SNH48チームNIIとして初の全曲オリジナル公演『僕らだけのパーティー(専属派対)』から4曲先行公開!

SNH48チームNII初の全曲オリジナル公演『専属派対(僕らだけのパーティー)』から、4曲の音源が専攻公開された。

正直、これほどクオリティーが高いとは思わなかった。音楽性の多彩さという意味では、AKB48の劇場公演をすでに超えてるかもしれない。

たぶんK-POPとの交流のおかげだと思うけれど、EDM系列の楽曲がAKB48より、さらに今風のEDMっぽくなっている気がする。


07. あやつり人形(木偶)

このカチューシャのソロ曲は、たしかにカチューシャが2016/07/14のInstagramに書いているように、『ローゼンメイデン』風の楽曲にちゃんとなっている。

運営が用意したもとの歌詞は、いかにもAKB48っぽい「努力と汗!」みたいな内容になっていたのを、カチューシャ(李藝彤)自身が、孤独なローゼンメイデン、あやつり人形、というイメージに書き換えたとのこと。

残念ながら歌詞の中国語が聞き取れないけれど、この曲で「努力と汗!」の歌詞って、いったい運営が用意していた元の歌詞って、どんな歌詞だったんだ(笑)。

さすがロリータ・ファッション大好きなカチューシャ(李藝彤)。これもちょっとAKB48では聴けない耽美的な曲風。


08. ブラック・スワン(黑天鵝)

この曲はどうやらキクちゃん(鞠婧禕)が参加しているユニット曲らしい。

曲風、曲の構成は、AKB48風なんだけれど、アレンジが意外に凝っていて、ここまで凝ったアレンジの曲もAKB48公演曲ではあまり聴けないかもしれない。(『森へ行こう』のような例外を除いて)

ディストーション・ギターが前面にフィーチャーされたロックなんだけれど、イントロは完全にアンビエントだし、BメロからサビのCメロへのつなぎに、一瞬だけチェンバロ音色のシンセでバロック音楽が入ったり、サビの終わりにもピアノフォルテとチェンバロ音色、さらに弦楽で、バッハ風のメロディが入ったり、アレンジが非常に面白い。

そして二回目のサビの後の間奏は、またモロにEDM風のアレンジになったかと思うと、ディストーション・ギターでロックに戻って、それでいて全体は「バロック・ロック」とでも表現したいような、独特の曲想。

これは面白い曲。


10. Funky Night

題名からしてファンクかディスコだということは分かっていたけれど、ちゃんとディスコになっている。これもアレンジが予想以上にちゃんとしているのに驚いた。

ちゃんとバックビートの「フー・フー・フー」的な女性コーラスもあるし、ブラスも鳴ってるし、ベースラインも手抜きが無いし、間奏にはラップまであるし。

もしこの曲が、AKB48のディスコ曲『ハロウィン・ナイト』を超えちゃっているとすると、それはやっぱりK-POPのエッセンスが入っているからだと思う。


14. ダメなお手本(不良示範)

この曲はもう典型的なAKB48風のアイドル曲。ちょっとこの曲がアンコール後の14曲目で、最後の16曲目が先日すでに公開された『星願(星に願いを)』だとすると、公演の構成としてはあまり良くないのでは?と思ってしまう。

どちらも典型的なアイドル曲だからだ。

16. 星に願いを(星願)

どちらにしろ、予想以上に上海SNH48チームNII初の全曲オリジナル公演『専属派対(僕らだけのパーティー)』は期待できそう!