SNH48ネクストガールズ(第33位~48位)オリジナル曲『アイヨアイヨ』音源公開!デヴィッド・タオ(陶喆)作曲

SNH48第三回総選挙ネクストガールズ(第33位~48位)のオリジナル曲『アイヨアイヨ(哎喲愛喲)』の音源がSNH48公式サイトで公開された。

SNH48『アイヨアイヨ』音源初公開 活力少女の青春の息吹いっぱい (2016/10/11)

ちょっとこの『アイヨアイヨ』というタイトル、日本語で言うとかなり恥ずかしいことになる。

でも中国語では「ええっ!」とかびっくりしたときの、ありふれた感嘆詞。仮に日本でシングルとしてリリースするなら『Oh!No!』とか英語にしたい感じがする。まあ日本でリリースしないから関係ないけど。

SNH48第三回総選挙 ネクストガールズ オリジナル曲
『アイヨアイヨ(哎喲愛喲)』

ここでアンダーガールズ(第17位~32位)オリジナル曲『ロマンティック・メロディー(浪漫関係)』の音源も改めてご紹介しておく。

SNH48第三回総選挙 アンダーガールズ オリジナル曲
『ロマンティック・メロディー(浪漫関係)』

第三回総選挙TOP16の『プリンセス・クローク(公主披風)』、アンダーガールズ(第17位~32位)『ロマンティック・メロディー(浪漫関係)』は、いずれも「JJ」こと林俊傑の作曲だった。

このネクストガールズ(第33位~48位)のオリジナル曲『アイヨアイヨ(哎喲愛喲)』はデヴィット・タオ(陶喆)の作曲。

公式サイトによればこのネクストガールズのオリジナル曲も、「ビヨンセ、レディー・ガガ、ジャスティン・ビーバー等米国の第一線の歌手やグループを担当した音楽プロデューサScottおよびその制作チームによる」制作らしい。あまりにいつものSNH48運営のオリジナル曲に似た編曲なので、本当かよと思うけれど。

個人的にはアンダーガールズの『ロマンティック・メロディー』よりも、このネクストガールズの『アイヨアイヨ』の方が、楽曲としては間違いなく優れている。

『アイヨアイヨ』から歌詞を取り除いて、少しテンポを遅めにして、デヴィッド・タオ本人が、ちゃんとブルーノートを使って歌っているところを想像してみてほしい。SNH48一期生のCC(徐晨辰)が歌ってもいい。

Aメロ、Bメロ、サビのCメロ、それらのコーラス、間奏のフェイク、かなりかっこいいブリッジのDメロでの転調、いたるところに、ブルース・スケールで歌うべき部分が聴こえてくる。

たぶんギター一本の伴奏でも、十分聴ける曲になるはず。

この気持ちいいR&B楽曲から、すべてのブルーノートを取り去って、テンポを上げると『アイヨアイヨ』になる。

もちろんアイドル曲なので、これはこれで全然良い。(じっさいにはこのBメロを正しい音程で歌うのはかなり難しい)

驚いたのは、特にDメロの転調のかっこよさも含めて、デヴィッド・タオ(陶喆)がまったく手を抜いていないことだ。

歌い手に歌唱力がなくてブルース・スケールが歌えないにもかかわらず、メロディーづくりにまったく手を抜いていない。その点で、デヴィッド・タオ(陶喆)には本当に感謝するしかない。

Dメロの「有我爲你心動 有我爲你等候」の部分なんて、たった4小節だけれど、ここだけでコーラスアレンジを前提としたゴスペルになっている。アイドル曲でこんなぜいたくなメロディーってあり?と思う。

『プリンセス・クローク(公主披風)』と『ロマンティック・メロディー(浪漫関係)』は、アレンジがないと成立しないダンスミュージック。

一方この『アイヨアイヨ』は、この音源のようにロック・アレンジである必要さえなく、一つの楽器の伴奏だけで十分成り立つR&B曲になっているのがすごいところ。別アレンジでCC(徐晨辰)ソロ希望!(笑)