SNH48二つめの全曲オリジナル公演『専属派対(僕らだけのパーティー)』全チームで千秋楽

上海SNH48グループとして初の全曲オリジナル公演は、上海SNH48チームSII初演『心の旅程(心的旅程)』、全ての姉妹グループですでに上演は終了している。

その期間、2016/05/20~2017/07/22、たった1年2か月。

上海SNH48チームSII:2016/05/20~2017/06/10
北京BEJ48チームB:2016/10/02~2017/04/09
広州GNZ48チームG:2016/10/16~2017/07/22
瀋陽SHY48チームSIII:2017/01/12~2017/06/25

そして上海SNH48グループとして2つめの全曲オリジナル公演で、上海SNH48チームNII初演『専属派対(僕らだけのパーティー)』も、今月末までに全チームで千秋楽となる。(瀋陽SHY48はもともと上演していない)

その期間、2016/07/22~2017/09/17、やはりたった1年2か月。

上海SNH48チームNII:2016/07/22~2017/09/16
北京BEJ48チームJ:2016/10/29~2017/09/17
広州GNZ48チームZ:2016/11/20~2017/09/10

このSNH48運営会社の経営のスピード感。

しかもSNH48グループの全曲オリジナル公演は、楽曲、振り付け、舞台演出のクオリティとも、着実に上ってきている。

下図はSNH48グループのチーム別公演を、時系列でチャートにしたものだ。

途中に赤い縦線がある2016/06/10が、AKB48運営会社と決裂した日。その前後で「密度」がまったく違うことが分かる。

クリックして拡大して頂くと、AKB48運営と決裂した2016/06/10以降、ものすごいペースでオリジナル公演を制作していることが分かる。(白抜き文字がオリジナル公演)

9つのオリジナル公演を、SNH48運営は2016/05/20~2017/08/11のたった15か月で発表している。1か月半につき、1公演のペースだ。

上海SNH48チームSII『心の旅程(心的旅程)』
上海SNH48チームNII『専属派対(僕らだけのパーティー)』
上海SNH48チームHII『Beautiful World』
上海SNH48チームX『ドリームフラッグ(夢想的旗幟)』
上海SNH48チームXII『コードXII』(後に『コードXII 2.0』にバージョンアップ)
北京BEJ48チームE『ティアラ・ファンタジー(奇幻加冕礼)』
広州GNZ48チームNIII『第一人称』
上海SNH48チームSII『第48区』
広州GNZ48チームG『双面偶像』

この背景には、振付師が欧州でモダンダンスを学んだ人物や、韓国でHIP HOPを学んだ人物だったり、楽曲提供が台湾や韓国のJ-POP、K-POPを熟知したクリエイターがいること。

そして、一部の楽曲は小規模な音楽制作会社へ外部委託で割り切りつつ、公演全体として一定のクオリティーを保っている。

その結果、公演の中にはヒドい曲もあるが、すごい!と言わせる楽曲や振付け、演出の曲目が必ず数曲入っている。

公演のクオリティも、運営会社自体の運営のクオリティも「育成系」で、最初はヒドくても少しずつカイゼンされている。こういうやり方は本来、日本人が得意だったはずなのだが。

いずれにせよ、SNH48運営はAKB48に真似できないようなハイペースで、オリジナル曲、オリジナル公演を産み出し続けていることはまぎれもない事実だ。