SNH48チームHII三期生クマちゃん(李清揚)卒業宣言ツイート全文試訳

SNH48チームHII三期生クマちゃん(李清揚)が残念ながら、2015/06/24 23:33に中国ツイッター(新浪微博)の公式アカウントで卒業宣言をした。

SNH48クマちゃん(李清揚)公式アカウント(新浪微博)2015/06/24 23:33

最初の添付画像を見ると分かるのだが日時が2015/06/24 04:13となっている。実はクマちゃん(李清揚)、一度2015/06/24の明け方にこのツイートをしたのだが、このツイートを見たチームメイトに慌てて削除されて、まずは落ち着くように説得されたらしい。

チームHIIのチームメイトたちは、彼女が衝動的に卒業宣言のツイートをしてしまったと思ったらしく、2015/06/24の朝、全員で彼女をフォローするツイートをしていた。

しかしその後彼女はチームメイトたちと落ち着いて話して、ようやく本気で卒業するつもりだとわかったようだ。

このあたりの事情は以下の長文ツイート2つめの部分に書いてある。

以下、日本語試訳する。


前からずっと苦しんで悩んでいた気持ちを今日ついに決心しました

突然これ以上なくリラックスした気持ちになりました

心臓はまだドキドキしてるし 呼吸もちょっと困難だけど

自分の決定に対する恐れの気持ちと罪悪感をもったまま

別の人生を選択しました

自分はたくさんの人に申し訳なく思います

でも以前お母さんにどうしていつも人に謝っているの?と言われて

しかも申し訳ないというのはちょっと悲しすぎると思います

なので申し訳ありませんとは言わないことに決めました

そうではなくありがとうありがとうありがとうと言います

過去のすべてにありがとう

でももし私を嫌いになって 私をとがめても関係ないよ

みんなと会えたこと みんなに好きになってもらったことが本当に一種貴重で幸福な体験でした

18歳になりました 成人にもなりました 私も自分の決定に責任を持ちます

みなさんも私の決定を尊重して下さると信じています

これからの道 お互いに祝福しましょう



2時間しか眠っていない でもぜんぜん眠くない。

モンスター(劉炅然)に乱暴に起こされた。さっきのツイートで彼女とても心配したみたい。

彼女は私のベッドの横に座って泣いた。でも私たち二人ともこういうとき何を言えばいいのかわからない。

言葉をつまらせながら私にいくつか質問して、しばらく沈黙してから彼女は部屋を去っていった。

心がつらかった。

ファンのみんなからのコメントを呼んで、引き留める言葉がほとんどで、こんなにもたくさんの人が私に気をかけてくれていたんだと思った。

以前あるアイドルが好きだったときも黙々と好きだった。

今やっと分かった。大声でアイドルに向かって気持ちを表わすことがこんなに重要だということ。

チームHIIのみんなも悲しんでいる様子で、私の部屋に駆け込んでいろんな言葉で引き留めたり私に冗談を言ったり、それに私のツイートを削除した。

心が暖かくなった。

入団する前はチーム内で無数の後宮対立や争い事が引き起こされるストーリーを想像してた。

でもぜんぜんそんなことはなくて、とてもやさしい友人たちに出会えて感動した。

私はいつもは小さな事にはしっかりした考えを持っていないけれど、いったん決めたことは心を鉄のように固めてやる。決心は変えない。

残念な気持ちがないと言えばウソになる。

この人気で一切の世論が決まるグループの中で、良いときは自慢して、悪いときは井戸に落ちた人に石を投げ込む。この勝敗のルールが正義の世界。

私も私のことを足洗い女だという人たちを静まらせたくて、さっさと立ち去ろうと思った。

でもあのときは今よりなおさら立ち去ることは出来なかった。

私がなぜこういう選択をするのか分からない人がたくさんいると思ったから。

実は数学を勉強するのと同じで、例えば私が小学校の先生になりたい人なら、数学を大学院生レベルまで学べば十分。でも数学者になりたい人は、さらに続けて学問を深めなければいけない。

私がここにいたのも同じような理屈だった。私が学びたかったことはもう学び終えたので、さらに続けて歩むのは私が歩みたい道から離れることになる。

でも話を戻すと、もし私が数学の天賦の才能をすごく持っている人だったら、さらに続けて学問を深めるのがいちばん良い。

ずっと頑張ればチャンスが巡ってくるかもしれない。でも私は青春の貴重な数年を、私がもっと憧れていること、もっと学びたいことをやってみたい。

それからチームHIIのみんな

私が立ち去ることで私たちのチームはきっと不利になるし、みんなの心を悲しませる。

でも私はこういうグループはもともと流動性が大きいものだと思ってる。100%全身全霊じゃない私がこのポジションにいるよりも、もっと情熱をもってここでもっと良くやれる人にチャンスを与える方がいい。そうでしょ?

