SNH48カチューシャ激怒動画をフォロワー200万ブロガーがツイート

上海SNH48二期生カチューシャ(李藝彤)が、2018/02/03第四回リクエストアワーで、自分が拒否したテテちゃん(黃婷婷)とのデュエット曲『人魚』に現地ファン(アンチ)が投票のための資金集めをしている件。

ややマズい展開になっている。

中国ツイッター(新浪微博)のエンタメニュース・アルファブロガー(フォロワー数206万)が、問題の公式アプリ「Pocket48」によるカチューシャ、レンレン(吳哲晗)、チュンチュン(袁雨楨)それぞれの生放送動画をまとめて、字幕をつけてツイートしてしまった。

ツイートの内容は、一応タレントとして半ば公の人物である人間が、こういう言葉づかいで他人を罵るべきだろうか?ということ。

この記事を書いている時点でコメント数7,097、いいねが4,685。

それより問題なのは、カチューシャを「病気か?」というコメント2件それぞれの「いいね」が10,385件、8,330件、「この資質でアイドルを自称してるの?」というコメントに「いいね」が5,818件ついている。

上記ツイートに貼られている動画を転載しておいた。

カチューシャは放送禁止用語的な下品な単語こそ使っていないが、最初から最後まで強烈な罵倒。通りすがりの人がこの動画を見れば「何だこの女は?」というのが普通の反応だろう。

はっきり言って、非常にマズい。SNH48のイメージが丸ごと悪くなる。

カチューシャが一人で話している部分。

私がなぜ興奮してるかっていうと、帰ってきて悪い情報を見たから。たくさんの人がもうこの情報を知ってると思う。

私の誕生日ソロライブのことや、チケット販売開始日時の情報をうれしいし、きれいな画像もツイートしてもらって、たくさんきれいな画像があって、これはうれしかったこと。

でも私がなぜ『人魚』を歌えと言っている人がいるのを見たとき、何とも言えない気持ちになった。この曲を歌うつもりはなかったから。

わぁ、今年は本当にカップリング曲(以下CP曲)に投票する人がいるんだってことが、本当に理解できなくて、それを見たとき、口汚く罵りたくなった。

でも私自身の素養がかなり良いことと、これからの発展の道のりがまだ長いことを考慮して、どうして聞く耳を持たない人に、罵倒する言葉を使わなきゃいけねぇんだよと思って、何の意味もないし。

ファンが金をどう使おうが、私の知ったことじゃないし、あんたが私たちの会社の収益を増やしてくれることにはすごく感謝するよ。

でも私個人としては、ものすごいディスりだね。すごくイヤ。資金集めをしてる人は全員爆発して花火になって天まで上がればいいんじゃない?ブーンって。

あんたたちに良心があるなら投票しないちょうだい。私が言ってるのは私のファンのことで、他の人のことは構わないけれど。

もし私のファンが私のことを理解してくれるなら、私たちチームNII曲『光之軌跡』と、私のソロ曲『人間規則』に投票を続けてほしい。

エネルギーを使ってそういう意味のないことをするなってこと。

私たちはこれからたくさん賞をもらうだろうし、たくさんの仕事に参加するから、こんなつまらないことは気にしない。

もともとはファンが撮ってくれた、可愛い萌えっ子がちょっといい気になってるのを見るつもりだったのに(訳注:自分自身のことを言っている)、でもその続きにそういう人を……っていう気分にさせる情報を見て、そりゃ当然すごく不愉快になるよね。

とにかくあいつらがしっかりやって、生きている間に自分の欲しい結果を得られるように願ってるよ。(訳注:先ほどの爆発して花火になって天に登れの続きで、遠まわしに死んでしまえと言っている)

うっかりして汚い言葉を使いそうになった。私ってこんなに素養のある人なのにね。

そうでしょ?

