2014/12/13(土)のSNH48チームNII『前人未踏（目撃者）』公演は、リサ（陸婷）生誕祭だったが、オンライン生放送がなかった。
そこで中国2ちゃんねる（百度貼吧）SNH48掲示板から、チームNIIのレポートでおなじみ、現地ファンの間では「阿姨（おばさん）」と呼ばれている女性ファンのレポートを日本語試訳する。元スレッドはこちら。
では日本語試訳スタート。
今日がリサ（陸婷）の誕生日じゃないけど、まず前倒しで彼女に誕生日おめでとう。
もしリサ（陸婷）を花で例えるなら、私から見るとひと枝のバラ。どうしてかって？
歴史上有名な薔薇戦争というのがあって、英国の両家が王位のために30年間、激烈な争いを続けたのは、後宮争いで髪の毛を引っ張り合ったりみたいな小さな争いとは比べ物にならない。
もちろん私は歴史には無知だけど、この戦争はバラが引き起こしたのではなくて、ただ戦争した双方の、家紋が一方は赤いバラ、一方は白いバラだっただけ。
そして私たちのリサ（陸婷）というこのバラの花は、美しすぎて、艶やかすぎて、まるで王位のようにあちこちに分不相応な望みを引き起こし、観客の私たちとしては、いつも彼女の所有権のためにいろんなひとが罵り合い、舌戦を繰り広げているのを見物しているわけ。
リサ（陸婷）の態度は終始曖昧で、その気持が密かに誰に傾いているのか分からない。だから今まで私も形勢を見分けられなかった。誰が有利なの？ななし（馮薪朵）？エディン（陳佳瑩）？ナナちゃん（王麗娜）？それともキクちゃん（鞠婧禕）？
結論、チームNIIのボーイフレンド（訳註：陸婷のこと）は名に恥じないモテっぷり。
バラには刺があるけれど弱くて、剣を抜き弓を引くのは自分を守るため。今日の公演は私にリサ（陸婷）の柔軟な一面を見せてくれた。彼女の応援会が花を守る使者としてとても良い役目を果たしていた。
手紙は短かったけれど、気持ちはこもってた。リサ（陸婷）はみんながしっかり守る価値のある子。今日のこの日、私たちはみんないっしょに、バラを求めても、戦争はしない。
以下のレポートは、記憶力にとって大きな試練。前半の見どころは多くなかったので、直接生誕祭のところから書き始めるね。
特別パフォーマンスのコーナーでは、リサ（陸婷）が2曲を披露。一曲はななし（馮薪朵）、シャオス―（林思意）といっしょに歌ったロック風の曲（曲名は分からない）（訳註：AKB48チームB 4th『アイドルの夜明け』公演より『愛しきナターシャ』を歌ったらしい）
もう一曲はリサ（陸婷）のソロ（やっぱり曲名は分からない）（訳註：NANA featuring 中島美嘉『GLAMOROUS SKY』を歌ったらしい）
続いて全員がお祝いに登場して、リサ（陸婷）の歌が上手いって褒めたら、リサはあわてて一息に首でも吊って死にたいって言った。
ルーリー（曾艷芬）が冗談で「ニューハーフのパフォーマンスでした」って言ったのに、カチューシャ（李藝彤）は最初から最後までタイ語で（本物のタイ語かどうか神のみぞ知るだけど）リサに誕生日おめでとういって言ってた。これも絶妙だね。（訳註：ニューハーフと言えばタイという連想から）
リサ（陸婷）の誕生祝い映像を流すコーナーでは、リサ（陸婷）のいろんな写真や映像がたくさん出てきて、BGMはリサ（陸婷）とナナちゃん（萬麗娜）バージョンの『おしべとめしべと夜の蝶々』。
その間ときどきキクちゃん（鞠婧禕）の”みずみずしくて””銀の鈴”みたいな笑い声が響いて、シャオス―（林思意）が”わぁ～兄貴（訳註：陸婷のあだ名）すごく美人だね”って驚いたら、リサ（陸婷）が自分で”ああっ！やめて”ってビデオを止めるように哀願してた。
