SNH48第四回総選挙MVに関してテテちゃん(黃婷婷)応援会が再度抗議

上海SNH48第四回総選挙TOP16メンバーMV『ナポリの夜明け(那不勒斯的黎明)』ストーリー完全版が今日2017/11/06リリースされた。

ただ、それとは関係なく、二期生チームNIIテテちゃん(黃婷婷)応援会が、すでに公開済みの短縮ストーリー版に対する抗議について、運営会社からいまだ正式な回答がないことで、2017/11/06、中国ツイッター(新浪微博)で改めて抗議文を公開した。

より正式な書簡形式で、強い調子の抗議になっている。

上海絲芭文化伝媒集団有限公司:

貴社旗下のタレントSNH48グループのメンバー黃婷婷はデビュー以来仕事に対して真摯に責任を負い、貴社の手配に対してもまた、全身全霊で完成してきた。しかしグループが11月1日午前に発表したSNH48 TOP16結果報告シングル曲『ナポリの夜明け(那不勒斯的黎明)』正式版MVの中で、理由もなく黃婷婷が演じる役のカットを削除し、人物のイメージ描写とストーリーの連続性に影響を与え、かつ、本人に通知しないままであった。これに対して、応援会はすでに当日貴社に対して我々の疑義を表明したが、本日時点でいまだ有効な回答を得ていない。

ここに、応援会は以下の内容を提出する。

1. SNH48黃婷婷の応援会として、黃婷婷の参加するMVにつき貴社の行う宣伝活動を支持し、積極的に協力することは、道義上引受ざるを得ない。しかし今回のカットの削減の件については、応援会およびファンは等しく理解し難く、受け入れ難いことを表明する。

2. 黃婷婷は長期にわたって悪意の人身攻撃および全く根拠のない誹謗を受け、黃婷婷の名誉に重大な損害を受けている。貴社にはタレントマネジメント会社として、直ちに表に立って旗下のタレントの利益を守り、存在しない流言を晴らすよう望む。

3. 黃婷婷はSNH48年度総選挙Top3メンバーとして、ファンは貴社が黃婷婷の発展に合理的な計画を立て、黃婷婷の仕事に対して支援と、直ちに宣伝を行うよう望む。

4. 黃婷婷の努力を尊重するとともに真剣に対応し、同時にファンの訴えを正視すること。

5. 最後に、今回のMVのカット削除に対して、貴社は本件に注目し関心を持っているファンに対して合理的な説明をするよう望んでいる。

ここに通知し、かつ返信を希望する。

SNH48-黃婷婷応援会
2017.11.06

なお、削除されたテテちゃんのカットは、テテちゃんがカチューシャを裏切って、王女の側に謀反者の情報とともに解毒剤をわたすスパイであることを描写している。

この「スパイ(臥底)」という設定は政府当局の指導を受けるおそれがある設定らしく、運営会社はこのカットを削除せざるを得なかったという説がある。

もう一か所、当局の指導を避けるために変更された部分があるらしい。

それは、ななし(馮薪朵)、Akira(趙粵)、ルーリー(曾艷芬)の3人が公爵のカチューシャを襲うシーン。

この3人は「黒の王女」キクちゃんが、カチューシャに差し向けた刺客だが、公爵邸に侵入するときは姿を隠しているのに、肝心の公爵を襲うときは、真っ昼間のテラスだ。

この設定について現地ファンが、中国ツイッター(新浪微博)のメンバーとのQ&Aイベントで、ななしに直接質問している。「なぜ暗殺の設定になっていないんですか?」

ななしの回答は、「戴帽子 可能sb又要被刚了(=レッテルを貼られて、sb(絲芭)がまた攻撃されるかもしれないから)」というもの。つまり暗殺という設定では、運営会社が悪いレッテルを貼られて、世間(や当局)から非難されると言っている。

「暗殺」がNGという事情からすると、テテちゃんが「スパイ」という設定も、運営会社が政府当局の指導を避けるためだった可能性がある。

いずれにせよ、これ以上応援会が運営会社批判を強め、芸能ニュースに取り上げられれば、SNH48運営会社の社会的評価が下がり、SNH48メンバー全員が不利益を被ることは避けられそうにない。