レンレン(吳哲晗)の生放送部分は以下。

カチューシャ「ついでに黃婷婷のフォローやめるわ」

レンレン「……ラ~ララ~……」

カチューシャ「応援会はきっと喜ぶよ。応援会が聞いたら、きっと仲良しだと思うだろうから」

チュンチュン(袁雨楨)の生放送部分は以下。

チュンチュン「僕は『人魚』に100票投票するって李藝彤に伝えて」

カチューシャ「袁雨楨、あんた即刻自殺しな。あんたもうこの世にいないよ。もう死んでるよ」

カチューシャ「そちらのファンももう死んでる。もう天国に行ってるよ。そいつのためにお祭りの花火に点火してあげるわ。なんか葬式の歌ってなかったっけ?ちょっと考えるわ。すぐに思いつくから」

カチューシャ「誰が私の母親よ。そんな縁起の悪いこと言わないで。友よ、さらば、さらば、さらば」

カチューシャ「そいつはもう天国に行ったけど、まだ私のために100票投票してくれるだけ感謝するわ。100票って現金でいくらだっけ?」

チュンチュン「わかんない」

カチューシャ「100票はいくらだよ!!早く言えよ!!金額が私のお前に対する態度を決めんだからな!!」

チュンチュン「1,400元だって」

カチューシャ「チッ、1,400元か。母親のブラウスの金にもならねぇよ。笑わせんな。私のブラウズじゃあ一着も買えないわ」

カチューシャ「投票するならもっと投票しろよ!面倒くせえ!2万票投票するなら、考え直してお前の話を聞いてやるよ」

カチューシャ「これが私たち社会の現実ってもんだよ。この間ゴキブリが這ってた私のブラウスの金にもならない」

カチューシャ「自分がこの生放送で病気みたいに、そんなこと言っておいて、私に言うなってことか?」

チュンチュン「落ち着いて、落ち着いて」

その後カチューシャは中国ツイッター上で、『人魚』に投票して嫌がらせをしている人間以外の、自分のファンに謝罪している。

しかし彼女がタレントとして謝罪すべきは、内輪の事情をSNH48をフォローしている人間なら誰でも観られる生放送で暴露し、SNH48のイメージを毀損したことに対してである。

今回の動画がスキャンダルとして広まれば、彼女は今後おそらく劇場公演以外の仕事を失うことになる。

退団済みのルーリー(曾艷芬)のケースは、薛之謙という男性タレントの不倫スキャンダルに首を突っ込んだことが、ネット上で予想外の大きな話題になり、結果的に取り返しのつかない事態になった。

カチューシャも事実上の退団を迫られなければいいのだが…。

この種のゴタゴタを見たくない人は、上海SNH48チームNII以外のチームや、姉妹グループをフォローした方が、毎日楽しく過ごせる。

アイドルのファンになるのは、楽しい気分になるためだと思うので、筆者個人的にはそうすることをおすすめする。

2017/12/11追記:

誤解があるといけないが、当然、悪いのはカチューシャの「アンチ」だ。ただ彼らの目的はカチューシャに謝罪させることではなく、最初から彼女を挑発することだった。

カチューシャは怒ってその挑発に乗ってしまい、上記の動画のように「アンチ」にくり返し「死ね」(爆発して天国に行け、お前はすでに死んでいる等)と言ってしまった。人間のクズみたいなヤツらと同じ目線でケンカを始めてしまったのだ。

その結果、彼女は本来は正しいのに、「アンチ」の思惑どおり対外的に悪者に仕立て上げられてしまった。「アンチ」の思うツボだ。

筆者が不思議なのは、彼らのようなクズは無視すればいいのに、なぜわざわざクズをまともに相手してしまったのかということだ。SNH48総選挙第二位のトップメンバーが、なぜわざわざクズにどもに関わる必要があるのかということだ。

クズに何を言ったってムダだということは、最初から分かっているはずだし、低レベルなクズのディスりごときで、彼女の総選挙第二位の地位はまったく揺らがない。彼女自身はそう思っているはずなのに、なぜクズどものいるゴミ溜めまで下りていく必要があったのか。

諸事情あってテテちゃんとデュエットを踊りたくないのであれば、内部で運営会社と話し合って、『人魚』への投票は単なる嫌がらせであり、リクエストアワーの最終結果に反映させないよう、そして運営会社には投票も返金処理するように話をつければいい。総選挙第二位の彼女なら運営会社に対してそれくらいの交渉はできるだろう。

にもかかわらず、クズどもの挑発に乗って、問題を適切に内部で処理せず、外部にさらしてしまった。それによって最も損しているのは、本来まったく悪くない彼女自身だ。

筆者が理解できないのは、なぜ彼女がクズどもをまともに相手にしてしまったのか、その一点である。