映像が終わってからカチューシャが追い討ちでツッコミを入れて”うわぁ！本当に胡一菲に似ている”って。（訳註：中国で人気になったテレビドラマ『愛情公寓』のヒロインの一人）
ろうそくを吹き消した後、ファンが手紙を読み上げる前に、臨時の発表のコーナーがあって、『シャンハイスクール48』が作ったランキングで、今日発表されたのは、メンバーのうち誰の脚がいちばんきれいか、そして、誰の私服がいちばんヘンかのトップ３。
脚がきれいなのは同列二位がタコちゃん（張語格）と愛ちゃん（易嘉愛）、一位がリサ（陸婷）で、今日の生誕祭公演に花を添えた。リサ（陸婷）がその場でモデルウォーキングで美脚を見せて、前列のファンが美しさに息をのんでた。
私服が可愛くないメンバーはチームNIIに集中していて、まだ発表しないうちからルーリー（曾艷芬）が先にがっかりしてたけど、最初に呼ばれたのは彼女の名前で、光栄なことに第三位。
キクちゃん（鞠婧禕）満足そうに笑いながらルーリー（曾艷芬）に「私あなたに一票入れたよ！」って。ルーリー・キクちゃん派のみんなは満足していいよ。
第二位はもやし（陳問言）、第一位はテテちゃん（黃婷婷）。テテさんがこの賞を受賞するのは本当に”みんなの望み”だったみたいで、最初から観客が彼女の名前をずっと言ってたくらい。ついに一位と発表されて劇場全体が大盛り上がりで、シャオス―（林思意）が「テテ、私たちの心の中ではあなたが一番！」。ルーリー（曾艷芬）はテテちゃん（黃婷婷）を引っ張って客席に深々とお辞儀させて「みなさん応援して下さってありがとうございます」。だからルーリー・テテちゃん派のみんなも満足していいよ。
（訳註：ルーリー・キクちゃん派、ルーリー・テテちゃん派と言っているのは、ファンがメンバーどうしをカップルにして勝手に想像して楽しんでいる意味）
その後ファンが手紙を読み上げる場面では、ファンが花束を送るとリサ（陸婷）が走って受け取りに行ったら、ななし（馮薪朵）にバーゲンのときのオバサンみたいってツッコまれて、リサ（陸婷）は自分であのアルバムの表紙は「ネット詐欺少女」だよって自分にツッコんでた。
それから面白かったのは手紙を読み上げたファンの人が、手紙の内容を暗記してると宣言したのに、緊張してたせいか、何度もつまづいて、ときどきスマホをちらちら見てるのに、みなさん笑わないで下さい、「これは厳粛なことですから」って言ってたのが、笑いをこらえられなかったよ。ごめんね。
メンバーが手紙を読む段になって、ナナちゃん（萬麗娜）が一枚の便箋いっぱいに手紙を書いていた。
船長（孟玥）が、ナナちゃんは夜中の3時までこの手紙を書いてたよって打ち明けたら、リサ（陸婷）がウルッと来たのに、ななし（馮薪朵）が「書き始めたのは1時だったけど」と真相をバラしたら、客席から笑い声。
さて、ここからが私の記憶力が試されるところだね、ナナちゃん（萬麗娜）がけっこうゆっくり読み上げてくれたのでありがたかった。
ナナちゃん（萬麗娜）：（厳粛な表情で）大きなベイビー（大宝宝）。
（この三文字を言った途端に、シャオスー（林思意）がガクってこけて、カチューシャ（李藝彤）も続いてコケて、観客は爆笑）
ナナちゃん：あなたがシャワーを浴びに行って汚れた服を私のベッドの上に投げ捨てたとき（思い浮かぶね）、私はこの手紙をあなたに書いています。（心をこめて）いつの間にか私たちが知り合って一年余り、（神展開）あなたはまた一歳年をとって、私たちのジェネレーション・ギャップがうっかりワンランク上がった。
シャオスー（林思意）：厳粛に！みなさん厳粛に！
リサ（陸婷）：私一歳成熟しちゃった、ありがとう！
