上海SNH48九期生「五四青年節」にバレエ劇『沂蒙頌』から『願親人早日養好傷』

上海SNH48九期生メインのチームFt(future)は毎回の公演のアンコール後に、メンバー自身が考えたパフォーマンスをする。広州GNZ48の企画を取り入れたもの。

2018/05/04は中国の五四青年節ということで、昨年2017年中国で公開された1970年代人民解放軍文工団の青年たちを描いた映画『芳華』から、『沂蒙頌』というバレエ曲を、SNH48九期生張茜、李美琪が踊った。

もともと『沂蒙頌』は1975年制作の中国現代バレエ劇映画で、2017年『芳華』に取り上げられているのはそのうち『願親人早日養好傷』という曲の部分。

↓これがバレエ劇映画『沂蒙頌』(1975年)の『願親人早日養好傷』

↓これが映画『芳華』(2017年)で引用されている『沂蒙頌』(1975年)の『願親人早日養好傷』

反帝国主義・抗日の「五四運動」が起源となっている五四青年節にふさわしい、政治的に正確なパフォーマンスということで。

バレエの技術と表現力は張茜(背の低い方)が段違いに良い。たまにこういうパフォーマンスがあると、SNH48メンバーの芸術的基礎がいかにしっかりしているかが分かる。それとアイドルグループとして商業的に成功するかは全く別の話だが。