北京BEJ48全曲オリジナルEP『元気覚醒』のうち3曲はエイベックス・ワールドオーディション2008グランプリ受賞の中国人作曲家

北京BEJ48初のオリジナルEP『元気覚醒』の作曲者について、非常に興味深い情報を現地ファンの方から教えていただいた。

『元気覚醒』はMelodesign(本名 Kim Doo Hyun キム・ドゥヒョン)という韓国人プロデューサ。

『ミニ天使(迷你天使)』はUrban Cla6ixという韓国の作曲家集団。韓国のガールズ・グループD.HOLICなどに楽曲提供しているらしい。

そして、残りの『Hello! Mr.未来』『青春は肩を並べて(青春肩並肩)』『銀河パーティー(銀河派対)』の3曲はすべて、koshin(胡臻:フー・チェン)という中国人作曲家なのだが、この人がタダモノではない。

koshin(胡臻:フー・チェン)氏の中国ツイッター(新浪微博)はこちら

2008年に、日本への留学生でありながら、エイベックス主催のワールドオーディション2008の、アーティスト部門グランプリを受賞しているのだ。

こちらはエイベックス・ワールドオーディション2008最終選考結果の正式告知文章(PDFファイル)

その後、中森明菜『La Vida』、堂本光一『Boogie Night』、遊助『チャンピオン』などの楽曲提供をしている。

そして現在は日本のプロダクショントライストーン・エンタテイメントの中国地区責任者。同プロダクション所属の、小栗旬の中国語の先生もしていたという。

どおりで北京BEJ48『青春は肩を並べて』のメロディーが、こてこての1980年代風J-POPメロディーになっているわけだ。

中国語だけれど経歴は下記のWeChatのページに詳しく書いてある。(最後はカシオ腕時計の広告になっているけれど)

三万人から選ばれた留学生、日本音楽会のディーバ倖田來未から賞を受ける (2016/07/26)

倖田來未というのは、エイベックス・ワールドオーディションでグランプリを受賞したとき、プレゼンターが倖田來未だったという意味。

↓そのときの写真がこちら。

そしてkoshin氏は、最近中国では、中国におけるジャニーズ的ボーイズグループ「TFBOYS」にも『未来的進撃(未来の進撃)』という楽曲を提供しているらしい。

北京BEJ48初の全曲オリジナルEP、エイベックスでガッツリ活動していた中国人作曲家に、5曲中3曲も作曲してもらって本当に良かった。

もちろんK-POPの「洗脳EDM」スタイルの楽曲も、それはそれでそういうアーティストが歌えばハマるんだけれど、48系グループとしては(本部のAKB48から切られたにしても)、メロディーを大切にするJ-POPらしい楽曲がないと、やっぱりダメでしょう。