SNH48チームNII:四千年美少女養成記(騰訊エンタメニュースより)

中国のポータルサイト騰訊(テンセント)のエンタメニュースの2015/04/21 19:11の記事で、SNH48チームNIIの3人が『四千年の美女養成記 SNH48入団後の舞台裏の生活』というタイトルでインタビューを受けていたので、日本語試訳してみる。

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では日本語試訳スタート!


萌えっ娘デビュー

馮薪朵(ななし)、鞠婧禕(キクちゃん)、林思意(シャオスー)、彼女たちはSNH48チームNIIメンバー。それぞれ遼寧省、四川省、浙江省出身で、最終的にオーディションで顔を合わせた。3人の中でいちばん年下は鞠婧禕(キクちゃん)でまだ20歳だが、今まで苦労より喜びの方が大きかったと話す。彼女たちはなぜSNH48のオーディションに参加したのか。タレントになる前はどこにいたのか?

編集部:最初なぜSNH48のオーディションに参加しようと思いましたか?

馮薪朵(ななし):当時大学三年生で、けっこうヒマでした。当時からすごくAKBが好きで、SNHはAKBの姉妹グループだし、オーディションがあると聞いたときはAKBに会えるかもと思ってました。友だちといっしょに応募して、結局友だちは不合格。自分が合格しました。



鞠婧禕(キクちゃん):当時はただ興味本位で、AKBもSNHもまったく知りませんでした。同じマンションのお姉さんがAKBが好きで、私にSNHのメンバー募集があるから、受けてみればって言いました。面接の部屋に入ってびっくりしました。面接に参加してた女性はみんなすごく可愛くて、話し方も可愛くて、この子たちとはふつうに話せないかもって思いました。うっかり合格したら、私ははこういう四川のさっぱりした性格だから、彼女たちを傷つけないかって思いました。入団してからそうじゃないって分かりましたけど。

林思意(シャオスー):当時ある雑誌社で実習してて、ちょうどSNHと接触がありました。SNHもAKBも知らなかったんですけど、雑誌の表紙撮影で知り合って、彼女たちが可愛くて、太陽みたいに向上心があって、私もこういうグループが必要だと思って、応募しました。

編集部:学生からタレントになって、最大の変化は?入団して一年余りですが、自分で成長したと思いますか?

馮薪朵(ななし):あまり自由がなくなりました。私はけっこう活発な性格で、旅行が好きな人です。なので入ったばかりの時は束縛されてて、自由がないし、家に帰りたいと思ってました。最大の変化は

鞠婧禕(キクちゃん):一年前舞台に上がったばかりでしたが、その後一年はもうコンサートを何度もやって、質の飛躍があったと思います。舞台経験とかMCの面で、たくさん経験を積みました。

編集部:キャプテンは選挙で選ぶんですか?他のメンバーに対する責任は何ですか?

馮薪朵(ななし):選挙です。私と黃婷婷(テテちゃん)が正副キャプテンに選ばれたとき、実は彼女の票が多かったんです。でも彼女はその時学業の問題があって、最後は総合的に考えて私がキャプテンになりました。責任は当然みんなの団結です。チームNIIのみんなは優秀で、個性がはっきりしていて、”あつかいづらい”ので、実はすごく気をつかいます。でもみんな仕事には積極的です。

編集部:林思意は北京電影学院演技科卒業ですが、出身の専攻や、以前写真のモデルの仕事をたくさんしていたことは、グループでいちばん有利な点は自分で何だと思いますか?

林思意(シャオスー):勉強したのは演技ですが、重要なのは現代劇の方向に進んでいたことです。いつも友だちと自分で小劇場向けの芝居を作って、以前はこのタレントの路線に進むとは思っていませんでした。実はSNHは私の想像とは大きく違っていました。前は韓国のレッスン生みたいに、訓練を経て、またオーディションがあって、デビューするんだと思っていました。日本の方式は養成系だと思います。みんなの前で不完全な人が完璧な人に変わっていくという。

国民のアイドルを養成

SNH48は小さな学校のようなもの。4つのクラスというより学年がある。彼女たちはそこで学び、成長し、未熟な状態から成熟し、不完全な状態から完全な状態になり、最後にはこの集団から卒業していく。アイドル養成のプロセスはいったいどういうものなのか?二十数歳の年齢で、メディアに対応して本音を語る基礎はもうリラックスして思いのまま。でも自分がどの段階にいるかと言えば、林思意(シャオスー)は彼女たちの段階はまだ”幼稚園”だと言う。

編集部:SNH48のふだんの生活とレッスンの状態を紹介してもらえますか?

