SNH48専用劇場「星夢劇院」立ち席入場順の抽選制試行開始

以前、現地SNH48専用劇場「星夢劇院」の常連ファンの間でやや感情的な議論になっていた、立ち席問題。

星夢劇院の立席は、東京秋葉原のAKB48劇場と違って客席の最前列にあり、いちばん舞台に近いため、事実上、常連ファンの指定席になっている。

そして立ち席整理券は早い者勝ちなので、常連ファンは朝早くから行列を作って早い番号を取り、公演によっては、早く入場して立ち席の区画に地べたに座り込んで、友人の分まで場所取りをすることもあった。

そのため「常連だからって場所取りが許されるのか」という意見と、「だったら朝早くから並べばいい」という意見の対立があり、いっそのこと立ち席整理券はオークション形式にすればいいのではという極論(僕もこの意見に賛成だったが)も出てくる始末。じっさい立ち席チケットがオークション販売された公演も、たしか1回だけあった。

で、今日2014/06/26、SNH48運営がこの問題にやっと結論を出して、新しい制度を試行するようだ。

SNH48星夢劇院立ち席チケット入場順序抽選制度(試行)(2014/06/26 SNH48公式サイト)

やや意訳で日本語試訳すると以下のとおり。

1.立ち席の最前列は左右各15か所とし、マーキングして、1か所1人限定で観覧できる。
(訳注:要するに友人の分の場所取りは禁止ということ)

2.立ち席抽選番号券の締切時間までに立ち席チケットを交換したファンは、事前に準備したチケット束からランダムに立ち席チケットを引くことができる。チケット引き換え番号1個あたり引けるのは1枚限りで、チケットがなくなれば終了。

3.午後公演の締切時間は12:30、夜公演の締切時間は17:30。

4.原則として毎公演少なくとも40枚の立ち席チケットを抽選で提供し、チケット番号は241~280番とする。各公演の人気の程度に応じて、この枚数を増やすこともある。

5.観客は入場開始5分前に、優先的に入場したいファンは、引いたチケットの番号にしたがって、つまりチケット番号が小さい方から大きい方という順番で列を作って入場を待つ。241番が最小番号なので、列の一番目になる。

6.観客は入場開始後、保安の監視のもとチケット番号の順序にしたがって入場する。その場にいない観客はとばす。立ち席区画に入場した後は一人あたり1か所しか占有できない。
(訳注:くどいようだが要するに友人の分の場所取りは禁止ということ)

7.抽選による優先入場のファンが入場完了した後、その他の立ち席チケット、VIP座席、普通座席のファンは自由に入場できる。

8.立ち席優先入場の順序の抽選資格は、SNH48公式オンラインショップでチケットを購入したファンに限定される。現場で当日券で立ち席チケットを購入したファンは抽選に参加できない。

以上が立ち席の新制度。あとは立ち席の常連ファンが素直に保安スタッフの言うことを聞くかどうかだろう。番号順に入場するまではいいが、入場した後に結局、常連ファンに無理やり場所を奪われる観客が出てきそうな気がする。