上海SNH48グループ「大組閣」へカウントダウン開始

筆者はAKB48オタクでもSNH48オタクでもなく、単なるSNH48ファンで、AKB48用語の「組閣」などどうでもいい。

なので単なる情報としてお伝えすると、SNH48運営会社の中国ツイッター(新浪微博)公式アカウントが、正式に「SNH48大重組」というタグを作った。日本語で言えば「SNH48大組閣」。

気づいたことを2点だけ。

一つは運営会社がタグを作ってたった2時間で、タグの閲覧回数がすでに40万回を超えていた。

中国ツイッターのタグは中国語では「話題」だが、タグの付いたツイートが掲示板形式でまとまるので、Twitterのタグより一覧性がいい。閲覧回数でタグの注目度がすぐ分かる。

もう一つ気づいた点は、さっそく現地ファンが1,000を超えるツイートをしているが、大半のツイートが運営会社を罵倒しており、「cnm」という略語がたくさん出てくる。「cnm」は「Cao Ni Ma」、英語で言うと「f**k your mother」でかなり下品な言葉。

筆者は現地に行ったことはないが、雰囲気的に上海SNH48のチームSIIファンとチームNIIファンは非常に仲が悪い。

広州GNZ48はグループ全体としてファンどうしの仲が良く、その分、他のグループに口出しされることを嫌う。北京BEJ48も広州GNZ48ほどではないが、少なくともチームB、チームEファンの仲は悪くはない。

その他、北京BEJ48チームJ、瀋陽SHY48チームSIII、チームHIII、重慶CKG48チームC、チームKは、ファンがまだ少なく、現地ファンのスラングでいう「nbcs」=nobody caresで、そもそも誰も気にしていないという感じ。

なので、上海SNH48チームSII、NIIメンバーを異動させれば、運営会社が猛烈な攻撃を受けるのは必須。

上海SNH48と北京BEJ48、広州GNZ48の間でメンバーを移籍させると、BEJ48、GNZ48ファンはやはりかなり反発するだろう。

瀋陽SHY48ファンは、他のグループからの移籍は過去に1名だけだが、恋愛関係がバレて退団処分になっている。ただ、移籍があると面白くなるので、多くのファンは歓迎すると思う。

重慶CKG48は、すでに上海SNH48チームHIIからモンスター(劉炅然)が兼任、同チームHIIからチャオツ(王露皎)が移籍、広州GNZ84チームNIIIから、はるか(熊心瑤)が兼任で来ているので、やはり移籍メンバーを歓迎すると思う。

要するに、上海SNH48チームSII、チームNIIメンバーに手を入れると大騒動になる。

「出坑(=穴から出る)」つまりファンをやめるぞ!と息巻いているツイートも多いが、SNH48のファンをやめたところで、SNH48以上に資金力があり、ファンサービスが充実している女性アイドルグループは中国に存在しない。

せいぜいSNH48内部で他のグループやチームのファンに変わる程度だろう。

運営会社がそこまで予測して強引に「大組閣」するなら、筆者のような傍観者としては面白いし、チームNII偏重のリスクの高い収益構造が改善され、いったん収益が落ちても数年スパンでは運営会社の収益は安定する。

「SNH48大重組」はおそらく2018/02/03の第四回リクエストアワーの場で発表されると思われる。