北京BEJ48チームBは今年中には、チームBとして初めての全曲オリジナル公演を開始する予定だが、今のところはベスト曲公演『十八の輝く瞬間』を上演している。
ただ、2017/11/12(日)の同公演の録画を見て驚いた。特定のテーマでメンバーがおしゃべりするMCコーナーが完全になくなって、コントと特別パフォーマンスになっていたのだ。
通常の公演構成で、MC2にあたる部分は45分間のコント。
アンコール前のMC3、MC4の部分は約20分の白黒全身タイツのパフォーマンスになっている。
この白黒全身タイツのまま、SKE48『手をつなぎながら』公演曲の『遠くにいても』(中国語タイトル『伴我同行』)を歌うというシュールなことになっている。
さらにアンコール後も通常曲ではなく、特別パフォーマンス。
北京BEJ48チームB全体の人気が、ほぼキャプテンいーしゃん(段藝璇)一人に依存していて、オンライン生放送の視聴者数も振るわないし、公演を面白くしようと精一杯の工夫をしていることは分かる。
ただ、普通の日の劇場公演でこれほど公演の基本構成を崩して特別パフォーマンスをやるようになってしまうと、公演構成って何のためにあるんだろう、と戸惑ってしまう。
毎回同じ構成で公演をやる基本ルールがあるからこそ、春節や国慶節などの特別公演に意味がある。普通の日の公演にここまでやっても構わないなら、最初から16曲の48系の公演構成にこだわる必要など全くない。
リハーサル済みの楽曲から、毎回ランダムに十数曲を選んで公演をやり、MCコーナーではなく、コントや特別パフォーマンスにすればよい。
ただ、そうなったときのSNH48グループって、いったい何者なんだろうか。
ところが上海SNH48は、すでに48系の公演型式から離れることが決まっているようだ。
今週末のSNH48グループ第三回ファッション大賞が終わった後、48系の定期公演を少しずつ減らして、演劇やミュージカル型式の公演を始めるとのこと。すでに数人のメンバーがリハーサルを始めていることを漏らしている。
さて、いったいSNH48グループ、というより、上海SNH48と北京BEJ48は一体どこへ行こうとしているのだろう。
(今までどおり、48系スタイルの育成系アイドルグループを応援したい方には、広州GNZ48、瀋陽SHY48、重慶CKG48をおすすめする)