上海SNH48二期生ルーリー(曾艷芬)が人騒がせなツイートをした件:続報

上海SNH48二期生チームNIIルーリー(曾艷芬)が人騒がせで、場合によってはSNH48全体のイメージに影響を与えかねないツイートをした件。

実は彼女は問題のツイートを削除しておらず、単にアクセス権を自分に限定しただけということが分かっている。

彼女のツイートをリツイートしたユーザに「このツイートはすでに削除されています」ではなく「このツイートは本人にしか見えなくなっています」というメッセージが表示されたためだ。

その後、ルーリーは公式アプリ「Pocket48」の「メンバーの部屋」で、あくまで発言を撤回しないという書き込みをして、現地ファンの反感を買っている。

↓下図いちばん下の書き込み。

私は物事に対して言っただけで人に対して言ったんじゃない。どんな見知らぬ人でもその立場に立つ。今日も私はそうする。性別、身分、仲が良いかどうかは関係ない。私に個人としての感情が何もないなんて言わないで。たとえ友だちでも、いつでも個人の感情は私の客観的な判断に影響する。世論の誘導よりも、私は自分の判断を信じる。私はスキャンダルが好きな人じゃない。もしこれが単純なスキャンダルなら、私は目にしてもそれ以上かかわらない。でも私はそうじゃないと思ってる。この世界はそんなふうにあるべきじゃない。

(ちなみにこの書込みをするためにルーリーはわざわざアイコンを変えており、そのアイコンに小さな文字で「大傻逼(大バカもの)」と書かれている)

残念ながら今回の薛之謙の件は、誰がどう見ても単なる下らないスキャンダルで、世界がどうあるべきかといった哲学的な問題にまったく関係ない。

何より、彼女が個人の意見を書くこと自体はいいとしても、公式アカウントで書くべきではない。

現地で大きな騒ぎになっている芸能人の男女間のスキャンダルで、かつ、不倫や堕胎といった内容を含むことにわざわざ口をはさむのは、SNH48全体のアイドルグループとしてのイメージを毀損する。

このルーリーの言行に対する現地ファンの反応はかなり辛辣だ。いちいち日本語試訳しないが、まとめると「頭の悪い発言で他のメンバーに迷惑をかけないでくれ」というもの。

ルーリーはこの書き込みをした後、「メンバーの部屋」でさらに中国のQ&Aサイト「知乎」から自分の発言の論拠になる長文を引用している。

残念ながら彼女には、自分の行動の問題点が全く見えていない。

つまり、自分の行動がSNH48グループ全体に与える影響のことが全く見えておらず、ただ自分の思想の正しさを周囲に納得させることしか眼中にない。

みなさんが会社で仕事をしていて、たまたま上司と雑談で芸能人のスキャンダルの話になったとしよう。

そこで上司が「あれは男の方が悪いよな」と雑談として話しているのに、誰かが突然ムキになって、この世界がどうあるべきか、人間の罪は神にしか裁けないのか、基本的人権には他人の同意が必要か、といった議論をし始めたらどうだろうか。

しかもその議論を、会社の公式アカウントでツイートしたら?

少なくとも、そういう議論をすべき場所と、すべきでない場所がある。ルーリーにはそれが分からない。

今回はもう遅すぎる。彼女の問題のツイートは本人しか見えない設定になって隠されているが、隠されるまでに1万件以上のコメントがついてネットに広まってしまった。

SNH48ファンからも、薛之謙のファンからも(お前に何の関係があるという意味で)、相手の女性・李雨桐を擁護する側からも(同じくお前に何の関係があるという意味で)、すべての人から反感を買う結果になった。

彼女の発言で、彼女自身とSNH48グループの全メンバーを含め、すべての人が損している。