SNH48第四回総選挙前のドキュメンタリー『我心翱翔』完全版公開

SNH48総選挙前ということで、ドキュメンタリーがSNH48運営会社から公開された。

タイトルは第四回総選挙タイトルと同じ『我心翱翔』(私の心は空を旋回する的な意味)。

ナレーションは上海SNH48三期生チームHIIウサギ(吳燕文)。

本当は日本語字幕を付けたいところだが、2か月くらいかかりそうなので残念ながらできない。

日本のAKB48グループ・ドキュメンタリーと違って、無料ネット公開されるだけで、映画館で上映されるわけではない。

淡々としたドキュメンタリーで、中国語でいう「売苦」、つまりメンバーの苦労をやたらと強調して同情を買う演出は、それほど強くない。

(2017/06/06訂正:以下2016年、2015年のドキュメンタリーに関する情報を訂正しました。非公式とはいえ不正確な情報で申し訳ありませんでした)

去年2016年のドキュメンタリーも公開は第三回総選挙前2016/06/01で『比翼齊飛』(翼をそろえて飛ぶという意味)。

さらにその前は、2015/06/22公開の『少女の夢・バベルの塔』で、こちらは筆者が全編、日本語字幕をつけてある。

この2015年のドキュメンタリーでは、一期生レンレン(吳哲晗)とマオマオ(李宇琪)の「処分」が大きく取り上げられている。

一方、今回の『我心翱翔』では、ファンと恋愛して退団処分になった五期生・陳音の名前さえ出てこない。同じくファンと私的に連絡をとって謹慎処分になったシャンシャン(姜杉)の件も触れられていない。

『少女の夢・バベルの塔』の、王子傑社長がメンバーに説教するシーンは、個人的に社長の良心がうかがえて、SNH48運営会社は信頼できると思えた映像だった。

去年の『比翼齊飛』は、上海SNH48チームNIIの個性的なメンバーながら、チームとしての結束力もある点が、エンジェル(唐安琪)の大やけどの事故と『BINGO!』MVメイキングを通じて描かれていて、この部分だけでストーリーのある内容になっていると感じる。

個人的に今回のドキュメンタリーは、少しだけ消化不良というか、マイナス面も思い切って出して、感動的に作り込んでもよかったんじゃないかと思った。

ポジティブなことしか語れなくなったのかもしれない。SNH48の知名度が上がりすぎて。