SNH48一期生momo(莫寒)司会の運営会社自主制作ネット番組『莫莫有聞』第一回の要約

2017/06/05(月)第一回放送の、SNH48運営会社自主制作ネット番組『莫莫有聞』が、現地ファンにもかなり好評だったようだ。

この番組は上海SNH48一期生 momo(莫寒)が司会、メンバーをゲストに迎えてトークをするというもので、今のところSNH48公式アプリ「Pocket48」だけで配信されている。

上海の劇場からの生放送で、抽選で選ばれたファンを観客に、撮影のカメラは、momo(莫寒)、ゲスト、舞台全景の3台、セットも新たに作られており、かなりきっちりした作りの番組だった。

なお、ゆーゆー(潘英琪)は以前ここでご紹介したように、公式アプリ「Pocket48」の生放送で長時間にわたってAKB48楽曲を踊りつづけたことで、現地ファンの注目を集めた。

とくに同じチームXIIのメンバー2人が、ファンと私的に連絡をとって処分されたこともあり、彼女こそ正統派アイドルという評価が固まった感がある。

以下、中国2ちゃんねる(百度貼吧)に、番組のまとめがあったので、ざっくり日本語試訳しておく。

もとのスレッドはこちら

・momo(莫寒)は周縁メンバーのことをあまり知らず、今回ゲストに呼ぶまで、ゆーゆー(潘英琪)が何期生かも知らなかった。

・でも、ゆーゆー(潘瑛琪)は入団前に全員握手会でmomo(莫寒)と握手をしたことがある(笑)。

・ゆーゆー(潘英琪)はSNH48一期生からオーディションに募集しており、五期生でようやく合格した。

・入団前は毎日充実していてダンスレッスンできると思っていたが、入団した後は…(沈黙)

・最近ショックだったことは、この放送の前日、ダイレクトメッセージで「お前がSNH48に入ったのは間違いだ」と言われたこと。

・以前、SNH48一期生がディスられていた時期、ゆーゆー(潘英琪)はチェンスー(陳思)に激励のダイレクトメッセージを送っていた。

(訳注:おそらくレンレン(吳哲晗)やマオマオ(李宇琪)がファンと私的に連絡を取って処分された時期のこと)

・ゆーゆー(潘英琪)が心に決めている目標は、自分の限界を超えて、(以前自分をディスっていた)みんなを見返してやること。ここでゆーゆー(潘英琪)は涙を流した。

・入団してから、本当に退団したいと思ったことは、入団間もない2015/07/24に、女性スタッフが彼女のスマホを調べに来たこと。彼女がファンと私的に連絡を取っているという通報があったため。

結局スマホを調べても何もなく、無事に終わった。半年後そのスタッフに聞いても、なぜ通報されたのか分からないとのこと。ここでmomo(莫寒)が「きっと身近な人に違いない」と、やや過激なコメント。

・ゆーゆー(潘瑛琪)がチームXIIに入団して『シアターの女神』公演を始めたばかりのときは、平嶋夏海のポジションをもらって自信満々だった。平嶋夏海はAKB48一期生で、当時のAKB48チームBでリーダー的存在だったので、自分自身もリーダー的存在と見られたと思っていたから。

ここでmomo(莫寒)がツッコミを入れて「無邪気すぎ。でもそういう思い込みが激しいのも悪いことじゃない」

さらにmomo(莫寒)がアドバイス。舞台上のポジションはそれほど重要じゃなくて、カメラと映像での編集がさらに重要。現場の観客もそうだけれど、生放送で観ている人のほうが大勢いる。

なので、リハーサルの段階でカメラマンのお兄さんに注目してもらうようにすることも大事。ふだんツイートする自撮りでは、修正テクニックを磨くのがいい(笑)。

・ゆーゆー(潘英琪)は、プレッシャーを感じたとき、自分を慰めるいちばん良い方法はダンスをすること。燃える曲でダンスをすると、気持ちも晴れて、悩みも忘れる。

・最近、ある八期生がゆーゆー(潘英琪)の部屋に慰めてもらいに来たことがあった。八期生は多すぎて、名前は覚えていないとのこと。そこでmomo(莫寒)が八期生役になって、ゆーゆー(潘英琪)に慰めてもらうコント。

(訳注:このコントは映像をご覧頂ければわかります。とくにゆーゆー(潘英琪)がmomo(莫寒)の腰に回した手のアップが好評だった(笑))

・ゆーゆー(潘英琪)がオンライン生放送でAKB48楽曲のダンスを、6時間踊り続けたことについて。舞台に立つのが好きだから。アイドルは一つの仕事で、ダンスが上手いのは必須条件。振り付けをすべてしっかりやれば、みんな私を見てくれる。

みんなにももう少し真面目にやってほしいけれど、まず自分がしっかりやらなきゃいけない。ファンが自分のダンスを見て楽しいと思ってほしい。自分のダンスを見て、仕事や勉強を頑張ろうと思ってほしい。そして舞台でより良い自分を見てもらいたい。