ナナちゃん：あなたの第一印象は、エレベーターが開いたあの一瞬。（クスクス笑いをこらえきれずに）あのときの私の反応は、すごく怖い顔！
リサ：（泣き笑いをこらえきれずに）あなたそれで私をお祝いしてるつもり？他の人が書いた手紙はみんな感動的なのに、あんた何やってんの？
エディン（陳佳瑩）：ななし（馮薪朵）が書き方を教えたんじゃない？
ななし（馮薪朵）：あらら、バレちゃった。
ナナちゃん：あのときあなたは髪を上げておでこを出してて、ジムのコーチみたいなかっこうをしてた。（拍手喝采、大爆笑）
シャオスー：はいはい！厳粛に！厳粛に！
ナナちゃん：私のそばにユーミー（趙粵）がいて気持ちを込めて「兄貴！」って叫んだ。それで、私は全身気分が悪くなったよ。この「裏社会」からちょっとでも離れなきゃって思って。そのまま一週間あまりが過ぎて、あなたとは一言も話さなかった。ある日、ななし（馮薪朵）が私をあなたの部屋に連れて行って、あなたが節操のない人だって気づいたよ～～～そこから仲良しになった。（リサは仕方ないっていう顔だったけど、その後ナナちゃんが話したのは全部気持ちのこもった話だった）
リサ：いいよ、早く感動的なところを読んで。
ナナちゃん：兄貴（訳註：陸婷のこと）は細かなところまで気がついて、義理堅くて、横暴で、でもカッとしやすくて、ぜんぜん優しい人じゃない。
エンジェル（唐安琪）：本当にそれって感動的な内容？
じゅうなな（龔詩淇）：すごく感動的、もう泣きそう。
ナナちゃん：兄貴には大きな欠点があって、すごく傷つきやすいところ。話したいことがあれば話して、一人で抱え込まないで。
リサ：なんであなたが泣いてるの？私がまだ泣いてないのに！頑張って！（ハグして、なぐさめる）
ナナちゃん：（涙声で）わざとじゃないよ。
ナナちゃん：いつもあなたは楽しげな様子だけど、困ったり悲しかったりつらかったりするときは、話してほしい、私たちがいっしょに受けとめるから！（拍手）もっと心のこもった話は、観客の人が言ってくれるから、以上。兄貴、誕生日おめでとう！（ちょっと考えて）それから、PS:これからななし（馮薪朵）をいじめるときはどうか私を巻き添えにしないでね。（ナナちゃん何考えてるの）
ななし：みんなにネタばらししておくと、兄貴が「ぜんぜん優しい人じゃない」っていうところまでが私の監督で彼女が書いた部分、そこから後は私が眠っちゃったから、みんなが知らない兄貴の悲しみっていうマイナーな手紙になってる。
リサ：ナナちゃんは私を分かってくれてるの！あんたは分かってない！あんたに何が分かってるの！
シャオスー：ななし（馮薪朵）もういいから、でないとそのうち殴り合いになるよ。じゃあ兄貴、何か言いたいことは？
リサ：あたしあまり話がうまくないから。いつもMCのときはけっこうしゃべれるよね、でも本当は話がうまくないの。
シャオスー：自分で自分をこんなに褒めてるところを見たのは初めて。（あははは）
リサ：みなさんこれからもずっと私たちに付いてきて下さい。それから（しばらく考えこんで）、あたし本当にそんなに話がうまくない人なの！
以上。レポートを書いたの女性ファンは最後を「豚の脳みそスープを食べよう」と締めくくっているが、記憶力が悪くてダメという自虐。
でもこの女性ファンが書いたチームNII公演のレポートは、以前何度かこのブログで試訳しているのをお読みいただくと分かるが、SNH48公演のオンライン生放送が始まるまでは、チームNIIのMCの面白さが手にとるように分かる唯一の情報源だった。
こういう素晴らしい現地ファンがいる限り、たとえ現時点のファンが少なくても、SNH48は何とか発展していけると思う。