鞠婧禕(キクちゃん):朝は声楽のレッスン、午後はダンスのレッスン、今はまだメディア対応レッスンとパフォーマンスレッスンもあります。

林思意(シャオスー):今は営業活動がますます増えているので、実はみんないっしょに集まる時間がかなり少ないんです。一人ひとりレッスンの時間は違うし、時間のある人がレッスンに行くという感じです。

馮薪朵(ななし):夜7時に公演があるときは、だいたい11時か12時ごろ起きて、食事が終わったら劇場に行ってメイクをします。いつもは、レッスンがなければふつうは11時か12時ごろまで寝て、午後は遊びに出かけるかレッスンに出ます。

編集部:SNH48はちょっと学校みたいな感じだと思いませんか?高校や大学みたいな

馮薪朵(ななし):ちょっと似てますね、むしろ小学校に似てるかも。だってみんな辣條(辛い味付けのオヤツ)を食べてますし。(林思意:私はフライドチキンが食べたい)実はみんな仕事をしながら遊んでます。玄関に小さな商店があるので、いつもそこで辣條を買うのが好きで。

林思意(シャオスー):まだはいはいしてる感じ。幼稚園みたい。

編集部:劇場と宿舎を紹介してもらえますか?

林思意(シャオスー):私たちの劇場は上海市嘉興路267号にあって、毎週金曜、土曜、日曜に公演があるので、みなさん来てくださいね。私たちの宿舎は、外の音が聞こえるので、いま改装中です。

編集部:4つの期の違うグループの間で競争のプレッシャーはありますか?

林思意(シャオスー):競争関係はあります。チームとチームの間で、みなさんのイメージや、ダンス、個人の素質などの面で。でも”外的侵入”のときは、私たちは一つの大きな団体になります。チームメイトどうしいっしょに暮らしているので、そういう意味でみんな仕事も休みも変わりなく、いろんな仕事や日常生活もけっこう良くやってます。

編集部:グループのレッスン生活で、いちばん忘れられないことは何ですか?

馮薪朵(ななし):忘れられないことはたくさんあります。いちばん印象深いのは莫干山にピクニックに行ったこと。全部で2日間で、山登りに一日、下山に一日かけて、途中ずっとゆっくりしてました。でもみんなリラックスできてとても楽しかったです。

林思意(シャオスー):ダンスレッスンを始めたばかりのころ、何もできなくて、全然覚えられなくて、今は少しは早く覚えられるようになりました。みんなの成長がどんどん早くなってきます。出身の専攻はどうしようもなくて、実は私のダンスは下手くそです。

編集部:歌やダンスは誰がうまいと思いますか?

林思意(シャオスー):それは彼女でしょ、例の”四千年”。

四千年の美女誕生

2012年、SNH48が正式に創立され、2年の発展を経て、萌えっ娘たちは大勢のファンと人気をすでに積み重ねている。ふだんは毎週虹口区の劇場公演で、ファンと交流し、握手会を行っている。最近はますます大衆の視野に姿をあらわすようになり、2014年の各局の旧正月特別番組は言うまでもなく、日本のメディアでも”四千年でいちばんの美女”に選ばれた。そのため萌えな美少女たちは、しばらく世論の風当たりを受けることになった。

編集部:キクちゃん(鞠婧禕)は去年日本のメディアで”中国4000年でいちばんの美少女”に選ばれましたが、当時はどんな状況でしたか?

鞠婧禕(キクちゃん):あの時国内メディアが報道する前、もうファンのみんなは日本のメディアを見てたけど、でもただちょっと見ただけで、気にしてませんでした。その時はすごくうれしかったです。数日後に仕事中にいちど微博(中国ツイッター)を見て、唖然として、それからびっくりしました。実は四千年の事があってからかなりプレッシャーがあって、だって人から特別に注目されると、上手く出来なかったら自分のせいになりますよね。

編集部:グループのメンバーはその称号で冗談を言うんですか?

