2014/08/08の『恋愛禁止条例』で、SNH48チームSIIは上海虹口区にある専用劇場「星夢劇院」開業以来100回目の公演を迎えた。
ご存知ない方のために改めて説明すると、AKB48グループ活動の基盤は、テレビに出たりコンサートをしたりCDを出したりすることではなく、専用劇場で定期公演を上演することだ。
その「公演」は途中におしゃべりのコーナー(MC)をはさんだ十数曲からなるプログラムになっている。そのプログラムがいくつもあって、例えばAKB48最初の公演は『PARTYが始まるよ』という名前の公演だ。
AKB48結成当時はチームAというチームしかなかったので、この『PARTYが始まるよ』公演はチームAの最初の公演という意味でTeamA 1st Stageと呼ばれる。ファンは「A1」と略す。
上海SNH48のチームSIIはSNH48の初期メンバーである一期生中心で、「星夢劇院」開業以降、『最終ベルが鳴る』『恋愛禁止条例』『パジャマドライブ』の3つの公演を中国語で上演してきている。
これらはAKB48がオリジナルで、SNH48は歌詞を中国語に翻訳するほかは、伴奏も振付けもオリジナルのまま上演している。
SNH48チームSIIは、AKB48の公演のうち3つ、合計50曲近くの振付けと歌詞をすでにマスターして、2014/08/08の100回目の公演を迎えたことになる。しかも一期生のシャオアイ(陳觀慧)は一度も休まずに全100回の公演に出演している。
こうしてSNH48は上海でAKB48の「お下がり」公演を毎週末、専用劇場で地道に上演しつづけることを基礎に、少しずつファンを増やしている。
日本のマスコミは選挙の経験がないからSNH48に熱狂するのだと意味不明の報道をしているが、SNH48のファンがSNH48を好きな理由は日本のAKB48ファンがAKB48を好きなのと大して変わらない。
以下、100回記念公演の公式写真にメンバー名をつけて転載。
↓左上から右下へ、タコちゃん(張語格)、ワンワン(邱欣怡)、momo(莫寒)、チェンスー(陳思)、マオマオ(李宇琪)、レンレン(吳哲晗)、サボキ(趙嘉敏)、キキ(許佳琪)、Bちゃん(孔肖吟)、シャオアイ(陳觀慧)、ダイモン(戴萌)、CC(徐晨辰)