しかも機会があれば私もみんなを見に来るよ!

最後にファンの皆さんに言いたいことがあります。

今の時期は比較的特殊で、総選挙が間近に迫っています。

何人かの私のファンの人はもう私に投票して下さっています。

だから私は総選挙の舞台の上でみなさんに一つお話することがあります!

それまでの期間はこの話に二度とふれないで下さいね。それからもう引き留めないで下さい。

私は全力で美しい結末に向かって行きます!

それから…がんばり続けられないのに何しに来たんだ、ファンの感情を騙してるんじゃないかという人がいます。

でも私は私を好きでいてくれるあなたに聞きたいです。

私と出会ったことを後悔していますか?



今日の公演が終わったよ~

全力で踊った。

mcの面でも努力してみんなに楽しんでもらいたかった。

以前私は体力がすごく弱い女の子で、みんなぜんそくという病気を知っているかどうか知らないけど、以前はお姉ちゃんとちょっと口げんかしただけで半月入院した…

それからいつもはあまり話さない人。

振り返ってみると進歩が多かったよね。

アイドルだった日々で、なすべきことは、アイドルの本分。

しっかり公演をして、しっかり自撮りして、プラスのエネルギーを伝えて、規則を守って。

私は良心に恥じることはない。

でもね、自分には60点しかあげられない。だって私はまるで規則を守りすぎるおバカさんみたいだから。全力でやり切る勇気もないし自分を突破する一歩を踏み出す勇気もない。

おとなしすぎる子は忘れられる。私はこの点で完璧な実証例みたい。

もともと私は欲がないわけじゃない。でもやりたいことは決して多い人でもない。

人生を生きるのに楽しければそれでいいというのが、私の座右の銘だと言える。

他の人が勝ち取りたいもののために命がけで努力しているのを見ると

私は敬服するし、恐ろしいとも思う。

私がいま思うのは、ただ静かに自分のやりたいことをやりたい私は彼女たちと競争する資格なんてあるだろうかということ。

「怖いのは自信が足りないからだとでも」

私たちの公演のこの歌詞は私の気持ちをとても動かした。

自信がないことがずっと私が前進しているこの道をはばむ障害物になっていた。

だから私は他の人よりももっと認めてもらう必要があったし、励ましと温かく迎えてもらうことが必要だった。

二十数歳になったときの自分が今の私を振り返ったとき、「あのときの私はどうしてあんなにダメダメだったのかしら。完全に黒歴史だわ」と言っていればいいなとすごく思う。

「大人になって、あなたは子供の頃と違うどんな道理を悟りましたか?」

「得意じゃないことに時間を浪費するな、君の本来の性格と食い違うことを背負い込むな、内向的な人は外向的なふりをする必要はないし、外向的な人は沈黙をよそおう必要はない。自分らしくあればいい。僕を信じて。一本気なことは悪くない、能力があって、礼儀をわきまえている人は、天下のどこへ行っても恐れない。」

だから、私はもう自分にムリをしなくていいよね。

私はもっと広い世界を見に行きたいし、もっとたくさんの知識を学びたい。

未来の道が決して平坦でないことは知っているし、前途がそんなにあるとも思えない。

だけど私はもっともっともっと勇敢になる。

道の上に今の私は捨てて行く。

今までお世話になってありがとうございました。どうか私を祝福して下さいね^_^


以上、日本語試訳おしまい。

このクマちゃん(李清揚)のツイートに対しては、同じ三期生だけでなく、二期生や四期生からもコメントが付いている。

二期生ではカチューシャ(李藝彤)がひとこと「お疲れ様」、愛ちゃん(易嘉愛)もひとこと「気持ちはあなたといっしょにいる」。

四期生では、まるこ(楊韞玉)が「カワイイは正義、正義はクマちゃん」というクマちゃん(李清揚)のキャッチフレーズ。

同じ三期生ではモンスター(劉炅然)が、あまりにせつなすぎるコメントを書いている。「いちばん好きな人と二度も別れを経験すると、私とよく遊ぶ人はみんな離れていくような気持ちになってしまう。もし本当にそうなら、私最初からあなたと親しくならないほうが良かった」

モンスター(劉炅然)が「二度」と書いているのは、同じ三期生チームHII楊吟雨が退団したことを言っている。楊吟雨はモンスター(劉炅然)のルームメイトで、大の仲良しだったが、両親から学業に専念するよう強く説得されて退団してしまった。

やっぱり寂しいですね。