鞠婧禕(キクちゃん):みんなそのことを持ちだして私をからかうんです。例えば私を見ておおげさに”すごい、四千年だ!いっしょに写真とって!”とか。

編集部:外からの評価を他のメンバーよりたくさん受けると、すごくプレッシャーになりますか?チームで仲が良いのは誰ですか?

鞠婧禕(キクちゃん):実はどうせウワサなので、あまり気にしてません。ネットのこともあまり分からないし。メンバーのみんなとの関係はすごくいいですよ。みんないい友だち。林思意とは、お母さんといっしょにいるみたい。

編集部:自分はグループの中で美人トップ10%に入ると思いますか?

馮薪朵(ななし):どのグループの中かによる。メイクすれば10%に入る、メイク落としたら下から10%かも。

林思意(シャオスー):私まだ3999年だから、4000年まであと一歩。

鞠婧禕(キクちゃん):……(編集部は黙って見逃したが、すでに四千年でいちばんの美女だった。)

編集部:自分はどんな人だと思いますか?

馮薪朵(ななし):私たちのチームのみんな私がいちばん頭が良いと思ってます。

鞠婧禕(キクちゃん):私は双子座だから、話したくない時はひと言も話さないけど、いったん笑いが爆発すると、止まらなくなる。

編集部:最近は間もなく第7弾EP『After Rain』の発売ですが、簡単に紹介してもらえますか?

馮薪朵(ななし):新EP『After Rain』は、3チームのキャプテンがメインで、私はその中でEPの配色デザインに参加しました。もともと美術を学んでいたので。ゲームの画面の絵も描きました。ファンとやりとりしながら一つの画面を仕上げたんです。だから最近毎日徹夜で絵を描いてて。

編集部:実は林思意(シャオスー)と鞠婧禕(キクちゃん)には去年私たちの「ハートオークション」イベントに参加してもらってすごく感謝しています。当時みなさんのサイン入りユニフォームは4,000元(約76,000円)まで上がって、今のSNH48人気がすごく高いと分かりました。ますますファンが増えて、ファンとのエピソードがあれば話してもらえますか?

馮薪朵(ななし):私は前に地下鉄の駅でファンに見つかって、その時ファンの人たちは醤油を買ってて、最後に無理やり私に醤油を一瓶押しつけたんです。まだ覚えてるのは、そのうち一人がチームNII推しで、髪を紫に染めてたので、印象深かったんです。

林思意(シャオスー):ファンの皆さんとの握手会を除けば、微博(中国ツイッター)でのことが多いですね。みんな私に”水王”というあだ名を付けてて(訳注:”水”みたいに中身の薄いツイートばかりする”王”という意味)、他の人が100ツイートしてるときに、私はもう1000ツイートしてるみたいな。平均毎日5、6ツイートして、何か面白いことがあるとみんなにシェアするんです。

編集部:個人的にどんな男性が好きですか?

馮薪朵(ななし):ゲイが好き(爆笑)。友だちのサークルがますます狭くなってるので。私みずがめ座だから、クールなタイプがいいです。

林思意(シャオスー):私は太陽みたいに、明るい男性が好きです。私はおひつじ座ですけど、人がいる時でないと活発じゃないので、ユーモアがあって知性的な男性がいいです。

鞠婧禕(キクちゃん):目がニコッとしてる男性が好きです。

編集部:もしタレントになっていなかったら、いちばん何になりたいですか?どんな人になりたいですか?

馮薪朵(ななし):ずっとテレビの裏方の仕事をしたいと思っていて、でもなぜか知らないけど表に出る仕事になっちゃいました。今のいちばんの希望はこのグループでみんなのために何かをしたいです。もしいつかこのグループから卒業したら、やっぱり裏方のしごとを続けたいです。チャンスを探して、一歩ずつ確かめながら。

林思意(シャオスー):私も裏方の仕事をしたいです。SNHに入ってなければ、今はもしかするとテレビのディレクターか雑誌編集をしてたかもしれません。

鞠婧禕(キクちゃん):好きな女優さんが劉亦菲(リョウ・イーフェイ)ですが、自分は歌手とか女優とかに限定したくないです。全部やってみて、自分がどこまで出来るかやってみたいです。


以上、日本語試訳おわり。