北京BEJ48低迷は現CEOが原因か?チームE全曲オリジナル公演プロデューサが辞職

北京BEJ48で唯一、上海SNH48のお下がりではない全曲オリジナル公演『ティアラ・ファンタジー(奇幻加冕礼)』をプロデュースした女性が、北京BEJ48運営会社と決裂して辞任したようだ。

どおりで北京BEJ48の全曲オリジナル公演が出てこないわけだ。

以下、同公演の女性音楽プロデューサが2017/09/24に運営会社に対する不満をツイートしている。

すべて読んでみてほしい。今後の北京BEJ48について非常に不安になる。日本のAKB48運営会社が最初に北京を狙うとすれば勝算がある。

また、彼女が批判している郭建良CEOは、反論があるなら結果を出すべきだろう。ここ最近の北京BEJ48の低迷は、メンバーの給料が減っていることも含めて、彼女のツイートですべて説明がつくからだ。

すみませんが、『奇幻加冕礼』公演のプロデューサは私で、郭建良(訳注:北京BEJ48の現CEO)じゃありません。胡臻も私の友だちで、北京絲芭の作曲に郭建良ではなく私が紹介したの。とにかく何と言おうが『奇幻加冕礼』のとき台湾人がかなり騒ぎを起こしたけど、何とか最後には納期どおりに完成させた。

胡臻(koshin)さんは過去、このブログで何度も取り上げている作曲家で、2008年エイベックス・ワールドオーディションでアーティスト・グランプリを受賞している。

北京BEJ48には、結成一周年記念曲『栄光の勲章(榮耀勳章)』ほか、EP『元気覚醒』のうち3曲を提供、『奇幻加冕礼』公演には最後の曲『光芒』を提供している。

今まで北京BEJ48の楽曲水準を維持してきた人物と言っていい。

あのときこの公演のことで、毎日台湾人とケンカしてた。台湾人は何曲か公演に入れたいと言ってきて、結果、もうすぐ公演全曲の録音が終わるというときに、私に版権の問題を持ち出してきた。運営と話し合ってまず試聴して、翌日提出しようと思ったら、その日に彼が連絡をとっていたミキシング・エンジニアが風邪で仕事ができないから臨時に人を替えるとか。そういうことが多すぎて、ほんとにイライラしてた。できると言っておいてまたできないとか、そうやってゴタゴタを起こしてほんとにバカじゃないの。

ああっ、ひとことでは言い尽せない。もといた上層部はほとんど全員辞めた。今は彼(訳注:郭建良CEO)の天下だわ。もともとチームJの公演を作ってから辞めるつもりだったけど、十数曲作って持っていったら、じっくり聴かずに、これは合わないって。それで彼はあっちの曲を使うことにした(訳注:AKB48楽曲のこと)。驚いたことに最後には耐えきれなくなったのか、自分から私のところへきて「お前、いつ辞めるんだ」って聞いてきた。こんなことをされるなんて、もうダメ!じゃあいいよ、台湾人がそんなに気に入ってるなら、私はもうお供いたしません。自分でゆっくりやるわ。こんな風にやってたんじゃ話にならないから。
現地ファン:ファンも疲れてます。僕らは最後までいっしょにいることしかできません。いまは郭建良が社長ですし。BEJをダメにしないように願うばかりです。先生はBEJ48のためにしてくれたことに感謝します。先生の仕事がこれからもうまくいきますように。
北京が設立された最初のころ、スタッフはみんな一旗あげてやるという気持ちで入ってきた。スタッフ集めから、劇場建設から、公演制作まで、一人ひとり全身全霊でやってた。ところがその結果、今になってもといた上層部が一人ひとり押し出されて、本当にがっかりした。当時私が胡臻に曲を提供してほしいと頼みに行ったとき、私たちはほんとに徹夜して眠らずに編曲しなおしたり音の修正をしたりしてた。台湾の総監が何をしたっていうの?メンバーの名前一人も覚えられない人間に、CEOの善し悪しが見分けられるっていうの?話にならない。

