生の張馨方(チャン・シンファン)が退団の理由を告白

SNH48一期生ですでに退団済みの張馨方(チャン・シンファン)が、同じく退団済みの一期生・何軼琛(ホー・イーチェン)のツイートにコメントをつけて転載した。彼女がSNH48を退団した直接の理由が書かれており、現地ファンの議論を呼んでいるようだ。

中国はいま旧正月(春節)のお休み中で現役メンバーのネタがないので、小ネタとしてご紹介しておく。



もとの何軼琛のツイートはこちら。

何軼琛「今日一人で地下鉄に乗って上海に遊びに行った、人がほんと多いよ。結局午後中ずっと立ちっぱなし(汗)瞬間車いすがあればよかったのにと思った……以前の宿泊所とレッスン室を通りすぎて、ちょっと悲しくなった、4文字で形容するなら”刑満釈放(訳注:刑期満了で釈放されたという意味)”!」
2014/02/01 20:50

何軼琛は軽い冗談のつもりで、SNH48を退団したことを「刑期満了で釈放された」と書いたようだが、例によって現地ファンの憶測、ネットスラングでいう「脳補」を引き起こしてしまっている。

で、この何軼琛のツイートを転送しつつ、張馨方がつけたコメントが以下のとおり。

張馨方「あのころは楽しくなかったけど、SNH48を離れてからは逆に毎日たのしい。あの頃だんだん疑いが大きくなって、夢見ていたことがあなたたちに凌辱され、罵られて、笑われたよね?あなたが私を嫌いだったことは知ってるし、私もあなたが嫌いだった。SNH48を離れたのは、全部あなたたちのせい(分かるでしょ)、あなたたちが会社に私を重用しないようにさせて、最後には私が好きなファンのみんなとさよならしなきゃいけないように仕向けた。あなたたちは今はもう私をディスらないけど、私は永遠にあなたたちを許すことはできない。あたたたちを永遠に恨む!」
2014/02/02 02:42

このコメントでは「あなた」と「あなたたち」が使い分けられている。

一見すると「あなた」「あなたたち」は当時の他のメンバーのことだと誤解しそうになるが、彼女自身のコメントを最後まで読むと、中国2ちゃんねる(百度貼吧)で彼女をディスっていた人たちのことだと分かる。

