SNH48が上海メディアグループと中国移動提携でスマホアプリ「BesTV」に専門チャンネル開設

2016/12/21(水)にSNH48チームHIIが全員で広州まで行って何をしていたのだろうと思ったら、かなり重要な営業のお仕事に出演していたらしい。

上海東方衛星テレビの親会社、上海メディアグループ(SMG)のインターネットテレビ事業「BesTV(百通視)」と、携帯電話会社の中国移動が提携して、主にスマホ向け「BesTV」アプリにSNH48コンテンツ専門チャンネルを開設するという発表イベント。

BesTV事業は2005年3月から上海メディアグループが中国で初めて、広電局(つまりは中国の言論規制当局)から営業許可を受けたインターネットテレビ事業とのこと。

セットトップボックスをテレビに接続して、インターネット経由で配信されるコンテンツを視聴できるというサービス。

ただ、中国でインターネットテレビ事業といえば「楽視 LeTV」なので、たぶん「BesTV」は「LeTV」との競争に完敗したと思われる。その理由は「LeTV」がセットトップボックスだけでなく、コンテンツとセットにすることで大画面のハイビジョンテレビを安価に販売したことだろう。

その後「LeTV」が独自ブランドのスマートフォン販売や、自動運転自動車にまで手を広げているのはご承知のとおり。

上海メディアグループの「BesTV」は、以前から付き合いのある地元のSNH48を新コンテンツとして、専門チャンネルを新たに開設することで、スマホ向けのアプリ「BesTV」をテコ入れしたいということだろうか。

スマホアプリ「BesTV」をインストールしてみると、下図のようにすでにSNH48コーナーが出来ている。

上海メディアグループからそれだけコンテンツとして評価されているということで、2年前に比べると上海メディアグループのSNH48に対する評価は格段に高まっているのは確か。

一方「LeTV」の方も、SNH48劇場公演をオンライン生放送開始時から、騰訊視頻、ビリビリ動画、斗魚などとともに生放送している。

ここに中国語も話せない外国の女性アイドルグループが入り込むスキがあるとは全く思えない。