広州GNZ48関連で小ネタを3つ。
広州GNZ48の香港返還20周年オリジナル曲『紫荆(ハナズオウ)』が、2017/12/01広東広播電視台主催、清遠市体育館で開催の第四回粵語歌曲排行榜賞で「最も人気のあるグループ賞」を受賞した。
この「粵語歌曲排行榜」授賞式は「広東語曲ランキング」の意味で、2014年に第一回が開催されているようだ。
↓この制服衣装は『紫荆』専用。ネクタイに「ハナズオウ」の刺繍、スカートの裾にはハナズオウのプリントがある。ハナズオウは香港特別行政区の旗の花。広州GNZ48衣装部は、つねに手抜きなし。
↓ネクタイのハナズオウの刺繍はこの写真でよく分かる。左がリカちゃん、右がちんゆー。
↓左からチームZチャーフェイ(王翠菲)チームGアベル(張凱祺)チームZピカ(陳梓熒)チームG CK(陳珂)チームNIIIリカちゃん(唐莉佳)チームNIIIちんゆー(陳欣妤)チームZナイピン(農燕萍)チームZルイツ(龍亦瑞)チームZワンツー(王秭歆)
この中で広東語ができるのは、チャーフェイ、アベルの2人だろうか。ピカももしかするとできるかもしれない。
もちろんこの受賞も、GNZ48が本当に広東語圏の音楽シーンで最も人気があるからではなく、メディア露出の一環。もう一つは香港返還20周年という政治的な理由があるのかも。
なお上のツイート写真のコメントに、この衣装をほめて「これこそ少女アイドルグループ」という書き込みがあった。
筆者も心の底からそう思う。日本系アイドルグループが好きでSNH48グループを応援しているファンが、どういうスタイルのメンバーたちを見たいかは、明らかだと思うが。
次のネタは、来週2017/12/09(土)昼に行われる、広州GNZ48チームNIIIキャプテン・ミッフィー(劉力菲)誕生日記念公演(いわゆる生誕祭)。
いつもの公演もそうだが、学業と両立しているメンバーは、公演のために劇場まで戻ってまた実家に帰る交通費は自己負担になる。
公演に出るための交通費が自己負担というのもおかしな話だが、彼女たちは被雇用者ではなく専属タレントで、学業との両立は自己責任なので仕方ない。
そこで、自分の生誕祭に交通費の都合で来れなかったナイガイ(洪靜雯)に、ミッフィーが飛行機代を出してあげたという話。
12月だね。
もし今年起こったことのなかで
自分に関係があることで
特別な3つを選ぶとすれば!
ランキングでいうと
今回のことがその3つに入るよ~
うん、私が戻るのを待ってって
と、その下にある図は、ナイガイとミッフィーのチャット画面。
ナイガイ「うん」
ミッフィー(WeChat送金:1X00人民元、約2万数千円)
ナイガイ「love you」
ナイガイ(WeChat送金受け取り))
下図はナイガイが飛行機のチケットを購入した画面ショット。2017/12/07、12/10の往復。行きが「学校~広州 菲菲の心の中」、帰りが「みんなの心の中~学校」に書き換えられているのがおもしろい。
最後の3つめは、ナイガイと同じく、トップメンバーでなければ、被雇用者ではなく専属タレントなのでお金で大変なことがある、という話し。
広州GNZ48チームZキャプテン・ナイピン(農燕萍)。同じキャプテンでも、人気チームのNIIIと、それほどでもないチームZとでは差があるらしい。
私たちの宿舎は電熱水器で、お湯でシャワーを浴びたければ、少なくとも半時間前にスイッチを入れておかないとダメ。
いま夜中の3時に部屋に帰ってきたら、いちばん高い温度にセットされてた。自分を気にしてくれている人がそばにいるって、本当にすごく幸せ。
すごく感動した、本当に。
心配してくれる人がいて、遅くまで、とても疲れて帰ってくるのをずっと待っててくれる。お湯でシャワーを浴びられないと、ブルブルふるえながら横でお湯が湧くのを待つことになるから。
このツイートのタグが「王炯義」になっているのがポイント、ナイピンのルームメイトがチョンチョン(王炯義)。
チョンチョンがナイピンの帰りが遅いのを知っていて、帰ってすぐお湯でシャワーが浴びられるように、でも電気代がムダにならないよう、夜中まで起きてスイッチを入れておいてくれたという、心温まるお話。
上のミッフィー、ナイガイの件と、このナイピン、チョンチョンの件。わざわざツイートするのは少し「あざとい」とも言えるが、トップではないメンバーの切実な日常がある。
個人的には、育成系アイドルはこれくらいのメンバーの方が応援しがいがあると思う。あなたが大金持ちでない限りは。