・momo(莫寒)はその話を聞いて、ファンの中には、ただダンスが上手いばかりではダメだという人もいるけれど、アイドルが自分でこれだと思った特色を活かして、例えばダンスに徹することで、そこから自分の突破口を見出すのは正しいことだと語っている。

・ゆーゆー(潘英琪)は先輩たちのMCを見ていて、自分はMCの腕をもっと磨かないとと思っている。

それに対してmomo(莫寒)は、MCの中ではメンバーにそれぞれ違う担当がある、とアドバイス。

momo(莫寒)はツッコまれ役で、誰かがさらにツッコミを入れる役。もう一つ、その場を「しーん」とさせる担当という特別な役割もある。momo(莫寒)は以前はツッコミを入れる側になろうとしたけれど、考え過ぎだった。

ここから始まるゲームコーナは省略。

ゲームの後、総選挙の話。

ゆーゆーは、圏内を目標にすると決めた。ファンといっしょに決めた目標とのこと。圏内にも入らず、宿舎でダンスしてればいいってわけじゃない。

それに対してmomoは、人はみんな夢があるでしょ。アイドルはみんなに対して、自分は目標に向かって頑張ってるんだと伝える存在。努力したらといって、必ず成功するとは限らないけれど、努力している人たちに向かって、あなたは決して一人じゃないと伝えるのがアイドルの役割だ、と答えている。

次はファンからの質問に答えるQ&Aコーナー。

Q.momo(莫寒)に質問。「この番組の感想は?」

A.momo「心身ともに疲れた。自分がルードすると思ってたのに、ゲストにツッコまれまくり」

Q.ゆーゆー(潘英琪)に質問。「どうしてAKB48チームK 4th stage『最終ベルが鳴る』が好きなの?」

A.ゆーゆー(潘英琪)「いちばん好きなのは『最終ベルが鳴る』公演じゃなくて『手をつなぎながら』公演」

Q.ゆーゆー(潘英琪)に質問。「なぜ48が好きなの?」

A.ゆーゆー(潘英琪)「AKB48のゲームで、メンバーが可愛いと思ったから。『AKB1/48 アイドルと恋したら』をやって、半分の24人までクリアした。まゆゆがいちばん好き。SNH48第一回総選挙の時、まゆゆがSNH48の送ってくれたお祝いのメッセージ映像を観たとき、すごく感激した。宮澤佐江さんが参加した公演も観に行った。すごくカッコよかった。momo(莫寒)先輩はいつも見なれてるから、そんなに珍しい感じはない」

ここでmomo(莫寒)が観客に向かって、「みんなも私を観て新鮮な感じはしないわけ?」と聞くと、全員「しない」と答えている(笑)。

Q.ゆーゆー(潘英琪)に質問。「自分の中でいちばん中二病なキャラ設定は?」

A.ゆーゆー(潘英琪)「堕落した生活から、努力して抜け出して、全世界を美しく変貌させる。でも実際にはそんなことをするのは難しいと思う」

Q.ゆーゆー(潘英琪)に質問。「突然ファンが増えて、平静に戻って、どんな気持ち?」

A.ゆーゆー(潘英琪)「人生はいつも上がり下がりがあると思う」

(訳注:これは上述のように、オンライン生放送で、6時間半、AKB48楽曲を踊り続けて一気に注目されたが、その後平静に戻ったことを言っている)

Q.ゆーゆー(潘英琪)に質問。「ファンに言いたいことは?」

A.ゆーゆー(潘英琪)「みんないっしょに頑張ろう。最近何を言っても良くない感じがするから」。

momo(莫寒)「私もそう思う」

(訳注:確かに最近メンバーが何か話すと、中国2ちゃんねるでいちいち揚げ足を取ったり、悪い意味に取って、メンバーをディスるというパターンが多すぎる)

Q.momo(莫寒)に質問。「4年前の夢は何だった?」

A.momo(莫寒)「超すごい人になること、たくさんの人を動かせる人になること」

ゆーゆー(潘英琪)「じゃあ今は?」

momo(莫寒)「もっとたくさんお手洗いを買うこと、マンションを買いたいっていう意味」

ゆーゆー(潘英琪)「先輩の人生は公衆トイレを買うことなんですね」

momo(莫寒)「できるだけ自分が世の中に発信できることを増やしたい。つねに自分がアイドルだということを忘れないで、この仕事をしっかりやりたい」

ゆーゆー(潘英琪)「じゃあ23歳の今、相手を選ぶとしたらどんな人がいいですか?」

momo(莫寒)「自分みたいに頼りになる人」

最後に、ゆーゆー(潘瑛琪)からmomo(莫寒)への質問。「先輩の総選挙の政見放送を見ましたが、じっさいに何位になりたいと思っていますか」

momo(莫寒)「誰もが一位になりたいと思ってるよね。でもTOP4は人間技じゃない戦いだから、私みたいな凡人は5位を保持するのが現実的でしょ」

他にも面白そうなやりとりがたくさんあって、中国語が聴き取れないのが残念。