以下の記事はあくまでネタに過ぎないので真剣に読まないようにしてほしい。
実は2013/09、SNH48二期生メンバー決定後に中国2チャンネル(百度貼吧)の某掲示板にSNH48運営とメンバーの間の契約書を撮影した写真が流出する「事件」があった。
流出した契約書の写真が本物である証拠はどこにもない。その写真を貼り付けたスレッドも既に削除されている。
以下、その写真に映っていた契約書をもとに現地ファンが行っている分析も、真実性について何の保証もない。
なので以下の現地ファンの文章とその試訳は、純粋によくできたネタとしてお読み頂きたい。試訳の誤りについて筆者は何の責任も負わないので、原文の引用を付けておく。
中国時間の夜中12時過ぎ、掲示板にSNH48の契約を暴露する情報が現れた。その契約自体を見れば真実性は確認できるので、以下の整理と分析はこの暴露情報が真実であるという前提に基づいている。
また、この書き込みが削除されるのを避けるため、契約そのものを直接貼り付けたり原文の概要を引用することはしない。直接全文を読むか、手元にある契約書と対照してほしい(右クリックできないとか、XXXX掲示板に見に行けないとか言わないこと)。この文章はSNH48の未来の期に応募する子たちの閲覧にも適していると思う(この点だけでも価値はある)。
暴露された契約書の写真自体を考察するに、きっと誰かがスマホで撮影したのだと思われるが、このことは決して撮影者が書き込み者であることを意味しない。書き込み者の記録を見ても、今までSNH48に関して何も発言していない。
実は最終選考に残った後に契約書を撮影できる女子は少なくない。自分が専門家でなければ家族や友人に契約について協力を求めるだろうから、相談を受けた彼らが漏えいさせる可能性もある。
書き込み者のちょっと軽い口調と、真夜中という時間を選んだことからしても、書き込み者の動機は不純だと思われる。
契約書の本文を整理する前に、まず説明しておく必要があるのは、細部を除いて、一期生のサインした契約は基本的に二期生がサインしたものと同様で、二期生の最終選考時の契約書もこの内容だったに違いないということ。
では、我々の整理によって得られる情報は三種類に分けることができる。
まず、確定前にファンの間で流れていた情報の真実性。例えば運営が毎月給料としていくら払っているとか、そうしたものがこの分類に入る。ここではある情報が正しいか間違っているかを証明できる。
次に、新たな情報を手に入れることができる。今までみんなが知らなかったけれども契約の中に書かれている情報。
最後に、すでにSNH48の運営が始まってかなり時間がたっており、その間にいくつか事件があったので、契約と照らし合わせて逆にその間の情報を推測し、勝手な想像ではなく未来を合理的に予測できる。
以下、まずこの契約書本文を整理する。元になった書き込みは順序が少し乱れているが、確かに契約である(自分で整理することもできる)。契約書の最初のページが欠けているのは、例えば契約者双方の基本情報など、基本情報が書かれていたために違いない。
なので最初のページに書いてあることは、双方が中国国内の法律に基いて、友好的な話し合いの精神に基いて云々で契約する等のことだ。こうした内容は2ページ目の最上部に見える。13ページ目が本文の最終ページで、それ以降は署名ページになっている。
以下考察してみるとすでに身近な情報が手に入る。最初の数ページに大きな問題となる点はないが、このことがかえってこの文書が本物であり、確かにSNH48の契約であることを証明していると言える。
8ページ目から始めよう。ここには第11項として乙の権利と義務が書かれている。
この第11項はメンバーの髪型、髪の色などはすべて甲が書面により審査し同意した後でなければ変えることができないと書かれている。最近の実例では陳思(チェン・スー)生誕祭で全員がポニーテールにしたなどがある。
第12項に書かれているのは、メンバーが退団した後の行為、例えば日本で退団後にAVに出演するなどの事例があるし、企業のイメージキャラクターになるとき”元国民的アイドルグループAXB”といった名前を使ったり、みんな分かっているように、そうしたイメージに打撃を与えるような行為について書かれている。
第13項は比較的重要で、レッスン期間(これは概ねAKBの研究生としての審査期間のようなもの)は最長でも6か月を超えないと書かれている。例えば今の二期生たちは最終的に来年(訳注:2014年)2月末までには身分が決定し、正式メンバーか入選メンバー(研究生のような身分)かが決定される。これがそれ以降の待遇を決定する。
この第13項の中で非常に注意に値するのは、正式メンバーがその身分を失う可能性が書かれていることだ。
第15項の第5小項はいわゆる”恋愛禁止条例”で、28歳以前に限定して恋愛や結婚をしてはいけないとある。48グループの歴史を見わたすと、まだグループ内でこの年令に達しているメンバーはいない。全員この年令に達する前に多くは卒業している。したがってこの条文は在団期間中は恋愛や結婚をしてはいけないと理解していい。
第8小項は特殊な凍結条項で権力行使の説明になっている。注意を要するのは条項に違反した後、書面による警告があり、なおかつ再び違反した場合に初めて冷蔵手続きが始まり、かつ、100万人民元の賠償請求があるということだ。
第8条第2項は最終選考に入選したメンバーたちは契約に署名する必要があると書かれている。最終選考を通過しなければ入選証書を入手できず、この契約の中の秘密保持条項を除く条項は全て法律上の効力を発しないとある。
