SNH48第三回総選挙「速報」順位発表:過去三年間の「速報」時票数をグラフでならべてみた

今年から上海SNH48、北京BEJ48、広州GNZ48の3チーム合同となった第三回総選挙(要するにファンによるメンバーの人気投票のこと)だが、2016/06/17(金)「速報」票数が発表された。

何となくExcelで表にまとめたのがこちらの図。

昨年第二回総選挙の第1位 SAVOKI(趙嘉敏)の票数は74,393票なので、速報ベースではまったくあてにならない。なお今年、SAVOKI(趙嘉敏)は総選挙への参加を辞退している。

それにしても第1位のカチューシャ(李藝彤)と第2位キクちゃん(鞠婧禕)は速報ベースでも得票数が飛び抜けて多い。

まあ、それはそれとして、やっぱりここはSNH48第一回から第三回までの総選挙の速報で、各順位が何票だったかを並べてじっくり眺めてみるべきだろう。

↓それがこちらの横棒グラフ。

第一回総選挙は上位16名、第二回は上位32名、今年の第三回は上位48名までを選ぶので、単純に比較するのはそもそもおかしい。

それにしてもこの得票数の伸びである。

ご存じない方のために、票数イコール投票権つきCDの売上高と考えていいので、つまりは、総選挙期間中のSNH48運営会社のCDを通じた売上高になる。

今年第三回総選挙の上位32名だけを取り出して、昨年第二回総選挙の32名の得票数の総計と比べると、何と3倍になっているらしい。

今年と去年の最大の違いは、もちろん北京BEJ48、広州GNZ48という、2つの「非公認」姉妹グループができたこと。(あえて「非公認」と書いたのは日本のAKB48運営会社本部がその存在を認めていないため)

去年は1グループだった総選挙が、今年は3グループのメンバーで争われているので、同じ上位32名を切り出したとき得票数の総計が3倍になっているのは、SNH48とその姉妹グループが中国国内で着実にファンを増やしているからと言ってもいいだろう。

もちろん固定ファンがより多くのお金をSNH48の応援のために使うようになった面もあるけれど、それだけで売上高が3倍になったことを説明するのは無理がありそうだ。

ぜひフランチャイズ本部のAKB48運営会社には、こういう優秀なフランチャイジーをうまく自分たちの集団としての拡大に取り込む「ふところの深さ」を見せてほしいと、個人的には思わないでもない。