上海SNH48グループ春のEP『未来の楽章 The Future Movement』音源リリース(継続更新)

上海SNH48グループ春のEP『未来的楽章 The Future Movement』音源がリリースされた。

グループ別のタイトルは以前ここでリーク情報としてご紹介したとおり。

上海SNH48『未来的楽章(未来の楽章)』
北京BEJ48『Eyes on me』
広州GNZ48『抱緊処理』
瀋陽SHY48『恋愛密語』
重慶CKG48『奔跑的未来』
上海SNH48『我的世界还有你』

上海SNH48楽曲はタイトル曲の『未来的楽章』。作詞はSNH48の「秋元康」こと甘世佳(ガン・シーチャー)という男性。こう紹介すると最近本人が調子に乗るようなのでやめた方がいいかもしれないが(笑)。

作編曲はRICK NEGAN。広州GNZ48最新の全曲オリジナル公演『三角関数』のうち、デュエット曲『就差一点点』と、16人曲『Z You Again』の作曲者。いったい誰なのか、正体は不明。

ただ、6/8拍子がタイトル曲というのは微妙。転調なし、コード進行は凡庸、耳に残るのは編曲で曲の冒頭と、ワンコーラス目のBメロでリズムパターンが変わる部分くらい。透明なベルの音が鳴っているので、一瞬クリスマス曲かと思った。Dメロはあるが、特にすごいということはない。

あまりインパクトがない気がする。第五回総選挙投票券付き水着EPまでの単なる「つなぎ」なので、こんなものでいいのかも知れないが。

そして広州GNZ48楽曲『抱緊処理』は同じEPの曲なのに広州GNZ48運営会社から別でアナウンスされている。作詞・作曲のクレジットは未公表。GNZ48結成二周年記念曲となっている。

こちらはGNZ48『SAY NO』と同じロックポップ。GNZ48は途中にバラードのシングル『不見不散』がはさまっているとはいえ、『SAY NO』と作風にあまり変化がないのはどうなんだろうという感じ。転調なし、楽曲構成もこれと言って聴きどころなし。

いかにもアイドルポップスっぽいので、こういうタイプの曲としては悪くはないけれど、編曲のサイレンがしつこいし、ツーコーラス目終わりの間奏がイントロの使いまわしだし、曲自体が短すぎる。最後のリフレインはもう8小節あっても48系楽曲としてはまったく問題ないと思う。

SNH48グループは劇場公演の楽曲の方がクオリティがはるかに高い。劇場公演の曲は何度も上演されるのに対して、EP収録曲はほぼ「使い捨て」なので当然といえば当然だけれど。

北京BEJ48、瀋陽SHY48、重慶CKG48楽曲の音源もすぐに発表されると思う。

なお2018/03/14現在、チャイナ・モバイルの音楽配信サービス「咪咕音楽」でしかリリースされていないようなので、日本からは逆壁超えをして聴く必要がある。逆壁超えは「快帆」などのソフトウェアで自己責任でお願いいたします。

(他グループの音源リリース次第、継続更新)