SNH48、北京BEJ48、広州GNZ48、中秋節連休中の公演の見どころ:マミマミホン!、広東語版ロマンスかくれんぼ、緑光

SNH48姉妹グループの、中秋節特別公演以降の連休(2016/09/15~17)中の公演から、おもしろかったアンコール曲や特別曲をご紹介。

まずSNH48チームXII『シアターの女神』2016/09/16公演から、最後のアンコール曲で、SNH48チームXIIオリジナル曲『マミマミホン!』

SNH48初の全曲オリジナルEP『源動力』収録曲。

なんだ、北京BEJ48初のオリジナル曲『元気覚醒』と似たような「洗脳曲」じゃないか、と思ったら大間違いで、最後のサビのリフレインに別メロディーが付いている、実はメロディー主体の曲。アレンジも手抜きがない。

オリジナル音源はこちら。ヘッドホンで『元気覚醒』とのアレンジの違いを味わって下さい(笑)。

次は広州GNZ48チームG男装公演2016/09/17から、広東語に感動さえおぼえてしまう『ロマンスかくれんぼ』。

女性役が馮嘉希(フォン・チャーシー)、男装が林嘉佩(リン・チャーペイ)

広州GNZ48の、広東語によるAKB48曲カバーは「反則」だけれど、やっぱり標準中国語(普通語)にはない独特の味わいがあって、文句なしに良い!

それから、馮嘉希(フォン・チャーシー)のセーラー服姿、まったく違和感なし。

最後は、北京BEJ48チームG、パオツ(胡曉慧)生誕祭の特別曲コーナー。たった4分半だけど見どころがいっぱい。

アリアナ・グランデ『Greedy』
ジャスティン・ビーバー『Baby』
ファーイースト・ムーヴメント『Like a G6』

最近のビルボード・チャートをまったく知らない筆者はFar Each Movementは初耳だった。日中韓の血を引くアメリカ人ユニットで『Like a G6』はビルボートで1位になった曲らしい。

ポイントはこの曲をBEJ48チームBメンバー4人で踊っているところに、さっそくSNH48チームXから移籍したばかりの四期生きのこ(閆明筠)が参加していること。後列右端。

そしてこの曲の最後に、きのこ(閆明筠)が側転を見せて、劇場のファンがお~っ!ってなってるところ。

それから、最後の曲が、C-POPをある程度知っているSNH48ファンなら、絶対に一度は聴きたいと思っていた企画が入っているので、「ついにやってくれた!」と拍手喝采の曲。

SNH48はすでに中国語でAKB48『Green Flash』をカバーして、劇場公演やライブで何度も歌っている。

ただ、中国語タイトルが『緑光』と翻訳されていたので、現地ファンやC-POPを知っている日本のSNH48ファンは、ずっと「ステファニー・スンのヒット曲『緑光』とかぶってるじゃないか」と思っていたはず。

その気持ち悪さを、北京BEJ48のスタッフがやっとスッキリさせてくれた。

イントロはAKB48『Green Flash』だが、突然、ステファニー・スン(孫燕姿)の『緑光』に曲が変わって、アウトロがSNH48中国語版『Green Flash』に戻るという、素晴らしい出来栄え。

これは北京BEJ48の音楽スタッフに「いいね!」を1000個ぐらいあげたい(笑)。

やっぱり上海SNH48の他に、北京BEJ48、広州GNZ48と、中国語でいわゆる「北上広(ペイシャングァン)」の三大都市に姉妹グループができると、それぞれ違ったおもしろさが出てくる。

北京、上海、広州の違いは、日本の秋葉原、難波、博多と比べ物にならないほどの違いがあるので。