SNH48五期生チームXIIアキちゃん自主制作MVでフォークソング『成都』をカバー

SNH48五期生チームXIIのアキちゃん(劉增艶)が、中国のフォークソングのシンガーソングライター趙雷の『成都』(2016年)を、自主制作のMV付きでカバー。

SNH48運営のYouTube公式アカウントがアップしていたのでご紹介。

アキちゃん(劉增艶)は生誕祭などの特別コーナーで、メイデイ(五月天)の曲を歌ったりするとき、オンライン生放送の弾幕コメントで必ず流れてくるのは「低音炮」、サブウーファーのこと。

この曲でも、彼女の歌声の低音の魅力がよく出ている。

アキちゃん(劉增艶)は、SNH48運営開発のアプリ「Pocket48」生放送で、チームXIIハムスター(嚴佼君)が弾くアコギで、二人でフォークソングを歌うこともある。

この曲は中国ウィキペディア(百度百科)で調べると作詞・作曲の趙雷が2015年からライブで歌い始めて、つい去年、2016年に正式音源がリリースされたもの。

中国ではこの種の、フォークギター一本でヨナ抜き音階を基調にした曲は、今でも人気がある。ここ数年でヒットしたのは宋冬野の『董小姐』など。

個人的には中国内地の男性歌手・朴樹の『那些花兒』(1999年)もおすすめ。アレンジはアコギ一本ではないけれど、中国フォークソングの定番曲。

ところで、基本、YouTubeのSNH48運営の公式アカウントは、公式MVしかアップロードしないけれど、この自主制作MVの出来があまりに良すぎたからか。

ロケ地は歌の題名のとおり、四川省成都。アキちゃん(劉增艶)は四川省出身なので、旧正月(春節)の連休に実家に帰った時に撮影したのかもしれない。

自前の一眼レフで撮影した動画と、いわゆる「タイムラプス」映像、自分撮りスティックの「ボーイフレンド目線」映像などで構成されている。編集作業には運営の機材を使ったのかもしれない。

最後の部分に出てくるタイムラプスで、ゆっくりカメラがチルトしているが、実際に一コマずつカメラの角度を変えたのか、取り込んだ後にトリミングしたのかは分からない。どちらにしても手間がかかっている。

それから、伴奏の男性コーラスが低すぎて変な声になっているのは、自分のキーに合わせるために、オリジナルの伴奏を速度を変えずにピッチだけ下げて、オクターブ上で歌っているからだろう。

オリジナルの趙雷のライブ映像はこちら。