雨ちゃん(徐言雨)のSNH48チームNII隊長就任決意表明と就任宣言の日本語試訳

SNH48チームNII隊長が2014/05/10(土)正式に二期生雨ちゃん(徐言雨)に決まった。中国ツイッター(新浪微博)での、本人の決意表明長文ツイートを試訳する。元ツイートはこちら(2014/05/10 23:11)

なお、最近東京を離れてSNH48運営スタッフ入りした例の「海爾凱特」氏によると、本来この原稿を書くのは彼の仕事で、彼が雨ちゃんから考え方だけを聞いて原稿を作成し、本人に見なおしてもらって発表、という段取りだったらしい。というのは、ここ数日MV撮影でチームNIIは多忙を極めていたからだ。

ところが彼が雨ちゃんに、その「考え方」を聞こうと連絡をとったら、この600字におよぶ完成原稿が出てきたという。雨ちゃんの決意のほどがよく分かるエピソード。(この件についての海爾凱特氏のツイートはこちら

では試訳スタート。


2014/05/10 23:11

こんにちは、私は今日SNH48 Team NIIの隊長になった徐言雨です。

私は今まで何度も、一人でドアを開けて出てきた瞬間に、みなさんがどんな反応をするか考えてきました。

私を支持してもらえるだろうか?…

初めてSNHelloの舞台でチームSIIと対抗した時のように、実は私は心の中で怖くて、負けたくない、みんなを失望させたくないと思っていました。

(訳注:中国側でSNH48初の冠番組『SNHello』は実際にはこの時点でまだ公開されていないので、この部分は実はファンもよく意味がわからない…)

実は私は自分に自信がなくて、次も勝つかどうかわかりませんでした。

でもやってみなければどうなるか分かりません、歯を食いしばって立ち上がらなければやりとげられるかどうか分かりません。

だから、怖くても、不安でも、

それでもここに立ちました。

私はまだ二期生になったばかりのときのことを覚えています。私は自分の夢は頼れる人になることだと言いました。

ずっとしっかりと真面目にやってきました。

足りないところはあるかもしれません、

辛い時もあるかもしれません、

ときどき自分が実際ダンスが十分じゃないと思うこともあります、

ときどきみんなが私の名前をコールしたがらないし、私をあまり好きじゃないと思うこともあります、

ときどきMCが寒くてみんなが私を無視するんじゃないかと思うこともあります、

あああどうしようだからやっぱり十分できていないことがこんなにたくさんあるんですよ!

もっと大人になりたい。

もっと強くなりたい。

私は確かにまだ未熟で、経験がすごく欠けています。でもそういうことが分かっているからこそ、努力して自分を充実させようというパワーがさらに大きくなります。

そしてチームのメンバーのためにも何かをしてあげられるように。

票読みが終わって隊長になった瞬間みんなが私を見ながら拍手してくれて、突然すごく恥ずかしくなって何を言えばいいのか分からなくなりました。

シャオスー(林思意)が「泣いちゃダメ」と言ってくれて、私は笑いました。

私は私たちが肩を抱き合って大泣きできる日がくればと願っています。もちろん、喜びの涙です。

でも私が担うべき責任、負うべき使命も、いま私に重くのしかかってきています。

私はみんなともっと交流したいと思っています。

私はみんなの信頼をもっと得たいと思っています、理由はなくても自分を完全に相手に任せられるような信頼です。

私はみんなの堅実な後ろ盾になりたいと思っています、みんなが素晴らしい才能を発揮するのを見ながら。

私はチームNIIが一人ひとりに特色があり、しかも一致団結しているようなチームになれればと思っています。

ハイタッチのとき、ある人はもっと厳しくしなさいと言い、ある人は必ず頑張ってと言ってくれました。みなさんが私を信じてくれていることに感謝して、決して裏切らないようにします。

もし私に足りないところがあれば、遠慮しないで、全部言って下さい。

私は自分を失望させたくない人です、

だから決してみなさんも失望させてはいけません、私を信じてくれる誰一人失望させてはいけません。

これからもどうぞよろしくお願いします。

学ぶべきことはまだたくさんあります、私はまだ道の途中。

チームNIIもまだ道の途中です。


試訳おしまい。

また、この長文ツイートに先立って、隊長に選ばれた現場、星夢劇院での就任宣言は、SNH48公式サイトのこちらのページにあるので、こちらも以下に試訳しておく。


みなさんこんにちは、私はSNH48 Team NIIの徐言雨です。
私たちチームNIIが成立してから今まで、もう一年近くが経ちました(訳注:実際には半年)。この期間、みんなでいっしょに何回もの劇場公演を経験し、広州コンサートと紅白対抗歌合戦など大小さまざまな舞台とイベントを経験してきました。
みなさんは私たちに付き添って、チームNIIの今日にいたるまでの一歩一歩の成長を見とどけて下さいました。
2013/11/11のあの日、私がじゃんけん大会で幸運にも勝利し、チーム分けのセレモニーでチームNIIの旗手になりました。あのとき私はとっても怖くて、恐怖で少しふるえていました。――みなさん気づいたかどうかわかりませんが。というのは、私は自分が舞台でミスをして、あの日のセレモニーのスムーズな進行に影響をあたえるのが怖かったからです。
今思うと、あのときは本当に未熟すぎました、経験がなさすぎました。
もちろん、今の私もやはりとっても未熟で、やはり経験不足です。
でも、チームフラッグを受けとったとき私は思いました:これが一種の縁になって、私がもっとたくさんのことができるように、チームのメンバーたちの成長に付き添っていけるように後押ししてくれるかもしれないと。
そして今、私は本当にチームNIIの隊長になりました。チームメンバーたちが私を信じてくれたことに感謝しなければなりません。スタッフのみなさんが私に厳しく指導して下さったことに感謝します。私を励ましたり批判してくれた人に感謝します。私は自分を失望させたくない人です、だから決してみなさんも失望させてはいけません。だから、これからもみなさん、私を引き続き信じて下さい。私を見守って下さい。
私は信じています、誰が隊長に選ばれても、私たちチームNIIはとっても団結したチームだと。私たちの団結は舞台と公演中に現れるだけでなく、ふだんの生活でも現れています。実は、みんながいっしょに成長する過程では、どうしても摩擦や、意見の対立があります。でもまさにそうやって初めて、この成長は真実のものになり、価値のあるものになり、私たちがお互いに尊重するに値するものになります。
私は、自分が隊長になった後には、私たちメンバー一人ひとりがもっと正直に自分の考えを表現し、一人ひとりが十分に自分の特長を発揮できるようになれればと思っています。
私はチームNIIが一人ひとりに特色があり、しかも一致団結しているような優秀なチームになれればと思っています。
私は私たちが自分で努力して、もっと多くの人に認めてもらい、みなさんにもっと多くのものを、本当のプラスのエネルギーを与えられるようになれればと思っています。


以上が星夢劇院の現場での就任宣言の試訳。

間もなく三期生を迎えるSNH48、新しい後輩たちのお手本になるためにも、二期生のみからなるチームNIIのさらなる成長に期待。