SNH48初の四川省成都コンサート2015/06/13の様子とチケット販売状況

2015/06/13(土)にSNH48が中国全国ツアーで、初めて四川省成都でコンサートを行った。四川省はパンダの育成基地があることで有名な場所。

現地ファンの感想としては、成都のSNH48応援会は来場者のためにプレゼントグッズを準備して、コンサートをもりあげるためにしっかり準備していた。だが、満席率は約6割。SNH48運営のチケット販売方法がまずかったんじゃないの?というもの。

チケット販売状況はあとで書くとして、まずファンの撮った写真を転載。コンサートの雰囲気を感じてみよう。(SNH48のコンサートは日本のAKB48系グループなので、基本、撮影禁止だが、どうやら今回の成都コンサートは撮影OKだったようだ)

成都コンサートはチームSII(一期生、二期生)、チームHII(三期生)から32名が参加。

↓開演前のコンサート会場にたむろするSNH48ファンの皆さん。女性ファンもけっこう多い。


↓これが成都のSNH48応援会のみなさんが用意した応援グッズの紙バック。それぞれに清涼飲料水のペットボトルが1本ずつ入っている。やっぱり女性ファンが目立つ。

↓その成都のSNH48応援会の中国ツイッター(新浪微博)のツイート写真。応援グッズがずらり。

↓一人1本配られた清涼飲料水はこれ。サントリー(三得利)の桃の天然水的な「沁桃水」。現地ファンの心がこもっている。

↓成都コンサートのポスター。チケットは198元(約4,000円)、298元(約6,000円)、398元(約8,000円)の3種類。地方都市コンサートにしては、中国人アーティストの標準的なコンサートチケット価格に近づいてきた印象。

会場は成都東郊記憶演藝中心(AMC Live House)。去年2014/11にalan(阿蘭)もライブを開いた場所。

↓こちらが地図。

↓コンサート中の写真。この人はかなり後方の席だった様子。

↓この写真は上と同じ人の写真。コンサート後半で、チームHII三期生メンバーが客席に降りて来て、ぐるっと一周したらしい。
左から、モンスター(劉炅然)、スーキー(王柏碩)、カメちゃん(徐晗)、ルーシー(王璐)

↓メンバーの後ろの方を見ると、ほとんど空席だと分かる。なので満席率は6割ほど。

↓別のファンの写真を見ると、客席はこんな様子。
中央を横切る通路より後ろ半分はほぼ空席。前半分はほぼ満席という感じ。

↓三期生スーキー(王柏碩)が元気にチームHIIカラー、オレンジ色のSNH48タオルを振っている。

↓三期生モンスター(劉炅然)もかなりハイ(笑)

↓コンサート終了。退場していく一期生チームSIIダイモン(戴萌)が目立つ。

↓舞台のセットは照明の他はマルチスクリーンだけのシンプルな構成。地方公演でセットにお金をかけられない。

↓別のファンの写真。かなり前の方の席。
メンバーはチームSII、NII、HII、一期生から三期生混成で、一期生、二期生も、いま三期生が上海の「星夢劇院」で定期公演中の『最終ベルが鳴る』公演の衣装を着ている。

↓参加メンバーは合計32人。中央でMCをしているのは、左が一期生チームSIIキャプテンで、SNH48の総監督的なポジションのmomo(莫寒)、右が三期生チームHIIキャプテンのルーシー(王璐)。

↓また別のファンの写真。一期生チームSIIがデビュー当時、最初に上演した『最終ベルが鳴る』公演から『おしべとめしべと夜の蝶々』。
Bちゃん(孔肖吟)がお姉さん(攻め)、ワンワン(邱欣怡)が妹(受け)。SNH48ファンの間ではもはや定番曲。

↓ここからは一期生チームSIIタコちゃん(張語格)ファンの写真。
左から、一期生チームSIIのダイモン(戴萌)、タコちゃん(張語格)、ワンワン(邱欣怡)

