SNH48二期生エンジェル(唐安琪)医療費に関するレコードチャイナ記事の背景をご説明

中国情報サイト「レコードチャイナ」がまた地味にSNH48ニュースを取り上げていたので、ニュースソースをご紹介。

2016/03/01に大やけどを負ったSNH48二期生チームNIIエンジェル(唐安琪)の治療費を、SNH48運営会社がすでに打ち切っているというニュース。

中国ネット最大手テンセント(騰訊)のエンタメニュースを、ほぼそのまま日本語訳したものがこちらのレコードチャイナの記事

さらにそのソースはエンジェル(唐安琪)の応援会の添付画像による以下の長文ツイート。


募金を続ける理由について

まず、私たちは安琪のマネジメント会社に改めて感謝します。
上海絲芭文化伝媒は応急処置と医療費を担当してくれました。
会社が引き受けてくれたおかげで安琪は最初の時期に良好な治療を受けられました。
しかし第一段階の治療が終わった後、会社はそれ以上関係する費用をすでに負担していません。

このことは回復までが何年になろうと
まだ大小の手術をくり返しする必要があり、完全に安琪と彼女の家庭に依存しているということです。
安琪はまだ完全に回復して一人で生活することはできず、依然として母親が長期に世話をする必要がある状況下にあります。
家庭の蓄積だけに頼って、その他に安定した収入源のない状況下で、
巨額の費用が小さくない負担であることは疑いありません。
(訳注:エンジェル(唐安琪)は母子家庭)

第一期は2か月間で、2,687人から合計365,370人民元(約548万円)の募金がありました。
一人で大きな額の募金が比較的多く、ファンを除いて、中には一般の慈善心のある方の参加も少なくありませんでした。

第二期は3か月あまりで、最終的に1,715のみが参加、最終募金額は276,197人民元(約414万円)でした。
参加人数と募金額は、それぞれ36%、24%の減少でした。

このことを私たちは直視せざるを得ません
たとえSNH48の中心的なファン内部でも、関心度は徐々に下がっているのが事実です。
このことも私たちが、ややもすれば数万、あるいは十万人民元単位になる各種の費用支出をさらに心配する理由です。
安琪の回復の道を阻害する力になりかねません。

安琪はずっと私たちにポジティブな情報を伝えてくれています。
同じように私たちも彼女に出来る範囲で力をずっと与え続けたいと願っています。
彼女のさらに良い回復に寄り添いたいと思っています。
ツイートに温かなコメントをするだけでなく、
全国各地の応援旗に応援メッセージを残すだけでなく、
さらに直接彼女の助けになる形――募金が最も良いと思っています。

ここに、私たちはこれまでの募金にどのような方式であっても参加して頂き、支援を提供して下さった一人ひとりに真摯に感謝いたします。
皆さんの力が安琪の回復にさらに多くのエネルギーと動力を与えると信じています。
今回私たちは再度募金を開始します。
この募金サイトを通じてより多くの愛が現実的な力となり、本当の意味で安琪の支援になることを、変わらず希望しています。


…とのこと。

なおエンジェル(唐安琪)含め、SNH48グループのメンバーは、当然ながら運営会社の従業員ではなくマネジメント契約下のタレントだ。

なので、企業の従業員が受けられる個人医療口座や大額医療保険より少ない医療保険しか受けられないと思われる。

仮に大額医療保険を受けられたとしても一年間に保険で支払われる額は上限があり、それ以上は全額自己負担。支払えなければ治療はそこまで。ぜんぜん社会主義っぽくない保険制度。

エンジェル(唐安琪)の現状を考えると、上記の応援会のメッセージは決してぜいたくな願いではない。

レコードチャイナにここまで書いてね、と言うのはムリだろうけれど。

(なお中国国内の銀行に口座のない人は、上記、エンジェル(唐安琪)応援会の募金サイトからの入金は不可能。多額の手数料を払ってネットの入金代行業者に依頼してWeChatに課金すれば、入金できないことはないが、代行業者に儲けさせるだけになる)