たった12分のショートムービーで号泣させるSNH48卒業生キクちゃん(鞠婧禕)の演技力

SNH48卒業生でSNH48運営会社所属のままソロ活動をしているキクちゃん(鞠婧禕)が、中国で人気の放送局・湖南衛星TVのネット番組「マンゴーTV」のバラエティー『歓楽之城』に出演、2018/09/28に放送された。

やっぱりキクちゃん(鞠婧禕)すごい。彼女レベルのタレントはSNH48から二度と出てこないのではと思ってしまう。

この番組は一つの楽曲にオリジナルのショートムービーを制作するプロセスと、完成したMVを鑑賞するという良質なバラエティー。レギュラーコメンテーターにフェイ・ウォン(王菲)がいるのもすごい。

キクちゃんの課題楽曲はカレン・モク(莫文蔚)『忽然之間 Suddenly』、京劇女性俳優が主人公で『忘年』と題されたショートムービー。キクちゃんは京劇に挑戦している。

↓完成したオリジナルMVはこちら。

筆者はこのたった12分の作品で朝から号泣してしまった(汗)。

全編はこちら。湖南衛星テレビYouTube公式チャンネルより。キクちゃん登場は27分49秒。

画面右に「实时唱演画面 无后期剪辑」とあるのは、キクちゃんの歌の場面はワンシーン、ワンカットということ。

孤児の少女が毎晩小さな京劇の劇場に潜り込むうち、京劇俳優の女性に拾われて養子として育てられる。養母の指導のもと京劇を演じるようになるが、年々観客が減り、養母は京劇を離れて俳優として仕事をするようにと家から送り出す。

やがて少女は映画スターになるが、ある日養母について電報を受け取る。慌てて久しぶりに養母の劇場に戻ってくるが、蜘蛛の巣が張り、かつて賑わった面影はない。

ところが舞台から養母の京劇の声が聞こえてくる。思わず駆け寄ると、養母は痴呆になり彼女のことを忘れているが、「ああ思い出した。そこから舞台をのぞいてた子ね」。自分が苦労して育てたことは忘れているのに、最初に彼女と出逢った場面だけは覚えていた。

・・・というストーリー。

↓メイキングはこちら

番組中で作品が上映された後、登壇したキクちゃんが泣いているのは、脚本にそった映像になっているか、撮影が終わって帰った後も毎日見返すしたが満足できず、完成したいまも完全に満足できる作品になっていないという悔し泣きのようだ。

キクちゃんって本当にすごい女性俳優になりつつある。