↓タコちゃん(張語格)『制服レジスタンス』

↓同じく『制服レジスタンス』。左がタコちゃん(張語格)、右はシャオアイ(陳觀慧)。ともに一期生チームSII。

↓同じく『制服レジスタンス』。前からシャオアイ(陳觀慧)、タコちゃん(張語格)、ダイモン(戴萌)

↓これもタコちゃんファンの写真。カメラをバッチリ見つけてくれている(笑)。

↓MCの抽選コーナー。タコちゃんとワンワンが何か話している。

↓別のファンの写真。コンサートの最後の部分。

↓別のファンの写真。MC中。左半分はチームSII(一期生と二期生混成)、右半分はチームHII(三期生ばかり)。

↓チームSIIのMC中

↓チームSII

↓チームSII

↓チームSII

↓チームSII。MCの抽選コーナー?

↓三期生チームHIIモンスター(劉炅然)。ユニット曲だとすると『禁じられた2人』

面白いのが成都コンサートのアンコールの場面。ファンが動画を撮影していた。

こちらをクリックすると10秒間の短い動画が見られる

照明スタッフが、ファンのアンコールに合わせて「SNH」の部分では客席に向けたライトを消し、「48」の部分で点けている。ファンとスタッフの連携もバッチリ(笑)。

さて、チケット販売について運営の問題を指摘しているファンがいたので、その内容をざっくりご紹介。中国の検索ポータル「百度」の掲示板サービスのSNH48掲示板の元スレッドはこちら

2015/06/10時点で「永楽」という、日本の「チケットぴあ」的なサイトでは、ネット販売分675枚のチケットはほぼ完売状態だった。

ただし中国のコンサートチケットは、ダフ屋が一部を買い占める前提で販売されるので、この状況を見たファンも、今回の成都コンサートはダフ屋も儲かるぞ、とプラス評価したらしい。

ただしこの日2015/06/13は、大学生は全国統一英語検定(四級、六級)の日、中学生は高校入試が比較的集中する日、高校生は大学入試が終わって卒業旅行のシーズンとのこと。

学生さんのSNH48ファンにとっては、かなり参加しづらい日だったらしい。

現地ファンによると今回チケット販売サイト「永楽」は、ネット販売分675枚のうち半分をダフ屋に流したらしい。このように中国のコンサートチケット販売は、ダフ屋も販売経路の一つとして認知されている。

なのでネット上では完売しているように見えたが、実際に当日会場に言ってみると、チケットの売れ残りがあったので、ダフ屋が198元を50元に、398元を200元に値下げして売っていたとのこと。

ダフ屋はいろいろなところから情報を仕入れて、当然、高く売って利益を出す狙いなわけだが、今回のSNH48成都コンサートでは大損を出したことになる。

当然、「SNH48の成都コンサートのチケットは高く売れるぞ」という情報の一部は、「永楽にチケット販売を委託したSNH48運営会社から流れているので、現地ファンはSNH48運営の販売予測が「甘すぎた」と見ている。

そしてSNH48運営の当日券売り場では、398元のチケットを持っている人は追加で100元、298元のチケットの人は追加200元を支払えば、最前列3列に席を交換できたらしい。

このあたりの事情をレポートしているファンは、ネットで398元で15列目の席を買っていたが、結局、追加で200元を支払って3列目という、ほぼかぶりつきの席に換えてもらったらしい。

つまり合計598元で3列目の席を買ったが、販売状況を知っていれば、ダフ屋から200元で10列目より前の良い席を買えたわけで、ビミョーな気分、ということになる。

ダフ屋からチケットを買わなかったこのファンは、模範的なSNH48ファンと言える。

コンサートの選曲や、ファンの盛り上がり、会場の雰囲気については、このチケット販売状況のレポートをしているファンも、とても満足して楽しめたとのこと。

それだけに成都での事前の広告宣伝活動と、チケット販売予測については、SNH48運営にもっとしっかりやってほしいと書いている。

今日2015/06/14は、成都コンサート感謝全握手会が、同じ成都の武侯区蘇寧広場シティー・アウトレット内で行われる。

まぁ、あわてずじっくりと地方都市のファンも増やしていきましょう。