上海SNH48グループ、業界団体「中国演出行業協会」の理事に

上海SNH48グループが中国文化部主管の国家一級社会団体、中国演出行業協会(China Association of Performing Arts)理事になったとのこと。すごい!こちらの中国ツイッター(新浪微博)の北京BEJ48公式アカウントのツイート参照

中国演出行業協会の公式サイトはこちら

「中国演出行業協会」は民間の社会組織で、政府組織ではない。「一級」社会団体とあるが、この「一級」は政府指定ではなく民間組織が自ら名乗るものらしい。

会員になっている企業や組織は、文芸パフォーマンス団体、劇場、興行会社、興行マネジメント会社、チケット販売会社、舞台美術制作会社など。

組織の主要業務は興行業界の市場調査と政府に対する助言、興行マネジメント企業の従業員の資格認定など。要するにこの組織はネット企業を含めた劇場に関連する各種企業の業界団体らしい。

SNH48グループと同じく同組織の理事になっているのは企業や組織は同組織のこちらのページで確認できる

生放送アプリ「六間房」、出会い系生放送アプリ「陌陌」運営会社、この2社だけで爆笑。

その他の理事企業は中国動画サイト最大手「iQiYi 愛奇藝」、「Panda.tv」運営会社の上海熊猫互娯文化、音楽配信アプリ「酷狗音楽」運営会社など、インターネット関連の理事企業の名前を見ると、SNH48グループが理事になってもおかしくない気がする。

湖北劇院、広州市中山記念堂など、SNH48グループが過去に遠征ライブを行った劇場も理事になっている。重慶雑技芸術団なんてのも含まれている。

理事よりひとつ上の「常務理事」には、生放送サイト「YY」運営会社で、昨年2017年末解散した女性アイドルグループ「1931」運営会社だった広州歡聚時代信息科技がある。

資本規模はSNH48グループ運営会社より広州歡聚時代の方が大きいはずなので、これでSNH48グループがこの組織の理事になれたことに激しく納得できる。

おそらく各地の劇場を拠点として大人数の専属タレントを抱える48系の運営形態が、舞台に関連する事業の一つの業態として認知された程度に考えておけば良いのではないか。とりあえず業界団体からSNH48の中国での正統性を認めてもらったという感じかもしれない。

SNH48グループは共産主義青年団から「五四優秀青年賞」を受賞するなど、日本のAKB48の支配下にあるAKB48 CHINAには決してできない本土化、中国化を進めているので、中国で正統性を認められるのは当然といえば当然。

以下は中国演出行業協会の会長・朱克寧氏ほか、お偉いさんを北京BEJ48劇場に案内するBEJ48運営会社社長・郭建良(グオ・チェンリャン)の写真。

理事になったのはSNH48グループ全体だが、同協会は北京にあるのでBEJ48劇場への視察になったと思われる。こういう点も北京に姉妹グループがあるメリット。

↓劇場併設のショップを説明している図。香ばしい。

↓北京BEJ48劇場に理事のプレートが貼られたようだ。

↓じゃじゃーん。理事のプレートをもらいました!の図。

↓メンバーのリハ風景を超VIP席で観覧されるお偉いさんたち。

↓超VIP席のお偉いさんとお話する北京BEJ48 Team Bキャプテン DDD(段藝璇)

↓最前列のTeam Bメンバーは左から、劉姝賢、熊素君、田姝麗、段藝璇、青鈺雯、陳美君、胡麗芝、沈小愛、楊鑫。