SNH48運営会社がオリジナルアニメ『Project 48』制作開始

上海SNH48グループがいよいよオリジナルアニメの制作に乗り出すようだ。

上海セブンストーン・スタジオに出資し、育成系アイドルアニメ『Project 48』を制作するとのこと。配信は中国三大ネット企業テンセントの動画サイト「テンセント動画」。

上海セブンストーン・スタジオは2011年設立のアニメ制作会社。こちらが公式サイト

↓こちらは同スタジオの作品集。

ちょっとややこしいが、上海サンドライ、上海セブンストーンという2つのアニメ制作・下請け会社があり、もともと2011年設立の上海セブンストーン(七霊石)だった。2014年に上海サンドライが独立、広州奥飛文化という会社の子会社になった。

上海サンドライが、まだ上海セブンストーンの制作部門だったときに、日本の『NARUTO』『進撃の巨人』などの下請けをしていたようだ。

今回SNH48グループが出資するのは上海セブンストーンの方。正式な社名は「七翎石」で、同じ発音の「七霊石」はブランド名らしい。

上海セブンストーンの創業者で法定代表人の龔振華(ゴン・チェンフア)さんは、19歳のとき来日、日本電子専門学校アニメーション科で学び、その後、テレコム・アニメーションフィルム社に就職。2011年に帰国後、セブンストーンを起業したとのこと。(こちらを参照

今回SNH48が上海セブンストーンに出資して制作するのは、アニメ『Project 48』だけではない。SNH48運営会社が発表済みのバーチャルアイドルグループ「五月薇」の制作も同社が担当する。

また、アニメ制作とは別に、SNH48運営会社がすでに出資している「幻喜網絡」というゲーム制作会社から、スマホゲーム『少女終末戦争』を近日リリースとのこと。イメージキャラクターはSNH48の2000年以降生まれの派生ユニット「Color Girls」が担当する。

アニメ制作となれば、SNH48メンバーが確実に声優として参加するだろうから、現地ファン的にはかなり面白い展開なのではないかと思う。

それでどれくらい儲かるのかは別として・・・。

(アイキャッチ画像は上海セブンストーン中国ツイッター(新浪微博)公式アカウントより)

↓こちらがプレスリリース全文。