SNH48バージョンの『Glory days』がじつはすごいことになっていた件

SNH48チームHII(三期生)の新公演SKE48チームS『手をつなぎながら』の5曲目『Glory days』が実はすごいことになっていた。

この曲の振り付け、最後のアウトロ部分で、3人のメンバーが一人ずつソロダンスを見せるのだが4分35秒あたりから。

最初にセンターのナナコ(張昕)、次に右のユーちゃん(劉佩鑫)、そして3人めのルーシー(王璐)が何と側転している!!片手で側転することもある。



三期生ルーシー(王璐)がどうして片手側転まで出来てしまうのかというと、学校の専攻が舞踊で、実は中国少数民族の伝統舞踊を始めとして、ダンスの基礎と筋肉がガッチリできているから。

下の動画はルーシー(王璐)が中国の少数民族タイ族の舞踊をおどっている様子。

これを見ると肩から上腕の筋肉がしっかり付いていることが分かる。

それからSKE48版と比べると、衣装のせいもあるけれど、この3人、ナナコ、ユーちゃん、ルーシーの手脚の長さがきわだって、動きが大きく見える。3人とも身長が165cm超えというのもある。

もちろんダンスが揃っているかどうかでは、SKE48のオリジナル・メンバーの方が優れているけれど、SNH48は手脚が長くてダンスが舞台映えするメンバーが多い。

そしてこの『Glory days』という曲、オリジナルの曲はおそらくダンスホール・レゲエという、テンポの早いラップ風のダンスミュージックのつもりで作曲されているはずだ。

ところがSKE48のオリジナル版『Glory days』では、秋元康の歌詞が全然ラップになっていないので、ダンスホール・レゲエに聞こえない。

いっぽうこのSNH48版『Glory days』は、中国語の一文字単音節という発音の特徴がとてもよく活かされていて、しかも脚韻を踏んでいるので(=文の最後が必ず同じ母音で終わる)、すごく黒人が英語でダンスホール・レゲエを歌っているっぽく聴こえる。

こういうおもしろさがあるからSNH48ファンはやめられない。