上海SNH48七期生トマト(呂一)第四回総選挙演説会で中森明菜『花よ踊れ』を中国語で歌う

上海SNH48七期生トマト(呂一)の誕生日記念公演(生誕祭)兼第四回総選挙演説会パフォーマンスをご紹介。

理由は、中森明菜『花よ踊れ』を中国語で歌うという、おそろしくマニアックな内容だったから。

この最初と最後のダンスを見るまで、彼女が大学で舞踊専攻だと知らなかった。1曲めはウイグル族の民族舞踊とのこと。

SNH48グループでダンスが専攻、少数民族の舞踊もできるメンバーがかなりいることをつい忘れてしまうが、体の柔軟性、振り付けの記憶力、手脚がちゃんと強調して動くといった基礎は、入団後も確実に有利。

この記事で言いたいことはそれじゃなくて、3曲めの中森明菜『花よ踊れ』。この中国語訳の歌詞、彼女はスマホで見ながら歌っているが、誰が翻訳したのかは不明。(ちなみに2曲めはシンディー・ワン(王心凌)『彩虹的微笑』)

彼女自身が演説の中で説明しているが、日本のいろいろなアイドルが登場するライブをネットで観ていて、この曲が気に入ったとのこと。彼女は中森明菜を知っていたらしく、「前の世紀、80年代から90年代のある女性歌手の歌です」と、中森明菜を知らない観客のために説明している。

「前の世紀(上個世紀)」という言葉が大げさに聞こえるが、2000年以前の流行を言うときに中国の若者はふつうに使うようだ。

中森明菜を知っているくらいのディープな日本アイドルヲタで、民族舞踊もきっちり踊れて、公演のMCコーナーでしゃべくりもできる。こういうメンバーの存在が、やっぱりSNH48メンバーの層の厚さにつながっているんだなぁと実感した。