Lisa(訳注:北京BEJ48の前CEO)がいたときは実はいろんな面で前に進んでいた。少なくとも何をするにも計画がちゃんとあった。そのあと彼女がいくつかの理由で辞めて、その後、混乱し始めた。他のことは別として、じつはLisaは悪くないリーダーだった。少なくともほんとうに実際に仕事をしてた。今のスタッフたちは、フフッ。いまは劇場の責任者も辞めた。もといた上層部はほとんど全員辞めた。

「Lisa」は前のCEO廖捷頻(女性)のことと思われるが、劇場に来たファンと口論して、多数の現地ファンから強いクレームがあった。辞めた原因はおそらくそれ。

Lisaはファンとの間の例のことを処理する上では、本当に適切じゃなかった。だから対立が最後には爆発した。でも今そのポジションにいるのは…ああっ…今のCEO(訳注:郭建良)がやることは、ほんとに並じゃないダラダラしたやり方だよ。まずは音楽制作部の管理から、私は彼にいろいろ意見をした。そのあと彼がCEOになって、各部門がいちいち彼に許可を得ることになったから、すべてが延び延びになった。それで期限ぎりぎりになると急に、みんなに短期間で完成させろと言い出す。それで計画が全部台無しになって、各部門が全員文句を言ってる。まったく打つ手なし。
しかも運営部門はほんとに努力して劇場外の仕事を取ろうとしてるのに、結果、上に報告したらギャラが少なくてダメというんじゃなくて、ただこれはダメ、あれはダメと言うだけ。第一回の『回声嘹亮』は当時、中国中央電視台の演出家と私が仲が良かったから出演できて、その後の反響もそれなりに良かったから、また何度か出演した。もともと中国中央電視台との関係は良かった。その後、中国中央電視台で『開門大吉』という番組があって、運営部門はリハーサルの時間まで決めていたのに、彼は最後の最後に行かせないって、ギャラが少ないからって。でも中国中央電視台だよ。全国区になるチャンスであって、企業のタイアップじゃないんだから!

それから北京人民ラジオとか、旅遊衛星テレビとかも、まったく許可が下りず。じつは放送局自体も、番組内容もかなり良かったのに。ほんと何を考えてるのか分からない。まあいいわ。とにかく私は辞めるし、メンバーにはますます活躍してほしい。何と言ってもメンバーたちは可愛い子たちだから。
現地ファン:先生がやってたことは正しいと思います。やっぱり真相を明らかにしないと分からないことってあるんですね。メンバーたちはみんな優秀なのに、運営内部の問題で彼女たちが成長する妨げになるのはダメです。いまの運営ではファンを満足させるのは難しすぎますね。
私がこのツイートをした理由はたくさんありすぎけど、決して自分の手がらにしたいわけじゃない。当初『奇幻加冕礼』公演は私が胡臻とギャラを決めてあったのに、郭(訳注:いまのCEO)は私に黙って胡臻に値切りに行ったの。胡臻は私がそれを知ってると思ったから、何も言わなかったらしい。結果、私が日本に行って胡臻と会ったとき、彼が値切られてたことを知ったというわけ。ほんと死ぬほど腹が立ったわ。私の友だちだよ。私が紹介したんだよ。そのとき郭CEOはもっともらしく、これこれの金額で話が付いてるなら、これこれの金額安くしてもらわないと誠意がないとか言ってたわ。まったく!

まして郭が私と胡臻を仲たがいさせようとしたことは、もうほんとに話したくない。むかつく。ほんとにむかつく。さいわい胡臻は郭がどんな人間が知ってるし、私と胡臻は仲間だから、何かあってもお互い話ができた。郭のしたことは、むかつくことが多すぎ。多すぎ!

どうやら郭氏がCEOである限り、北京BEJ48の今後は悲観するしかなさそうだ。