中国版「Produce101(創造101)」参加者リスト不確定情報

上海SNH48が不参加を決めた、中国版「Produce101」の「創造101」だが、現地のファンアカウント「創造101応援社」の中国ツイッター(新浪微博)のツイートに、不確定情報ながら参加者リストが出ていた。

中国版「Produce101」は中国三大ネット企業「BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)」のうちテンセントが放送する。

下記のリストはあくまで不確定情報なのでご注意を。

いろいろツッコミどころがある。

まず元SNH48八期生でバークリー音楽大学卒の才女・葛佳慧が『最強大脳 The Brain』の選手という肩書で参加。SNH48退団後この番組の回答者としてレギュラー出演していたためだ。

楽華娯楽は日本で活動していたalanの所属事務所。中国では比較的大きな事務所なので、参加は妥当。

今年2018年末デビュー予定のAKB CHINA(AKB48中国)メンバーから2名、劉念、毛唯嘉が参加。毛唯嘉はその下にある「中櫻桃 チェリーガールズ」のスタッフで、メンバーに付き添いで行ったらAKB48中国にスカウトされたというウワサのある人。

上海でSNH48初期のスタッフが運営しているidolschool(偶像学院)はテンセントのお世話にならないとやって行けないといったところか。

他には2017年末解散した「1931」「ATF」の元メンバーの名前もある。何だかつぶれた中国女性アイドルグループの受け皿的な感じがする。元1931の陳怡凡はご承知のとおり、元SNH48三期生陳怡馨と姉妹。

笑えるのは「陌陌 主播」という肩書の参加者。セクシー系お姉さんのネット生放送で有名な「陌陌」の生主が参加するらしい。

出来上がる女性アイドルグループは、少なくとも日本の育成系アイドルグループではないことは確実だ。おそらくK-POP系になると思われる。

それでAKB CHINAはテンセントが大資本で結成するライバルグループにメンバーを2名とられたら、どうやって中国で自身のアイドルグループを運営するつもりなんだろうか。

他の参加者にも言えることだが、番組から結成されるグループをテンセントが本気で運営したら、これら参加者の所属するアイドルグループは資本の規模で全く勝ち目がない。

そうではなく、テンセントが結成されるグループよりも番組自体の収益を狙っているとすれば、言葉は悪いが参加者は「使い捨て」になる。「元創造101」を名乗ってもすでに「創造101」から結成されたグループは存在しない可能性が高い。

いろんな意味で「創造101」の動向は興味深い。

上海SNH48グループは定常運転で、第五回総選挙に向けて各メンバーの応援会が投票資金集めの準備を始めているところ。

去年第四回総選挙の2位、3位のカチューシャ(李藝彤)、テテちゃん(黃婷婷)応援会はすでに資金集めを始めており、中国5ちゃんねるのSNH48関連の例の掲示板では、現時点で集まった資金の集計がもう始まっている。

ということで、上海SNH48の「村の夏」はもう始まっている。

(「村」というのは上海SNH48グループのファンが自虐的に自分たちのクラスタを呼ぶときの言葉)