中国2ちゃんねる(百度貼吧)での執拗なディスりに耐えられずSNH48を退団したということを、以下のコメントで張馨方は初めてはっきりと告白している。

以下、張馨方自身もふくめたコメントを適当に拾いつつ試訳する。すでに本人が削除したコメントも含めて試訳した。

張馨方「腹が立ったのは全部昔のこと。今は何も怒ってない。ただし許さないって書いただけ。今は楽しく過ごしてる。毎日楽しすぎるくらいで、怒ってないよ」
ファン「君をいじめる人がいたら僕に言って~~噛みついてやるから~」
張馨方「私をいじめた人は多かったけど、私が退団してから全員消えちゃった~~消えちゃっても私は許さないけどね」
張馨方「(訳注:ファンからの「黒幕がいたのでは」というコメントに対して)黒幕がいたかどうかは分からない。でも当時私をディスってた人は連帯してて、大きなグループだった。かなり怖かったよ。しかも当時は毎日私に卑猥で下品な事を言ってきた。私は見たくなかったのにいろんな方法で私に@マークを付けて言ってきた。それで1ページ1ページ見るうちに、私の頭は崩壊しちゃって、それで気持がコントロールできなくなって、過激なことを言ったら、またすぐ弱みをつかまれて、私はバカで低能だって言われた。」
張馨方「言われたことは全部、どうでもいいようなことで、私の映ってる写真の顔がくずれてるとか、メンバーの中で露出率が低いとか、私の顔がくずれてる写真が拡散されて、関係ない通りすがりの人まで私のことを笑ってディスるんじゃないかと、すごく心配してた。でも私のことを好きな人は以前も私を応援してくれて、とても感動して温かい気持にさせてくれたよ。でも大量のディスりの書き込みには勝てなかった。」
張馨方「私はけっして度量が大きくないし、お腹の中に船をのせることもできない。私って意気地なしだよ~」
張馨方「(訳注:ファンからの「昔に戻れたとしてまたSNH48に応募するか?」という質問に対して)応募する。応募しなかったら私のいろんなファンの人たちと出会えなかったでしょ。。特に”伝染”さん。問題があるとみんなが私を助けてくれた。見返りも求めずに私に良くしてくれる友だちと、こんなにたくさん出会えるなんて思わなかった。もしファンのみんながいなければ、私の世界観は私をディスった人たちに、きっとめちゃくちゃにされたよ~でもほんとに後悔はしてない」
ファン「シャオシン(訳注:張馨方のあだ名)はデリケートだね」
張馨方「あなたは当事者じゃなかったからだよ。あの頃は私の親戚でさえ、私がすっごくディスられてることを知ってて、私に関する書き込みを読むと全部私を悪く書いてるのはどうしてかって、私に聞いてきたんだよ。親戚のみんなは私を応援してくれて、退団した方がいいよって言ってくれた。ははは」
ファン「もともと年齢が高いからグループの中で歓迎されてなかったのかも。掲示板もSNH48をディスるだけじゃなくて、自分の推しメンまでディスるとか、無能なヤツが多いし。いろんなことに心を広く持ってよ。もともと君はシンプルだから、ディスるポイントが見つかるとずっとディスられるし。学んで成長してよ。このツイートも削除することをおすすめするよ。さっきさっそく掲示板に転載されてたし」
張馨方「私が彼らを怖がってるとでも?自分がウソをついてなければ、陰口を言われても逃げる必要はないでしょ。それから私は20歳だよ。日本の公式サイトがそう発表したでしょ。戸籍抄本とか、身分証とか、パスポートを見せたほうがいいかな。でも見せたって誰も信じないでしょ。はは~見せたって絶対改ざんしたって言われるよ」
張馨方「年齢のことを言われるのはすごくイヤ、ほんとにディスるところがなくてもディスるんだから。どうして年齢が上だと軽蔑されるの。私たちを採用したからには、ファンに受けるか受けないか、会社が登用するかどうかは彼ら次第でしょ。篠田麻里子さんとか、小嶋陽菜さんとかも、もてないっていうこと?私がもし23歳だとしても、それがどうだっていうの。23歳なら自分の夢を実現する資格がないとでも?」
張馨方「もしディスる人がいなければ、SNH48に残ってたかも。きっと毎日楽しくて、もっと自信を持てたかも。実は退団した後はもともと微博(訳注:中国ツイッター)をやめて、本当に誰にもじゃまされない日々を送るつもりだった。でも私が退団したらディスってた人たちも自然と解散したみたいだから。それに微博には親友がいるし、私を気にかけてフォローしてくれる人もいるから。今もみんなと微博で交流できるのはいちばん楽しいこと。流した汗や涙も価値があったよ!」
