上海SNH48制作映画『Heartbeat Memorial』でBEJ48ルールー(黃恩茹)が広州GNZ48オリジナル曲『不見不散』をアフレコ

上海SNH48運営会社の映像制作子会社「Studio48(北京絲芭影視)」が、知らないうちに相当おもしろいことをやっていた。

SNH48運営の子会社「火核伝媒」が男性アイドルグループ「D7BOYS」を必死で売り出そうと、テンセント動画の『Produce101』続編『創造営2019』に出演させたりしているのは、以前ここでも触れたとおり。

で、いつの間にかStudio48がD7BOYSメンバー主演でネット映画『心跳制作人 Heartbeat Memorial』を撮影しており、間もなく中国動画サイト最大手「iQiYi 愛奇藝」で公開予定とのこと。

「iQiYi 愛奇藝」はSNH48メンバーが出演、同じくStudio48が制作したネット映画が公開されている動画サイトだ。卒業生キクちゃん(鞠婧禕)主演で好評を博している『新白娘子伝奇』もこのサイトで公開されている。

↓こちらが『心跳制作人 Heartbeat Memorial』の予告編

D7BOYSメンバーがたくさん出演しすぎて、逆にこの女性俳優さんが主役みたいになっている(汗)。

この人は湖南衛星テレビのバラエティー番組でSNH48メンバーと共演したのがきっかけで(かどうか知らないが)、Studio48専属になった王子甲(ワン・ツーチャー)という女性俳優さん。

↓もっと面白いのがこの映画のクライマックスと思われるシーン

予告編を見るだけで、最後はD7BOYSメンバーが王子甲さんをボーカルにバンドを組んで、オーディションで審査委員に絶賛される的なストーリーなのは分かる。

この歌唱シーン、楽曲は広州GNZ48オリジナル曲『不見不散』、アフレコを北京BEJ48の歌姫her(黃恩茹)が担当している。

黃恩茹が広州GNZ48楽曲を歌うというとっても素敵なことが、Studio48制作のD7BOYS出演ネット映画で起こっているのが香ばしい(笑)。

ただ、Studio48の中国ツイッター公式アカウントがこの歌唱シーンをツイートしたところ、予想どおり現地SNH48の一部が猛烈な運営批判のコメントを付けている。

個人的にはGNZ48オリジナル曲をBEJ48メンバーがアフレコで歌って、Studio48の映像コンテンツで生かされるのは、SNH48運営会社の企業グループ全体として悪くない方向性だと思う。

このシナジー効果(そんな大げさなもんか?)が、最終的にSNH48の活動を後押しする収益源になれば、SNH48ファンにとってもハッピーなはずだ。

いつまでもD7BOYSをくそみそに叩いている現地SNH48ファンの一部は、やや大人げない気がする。