上海SNH48ネットバラエティー『SNHello』『花様妹妹』第一回公開

上海SNH48伝説のバラエティー番組『SNHello 星夢学院』が約3年ぶりに帰ってきた。AKB48の某バラエティー番組とそっくりとか言わない(汗)。

そして新企画のグルメ旅行バラエティー番組『花様妹妹』の第一回も公開された。

第一回はSNH48メンバーのほとんどが音痴で中国のネットでも話題になるほど、という自虐ネタで、テーマは「全能DIVA育成計画」。

司会者役の上海SNH48二期生リサ(陸婷)が、世界的に有名なシンガー(笑)という設定。メンバーがチームに分かれて対決する型式。

3年前と最大の違いは、姉妹グループの北京BEJ48、広州GNZ48、瀋陽SHY48、重慶CKG48メンバーも参加していること。ただやはりSNH48がメイン。

まだ第一回ということで、やや低調。これから本調子になると思うのでお楽しみに(汗)。

対戦第一回は広東語の曲を聴き取って正しく歌えるかというゲーム。広州GNZ48メンバーでも広東語を話せるメンバーは少ないので、ゲームとして成り立つ。

対戦第二回はイントロを聴いて曲名を当てる定番ゲーム。マイクが天井から釣り上げられて、台に登らなきゃいけないので大変。

『SNHello』定番コーナーの宿舎突撃もある。SNH48の宿舎(生活センター)のメンバーの部屋を突撃。

第二回以降は、ひな壇の後ろの方のメンバーがどれだけハイになってくれるか次第。広州GNZ48 Kimm(鄭丹妮)はまったく問題なさそうだが。

なお中国動画サイト最大手テンセント動画で公開されているが、この番組自体にスポンサーは付いておらず、テンセント動画での放送回数で同サイト全体の広告収入が分配されるのだと思う。

現地SNH48グループのファンは喜んで観ると思うが、番組自体は赤字だと思う。テンセント動画のエンタメチャンネルのトップページにも出てこないでの、通りすがりの同サイトユーザをSNH48ファンに引き入れる効果があるかも…ビミョー。

グルメ旅行バラエティー番組『花様妹妹』の方の第一回はこちら。第一回の旅先は中国・揚州。

出演は上海SNH48五期生Yoko(張怡)、ベレー帽をかぶっている方。そして六期生ジェニー(孫珍妮)の2人。こちらは2人の掛け合いを楽しむ番組で、中国語がわからないと厳しい。出てくる食べ物はとにかく美味しそうだけれど。

こちらもスポンサーはなし。最後のクレジットに外注先の映像制作会社の名前が出てくる(Vision Crown)。

最後についでに触れておくと、ソニー・プレステ4提供のSNH48ネット生放送番組『電玩美少女』は今週の第6回で最終回。

こちらはソニーの提供がなければ制作しなかったと思うので、たぶん黒字。たった6回しか続かなかったのは残念。

中国ツイッター(新浪微博)のソニープレステ中国公式アカウントでも毎回告知されており、ゲーム実況サイト「闘魚」、スマホの生放送アプリ「一直播」(PCでも観られるがたぶんほとんどのユーザはスマホで観ているはず)、ビリビリ動画の3サイトで生放送されていた。

東芝メモリー中国はSNH48のネットバラエティーでずっとスポンサーになってもらえているけれど、運営自主制作のネットバラエティーにも毎回スポンサーがつけば収益になるんだけれど。

日本の48系グループのように、秋元康のような芸能界の大物と大手広告代理店が、自分たちの寡占状態を存分に利用してスポンサーをつけた番組制作をするのとは環境がまったく違う。

この前提条件の根本的な違いを無視して、日本の48系や坂道系と中国のSNH48を同列に比較するのは無意味。