張馨方「年齢が高いことはディスりのポイントだったね。年齢の問題にはすごく反感を持ったし。年齢は私が自分で言ったことじゃないし、会社が言ったことでもない。ディスってた人たちが言ったこと。1989年生まれとか、88年、86年、85年とか、いろんなバージョンがあった。当然、1989年、1988年だと、より信頼性があるよね。28歳で会社がメンバーに採用する?死ぬほど笑える。公式がウソを言うわけないんだか、最初から会社には自分のことは話してるよ」
ファン「僕も君が28歳とは思わないけど、1993年生まれにも見えないよ。だって君は当時日本の中国語教師に応募する動画に出てたよね。君の言ってることがよく分からないんだけど、君のパスポートが1993年生まれなら、本当の出生年は1993年ってことだよね。当然、言いたくないなら言わなくていいよ。こんな下品な話で君のコメント欄を汚すのはやり過ぎだから」
張馨方「あれは仕事が必要だったからだよ。今も仕事が必要、仕事の経験も必要。仕事の経験もないしコネもなければ、誰も雇ってくれないでしょ?しかも18歳にならないと出国できないでしょ?みんな私の年齢を気にしてないと思ってたけど、みんながそんなに気にしてるとは意外。だって年齢のことは最初から会社に言ってたことだよ。もし私を信じてくれないなら、身分証でも、戸籍でも、養老保険でも、不動産権利書でも見せてあげるよ~全部改ざんしてるって言われなければいいけど」
ファン「@何軼琛 以前にはこんないろんなことがあったんだね。全然知らなかった。僕はずっと自分の好きな人のファンだよ~~勝手な想像でディスってるヤツらはただ無視するだけ~~見たくもないし考えたくもない~~僕がファンになった人が毎日楽しくすごしていれば、それが僕のいちばんの楽しみ~~琛琛(訳注:何軼琛のあだ名)もそうだよね」
何軼琛「そのとおり。今は我慢しなくていいというだけ」
ファン「@何軼琛 そりゃ当然だ~~僕らはもともとディスられるために生まれてきたんじゃないし~~スターだって人間~~人間ならいろんな欲求はある~~スターになるってことは神様になることじゃあるまいし~~世間の万物はどれもはかないもんだよ」
何軼琛「だから私はスターになりたくないと思った」
張馨方「私は善良でもないし度量が大きくもない。小さい頃から身近な人に守られて、良くしてもらって、女の人は私のことが好きだったし、友だちも私を好きだった。自分が嫌われるなんて思いもしなかったし、あんなにたくさんの人に嫌われるなんて思いもしなかった。。だから問題に突き当たったとき、どうやって解決すべきか分からなかった。私は軟弱だし、意気地がないし、ディスる人たちが怖くて、逃げてた。いつも勇気がなかった。だからみんな私を善良で度量が大きいと思うんだよ」
張馨方「私を嫌いな人は私が何をしてももっと嫌いになるだけ。私はずっとこの結果と状態を変えようと努力してた。彼らがディスったら私は覚えておいて改める努力をしたし、彼らの望むように変わろうと努力した。でも私をディスるポイントは全然なくならなかった。私は努力しなかったわけじゃない。もし私をバカだと言うなら、本当の大バカだよ。天然すぎるバカだよ。私はプレッシャーに勝てなかった。プレッシャーは会社でもメンバーでもなく、全部私を掲示板でディスってた人たちだった」
張馨方「以前のツイートは制限されてたから、こういう話はずっと心の中にしまっておいたの。勇気を出して言えたってことは、私が変わって成長したってこと。私は今まで自分が間違ったことをしたと思ったことはない。どこにディスられるところがあったのかも分からない。以前はディスる人たちに自分を変えてもらうために、ディスる人たちの世界が実際にはバカすぎるんだって証明しようと思ってた」
張馨方「最近になって親戚づきあいをし始めた人に、どうしてあなたについて書いてあることは全部良くないことなの?こういうことならSNH48を辞めるのを選んだのは良かったことだねって言われた。私は内心くやしくて、親戚の人に言った。これも成長の一歩だって。以前はくやしいのを我慢して、何も言わなくて、小さい頃から大きくなるまでずっとそうだった。父さんも母さんも知らなかった。だから小さい頃のことも今になって両親に話したりしてる」
張馨方「実は今の私はちっとも楽しくないことなんてないよ、SNH48を離れてからは毎日超幸せで楽しく過ごしてる。しかも自分は芸能界に向いてないと思った。普通の女の子が向いてると思った。今の自分自身と友だちを大切にしたい気持が倍になった。どうしてこのツイートをしたのかについては、敢えて言わなかった、内心の気持をやっと話せたってこと!愛することも恨むこともできる人になれるってすごいこと!だから私がいちばん好きで尊敬してるのはシャオユー(訳注:俞慧文のあだ名)」
張馨方「私はときどき自分が弱すぎて自分のことを嫌いになる。私は彼女(訳注:俞慧文のこと)の正確が大好き、彼女の威勢の良さ、彼女が敢えて愛したり敢えて恨んだりするところも大好き。彼女は私がなりたい第二の自分」