したがって現在在団中のメンバーはその他条項が発する効力に拘束されることになる。
第3項の有効期間は興味深い。伝聞とは異なり、契約は8年間または満30歳のうち大きな方を採用するとある。現在在団しているメンバーには22歳より年長のメンバーはいないので、全てのメンバーの有効期間は満30歳ということになる。
例えば、14歳で入団したSAVOKI(趙嘉敏)で言うと、契約の有効期間は約16年間となる。
当然の話をもう一度すると、もし退団すれば契約は中止となる。再び歴史を振り返ってみると、48グループのメンバーが退団する年齢はじっさいほとんどがあまり高くない。
篠田麻里子のように二十ゴホゴホッ歳で卒業するメンバーは非常に少ない。なので個人的にはこの点は実は心配する必要はないと考えている。
第9条第2項は契約終了の一つの事例を説明している。メンバーが任意の業務につき1か月以上不履行の場合、契約期間を繰り上げて”解約される”ことがあるとし、メンバーが違約の責任を負うとしている。
第4項はたとえ退団した後でも、(三)(四)に定めのある権利帰属と授権は依然として存在するとある。
例えば最近発売された新EPは、ジャケットに依然としてタンミン(湯敏)がいる。家電量販店Buynowの投票活動にもまだ曽譽嘉(ツォン・ユーチャ―)と蔣羽熙(シャン・ユーシー)がいる。
これは契約の規定によれば正統な行為である。同時にメンバーたちの報酬所有権も依然として存在する。
第10条第1項は違約事例を説明している。すなわち、第7条の第3項から第10項までの条項に対する違反で書面による警告が累計5回となるか、あるいは第11項に1度でも違反した場合だ。
続く条項は具体的に契約を繰り上げて停止することと、懲罰的な違約金について定めている。3年以内に500万人民元、3年から5年で800万元、5年以上で1000万元とある。
この懲罰性は、損失がこれらの金額を超えているかどうかにかかわらず、これほど大きな金額を要求している。もし損失がこれらの金額を超えている場合はさらに要求できると書かれている。
多くのファンたちが関心を持っている健康についての条項をあらためて見てみる。健康の原因によって、活動ができない状況、あるいは活動が明らかに困難な状況になり、それが3か月以上続いた場合、運営は直ちに解約する権利を有しており、かつメンバーは違約金を支払う必要がない。
メンバーは三級甲等病院(訳注:中国政府の定める病院の管理区分で最も高い等級の病院のこと)の出した証明書を提出しなければならない。ただし運営はメンバーに再検査を要求する権利がある。
この点でみんなはきっとタンミン(湯敏)のことを思い出すだろう。
第5項は運営が理由がないという理由によって解約することができるとあり、このとき双方はともに違約金を支払う必要がないと書かれている。
この典型事例は王費澌(ワン・フェイスー)で、彼女は理由なく退団を要求され、その後なんら関わりが発生せず、双方とも賠償を要求していない。
あらためて第11条を見てみると、これは特別レッスン期間に関する条項である。これは現在の二期生の状態で、この前に第7条第13項でも一度ふれられており、定められた期間は最長6か月となっている。
今ここに書かれているのは待遇の問題で、現在二期生は全員毎月2000人民元の生活手当を受けることができるとある。
30人で計算すると1か月で6万元以上の手当となり、加えて運営は食事と住居、教師等々の費用を負担しなければならず、この毎月の費用も小さくない。
いつこの金額を受け取れなくなるかと言えば、レッスン期間が終了した時だ。退団者がいる状況にはふれないとして、もしレッスン期間を通過すれば、正式メンバー(新たな待遇になる)、あるいは単なる入選メンバー(手当を受け取れない)になる。それでも残りたい場合は、自分で自分の費用を負担しなければならない。
ファンのみんなはまだ覚えていると思うが、一期生の審査の後、単なる入選メンバーであって、正式メンバーではないメンバーがいたが、彼女たちはこの生活手当を受け取っていなかったことになる。
実はこれは、別の形でメンバーを選別していることになる。
第14条はすべての契約に存在する”不可抗力”条項で、個人的にタンミン(湯敏)の傷病はこの中の”予見不能、克服不能”、”防止不能”にあたると思っている。
仮にタンミン(湯敏)がこの状況だったとすれば、双方とも責任を負う必要がない。ただこの中には、仮に不可抗力が消失すれば、双方とも契約履行を続行する必要があると書いてある。
第16条にはまだ追加条項があり、例えばメンバーの機会費用について、例えば入団後の学業の損失部分について、運営は責任を負わないと書かれている。その他、条項の独立性、つまり単一の条項が裁判所の判決によって執行不許可あるいは無効とされた場合でも、その他の条項の執行効力に影響しないことが書かれている。
最後のまとめをしてみると、久尚の契約は比較的薄くて、14ページしかない。ともすれば数百ページにおよぶ海外のタレント契約と比べることはできないけれど、中国国内で比較すればやはり完璧な契約と言えるだろう。
契約の中にはメンバーの管理規則も書かれていて、一般的な例の取扱注意的な内容に照らしたものになっている。
以前みんなが運営をディスって、甲(訳注:つまり運営)はカスだとか言っていて、特に最終選考に入選した子のツイートがそうだったけど、ただし今こうして細かく見てみると運営会社が自己の権益を正当に守る条項になっている。個別の条項はすこし厳しいところはあるかもしれないが、総体として見るとディスることはできない。以上。
以上、試訳終わり。